東日本大震災で秩父市郊外の秩父ミューズパーク内コテージで避難生活する17家族66人は22日、初めての炊き出しを受けた。同市赤十字奉仕団秩父支部が「温かい食べ物を」と夕食を用意した。
福島県いわき市や南相馬市などから避難した人が大半。奉仕団の根岸きぬ子委員長ら6人がのりを巻いたおにぎり100個とけんちん汁を用意した。
いわき市から家族4人で避難してきた森るみ子さん(44)は「市内の民宿に居たが、コテージの開放を知り移った。20日から食パンを中心に食べていたので、ご飯と温かな食事はありがたいです」と話した。【岡崎博】
毎日新聞 2011年3月23日 地方版