就活:選考活動は4年生の8月以降に 私大団連が意見書

2011年1月31日 19時48分 更新:1月31日 20時56分

 日本私立大学団体連合会(会長、白井克彦・早稲田大前総長)は31日、早期化する大学生の就職活動について「会社説明会など広報活動を3年生の3月以降、面接など選考活動を4年生の8月以降とするのが望ましい」とする意見書を日本経団連に出した。過熱する就職活動を巡っては昨秋以降、経済団体の発言が相次いだが、大学側からは初めて。

 私大団連は日本私立大学連盟など3団体(517大学加盟)で構成。「3年生の3月の学年末試験後に広報活動を始めて、8月に選考してもらえれば学業への支障が最小限になる」のが理由という。

 現在は多くの企業が広報活動を3年生の10月以降、選考活動を4年生の4月以降に開始しているが、日本経団連は1月、広報活動を2カ月遅らせて「3年生の12月以降」とする指針を公表。経済同友会も広報活動を「3年生の3月以降」、採用活動を「4年生の8月以降」にすることを提案している。国立大学協会と公立大学協会も意見表明の準備を進めている。【遠藤拓】

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