2011年1月31日 12時6分 更新:1月31日 13時21分
【ドーハ江連能弘】サッカーのアジアカップ決勝から一夜明けた30日、日本代表のザッケローニ監督は当地で取材に応じ、今後の代表強化について言及する中、自身のシステム論について語った。
ザッケローニ監督はイタリア1部(セリエA)でウディネーゼ、ACミランを率いた当時、守備を重視する傾向の強いイタリアの中で、3-4-3(DF3、MF4、FW3)の攻撃的システムで結果を残し、注目を集めた。日本代表監督となり、昨年末の大阪合宿では3-4-3システムの練習をしたが、アジアカップでは日本代表が慣れ親しんだ4-2-3-1(DF4、守備的MF2、攻撃的MF3、FW1)で全6試合を戦い、試合展開に応じて3人を前線に配置する4-3-3にも切り替えた。
今後、どのシステムを採用するか問われたザッケローニ監督は、「日本の選手は技術力が非常に高く、複数のポジションをカバーすることができるため、いろいろなシステムが使えると思う」と新システムに着手する可能性も示した。
さらに、「私は世の中にあるシステムを全部試したと思っているし、新しいシステムのバリエーションは日々探求している。環境に応じて修正しながら使っていく」と語り、「唯一変わらないことは勝つために試合をすることだ」と語った。