特養と老健の違いってわかる?

老健と特養の違いなど、介護・福祉業界を全く知らないと、就職活動もどういう方向でやったらいいのかさっぱりわからないはず。まずは職場を理解するためのこの用語集を読んで、基礎知識を身につけよう!

更新日:2001年08月22日

介護・福祉業界の仕事

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文章:宮下 公美子(All About「介護・福祉業界で働く」旧ガイド)
介護・福祉業界を全く知らないと、就職活動もどういう方向でやったらいいのかさっぱりわからないはず。まずはこの用語集を読んで、職場や仕事についての基礎知識を身につけましょう。今回はまず職場について解説します。

●「特別養護老人ホーム」
 略して特養。身体や精神に障害などがあって、家庭での介護が難しい、65歳以上の高齢者が入所する施設。入所者にとっては生活の場であり、終の棲家となります。

 職場として見ると、自立に向けて積極的な介護を行うというよりは、日々の生活に寄り添う介護が中心。入所者を長い目で見て、じっくりと関わっていきたい、快適な毎日を過ごせるよう支えたいという人に向いているのでは。でも、自分自身でモラル維持や介護技術のレベルアップを心がけていないと、日々の仕事に流されていってしまう危険もありそう。


●「介護老人保健施設」
 略して老健。マヒやけがの症状が安定した高齢者を、原則として3ヶ月を限度に受け入れ、自宅での生活を可能にするためにリハビリテーションを行う施設。家に帰すことを目的にしているところが、特養との大きな違い。
しかし実際には、特養の空きが出るまで、特養代わりに使われているケースも。リハビリに力を入れている施設、代用特養に甘んじている施設と、施設によってかなり運営実態が違うので、就職するなら見極めが大切。

 職場としてみると、介護度を下げて自宅での生活を可能にするための施設なので、介護の方向性が明確。目標を設定して、それをクリアしていきたい、仕事で達成感を得たいという人に向いているかも。介護職、看護職、リハビリを担当する作業療法士や理学療法士など、様々な職種が、入所者の機能向上を目指して力を合わせる職場でもあります。

※次のページは「居宅介護サービス事業者(ホームヘルプ)」「居宅介護支援事業者(ケアプラン作成)」

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