神戸市会最終日傍聴
テーマ:神戸・明石市議選挙前最後の神戸市議会本会議を傍聴しました。
市議会の傍聴も2回目で、直通エレベーターで25階へ。
25階で手続きして、最上階の30階に傍聴席があります。
議場は29階になり、26~28階は委員会室や議員控室。
一般傍聴者は5人くらい。私は傍聴席中央部付近に着席。
今回も公明党の北川市議が一番乗り。こだわっている?
欠員3を除く66人の市議会議員全員が出席していた。
市長や市当局者の服装は災害対応時のものでした。
まず、東北地方・太平洋沖大地震での犠牲者に対して、
10時開会の冒頭で、議場にいる皆で黙祷を捧げました。
そして、東日本大震災に関する決議を「異議なし」で採択。
続いて、教育委員会委員1名の任命も「異議なし」で承認。
次に、今年度関連議案も「異議なし」。(共産党は一部反対)
来年度予算及び関連議案については、共産党が対抗。
予算組み替え動議を出して、市長に原案修正を求めた。
共産党議員が共産党の従来の主張で説明していた。
「市民の暮らし優先」という共産党の主張は素晴らしい。
しかし、「低負担・高福祉」はあまりにも無理がある…。
共産党の動議は自党議員のみの賛成少数で否決。
予算原案に関しては、新社会党の議員も反対討論。
「敬老パス」「神戸空港」「借り上げ住宅」問題について、
市の政策はあまりにも不十分として、市当局を糾していた。
予算原案は自民・民主・公明・たち日・みんなの賛成で可決。
関連議案については、新社会や市民力も一部で賛成した。
共産党はすべての予算関連議案に対して反対を貫いた。
最終日と言うことで、請願についての採決も行われた。
「イラク戦争第3者検証委員会設置を国に求める請願」
「神戸空港の現状と予測のさらなる情報公開」関連2件。
共産党と新社会党が採択を求める討論を行ったが、
共産・新社会・市民力の賛成少数で不採択となった。
雇用促進対策の拡充を求める意見書も同様に不採択。
特別委員会の活動経過報告の後、議案外質問。
市政与党「民主党」の議員が矢田市長へ質問をした。
東日本大震災の支援に関して、神戸にできることは何か?
阪神大震災を経験した神戸として行うべき支援とは何か?
神戸市は、東北の地震後に緊急消防援助隊を派遣した。
その後、仮設住宅など震災経験を活かした支援をしている。
「救援物資募金」を設けて、市民には募金してもらって、
その資金で被災地のニーズに合う物資を送るというものだ。
最後に、市長と議長の挨拶で定例市会は閉会した。
「神戸が一体となって東日本大震災復興を支える」とのこと。
ところで、今年度で副市長が1人退任する。後任は未定。
民間人副市長の選任を目指すが、時間がかかっている。
今年秋ごろには、矢田市長は何らかの結論を出すらしい。