物資輸送が県内本格化 震災被災者への精神科医派遣も

| 救援物資を積み込む自衛隊=大村市、県消防学校 |
東日本大震災の被災地に向けた県と各市町の救援物資の輸送が17日、本格的に始まった。また県は原子力発電所事故を受け、放射線技師を福島県に派遣。18日には被災者の「心のケア」のため、精神科医を宮城県に派遣する。これらの人材を4月末まで1週間交代で現地に送り込む方針。
集積所となった県消防学校(大村市森園町)には、県が備蓄していた毛布約2千枚とトレーニングウエア約300着のほか、県内21市町のうち12市町から、飲料水や乾パン、マスク、簡易トイレなどが次々に運び込まれた。
一方、福島県では原発事故の影響を懸念する声が広がっている。本県の放射線技師3人は避難住民に対し、放射線被ばく量の測定や除染、健康チェックなどを行う。心のケアは精神科医1人と看護師ら計5人でチームを編成。津波の直撃を受けた宮城県山元町の避難所で活動する。
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