福島第1原発事故 3号機原子炉建屋東側から黒煙、作業員11人避難
福島第1原発3号機の原子炉建屋から23日午後、黒煙が上がった。
東京電力によると、23日午後4時20分、福島第1原発の3号機の原子炉建屋東側から黒煙が上がり、1・2・3号機で作業していた作業員11人が避難したという。
黒煙の原因はまだ不明だが、東電福島事務所では、煙は建屋の内側から出ているとみられるとしている。
放水作業を行っていた東京消防庁と横浜市消防局の職員も一時退避し、東京消防庁などは、23日の放水作業は中止したと発表した。
黒煙が上がった前後の放射線量について、原子力安全・保安院は今のところ、異常が見られないとしている。
敷地内正門付近では、午後2時20分に1時間あたり435マイクロシーベルトを記録していたが、黒煙が確認された午後4時20分には、1時間あたり280.9マイクロシーベルト、その後、午後4時40分に274.4マイクロシーベルトとなっていて、今のところ、放射線量では異常が見られないという。
(03/23 20:25)