イスラエル:「友好を継続」 エジプト情勢に初の公式見解

2011年1月31日 11時15分

 【エルサレム花岡洋二】エジプト情勢を巡り、隣国イスラエルのネタニヤフ首相は30日、「30年続いた平和な2国関係を持続することが私たちの目標だ」と閣議の冒頭で発言した。政府として初の公式な反応で、安全保障上、エジプトとの友好関係継続の必要性を訴えた格好だ。

 首相は前日までに、米国のオバマ大統領らと電話で意見交換し、全閣僚に対し「エジプトや中東全域の動きを注意深く見守っている。最大限控えめに、分別のある行動を」と述べ、エジプト情勢に関する公の発言を控えるよう指示した。

 また、在カイロのイスラエル大使館は30日、臨時休館した。大使館員の家族55人は前日帰国したが館員は残り、情報収集を続ける。

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