新燃岳噴火:3回目の爆発的噴火…2日ぶり

2011年1月30日 17時13分 更新:1月30日 19時59分

活発な活動を続ける新燃岳。火口(左)から斜面を駆け下りる灰色の噴煙=鹿児島県霧島市で2011年1月30日午後4時16分、加古信志撮影
活発な活動を続ける新燃岳。火口(左)から斜面を駆け下りる灰色の噴煙=鹿児島県霧島市で2011年1月30日午後4時16分、加古信志撮影
鹿児島県が大浪池に設置したライブカメラに映った30日午後2時ごろの新燃岳の映像=鹿児島県提供
鹿児島県が大浪池に設置したライブカメラに映った30日午後2時ごろの新燃岳の映像=鹿児島県提供

 宮崎、鹿児島県境にある霧島山系の新燃(しんもえ)岳(1421メートル)で30日午後2時前、2日ぶりに爆発的噴火が起きた。新燃岳は26日から噴火活動を活発化させており、爆発的噴火は27、28日に続き3回目。

 鹿児島地方気象台などによると、爆発的噴火に伴う噴煙の高さは火口付近が雲に覆われていたため不明。噴煙は北西の風を受け宮崎県都城市、日南市、串間市、高原町などで降灰が続き、市民生活に深刻な影響が広がっている。噴火に伴い空気が振動する空振も観測。噴石を飛ばす小規模な噴火が続いた。気象台は引き続き、火口周辺2キロ内へ立ち入らないよう注意を呼び掛けている。

 一方、宮崎空港では30日午後5時までに発着の9便が欠航し、夜間の2便が欠航を決めた。宮崎自動車道は高原-都城間の通行止めが続いている。

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