2011年1月25日 23時23分 更新:1月25日 23時37分
【ドーハ江連能弘】サッカーのアジアカップは大会第16日の25日、当地で準決勝2試合を行い、2大会ぶり4回目の優勝を狙う日本はアルガラファ競技場で、13大会ぶり3回目の頂点を目指す韓国と対戦、PKで先制を許したが、前半36分に前田(磐田)の得点で追い付き、前半は1-1で終えた。
日本は前半23分にPKを奇誠庸(キ・ソンヨン)に決められた。ペナルティーエリアで朴智星(パク・チソン)と競り合った今野(FC東京)が反則を取られた。だが、前半36分、左からドリブルで攻め込んだ長友(チェゼーナ)の折り返しに前田が合わせた。国際サッカー連盟ランキングは日本の29位に対し、韓国は39位。1954年の初対戦以来、今回が71回目の日韓対決で、前回07年大会では日本が3位決定戦で韓国にPK戦の末に屈した。
もう1試合は、ともに初の4強入りを果たしたウズベキスタンとオーストラリアの顔合わせ。
今大会で3位以内に入ると、次回15年大会の予選が免除される。優勝チームには、13年にブラジルで開かれるコンフェデレーションズカップの出場権が与えられる。3位決定戦は28日、決勝は29日に行われる。
○…日本は前田のゴールで追いついた。前半36分、長友の左からの折り返しに相手DFより先に足を伸ばし、今大会3点目。昨年10月に0-0で引き分けた韓国との親善試合にも先発し、「やりづらさはない」と話していた。普段から「点を取りたい」と繰り返す前田が、その言葉をプレーに表現してみせた。