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53年ぶりの出荷 復活クマモト・オイスター 2011年03月15日

53年ぶりの出荷 復活クマモト・オイスターの写真、図解
「大海食堂・HERO海」に直接クマモト・オイスターを届け、手渡す養殖業者の山崎昭夫さん(中央)=熊本市
 高級カキとして米国で人気があり、県がブランド化を目指して試験養殖している熊本原産「クマモト・オイスター」の出荷が14日、始まった。県内産として1958年以来53年ぶりの出荷となる。今季分の約1万個はすべて今月末まで飲食店20店や市場など県内限定で出荷。濃厚で甘く「カキの女王」と評される幻の味を試してもらい、県民の認知を高めていく戦略だ。

 クマモト・オイスターは小ぶりで、マガキの半分ほどの大きさ。成貝でも殻の長さ60~70ミリ、厚みも25ミリ程度。戦後、熊本から輸出された種ガキが米国で養殖され、人気を得た。その後、世界各地に広がり、日本にも“逆輸入”されている。

 県水産研究センター(上天草市)が2009年、稚貝の大量生産に成功。10年2月には天草市や芦北町など10カ所の生産者団体に稚貝を提供し、試験養殖に取り組んでいる。県は今後、出荷量を増やしていく方針。

 出荷式が同日、熊本市のJR熊本駅構内の「大海食堂・HERO海」であり、天草市御所浦町の山崎昭夫さん(50)が養殖した100個を直接手渡した。

 生で味を確かめた蒲島郁夫知事は「世界に知られるカキ。原産地の熊本産が復活した意義は大きい」と期待。生産者協議会の八里政夫会長も「すべてが手探りで大変苦労したが、良いカキができた」と目を細めていた。(上田良志)


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