2011年1月30日 18時22分 更新:2月2日 19時54分
【ドーハ江連能弘】サッカーのアジアカップは最終日の29日(日本時間30日未明)、当地で決勝があり、日本がオーストラリアを延長戦の末に1-0で破り、2大会ぶりの優勝を果たした。延長後半4分に、途中出場のFW李忠成(り・ただなり)(サンフレッチェ広島)が決勝点を挙げた。日本は単独最多となる通算4回目の大会制覇。大会最優秀選手にはMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が選ばれた。
日本は2014年ワールドカップ(W杯)のプレ大会として、13年にブラジルで行うコンフェデレーションズカップの出場権を獲得した。
○…本田圭が決勝で放った2本のシュートは枠をとらえなかったが、相手に押された厳しい時間帯にキープ力を生かして流れを食い止めるなど、勝利に貢献した。「優勝は満足しているが、個人としては悔しさの方がある。全部の試合がギリギリで周りに助けられた。オレの理想は違う。自分自身が成長し、個人で救える存在になりたい」と、独特の表現で自身の今大会を表現した。
ただ、表彰式後のインタビューでは「充実した3週間だった」とも。大会最優秀選手に選ばれ、「チームのみんなに贈られたもの」と、周囲への感謝も忘れなかった。