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【芸能・社会】欽ちゃん義援金行脚 被災地のファン宅へ2011年3月19日 紙面から
東日本大震災を受け、タレント萩本欽一(69)は仕事先の津市内で本紙のインタビューに応じ、被災地に義援金を持ってファン宅を回る「欽ちゃん義援金行脚」を計画していることを明らかにした。「連絡を入れて訪れると気を使われるから。コンコンとノックして突然、行きます」と欽ちゃんならではの方法で被災者を見舞う。 萩本は阪神大震災(1995年)でも、神戸市などのファン5人の自宅を訪問した。 今回は「応援しようとしても、みんなの面倒は見られない。僕たちそれぞれが少しずつ応援して縁を広げたい」と東北を訪れる。阪神のときの行脚は「報じてほしくもなかったしね…」。一般には知られていない。 阪神大震災の際は、復興状況を見ながら半年後に訪問。仕事で神戸入りしたときに2回に分けて訪れたという。5人は93、94年に公開された短編映画「欽ちゃんのシネマジャック」の観客。「すてきなファンレターをもらって、ほっとけないなと思ってね」。被災し転居した人もいたが、近所の人に聞いて、たどり着いたという。 また、高校生に5万円、夫婦で被災した人には少し多めの額を手渡したという。「進学を目指していた18、19歳の女の子はあきらめないで勉強を続けるから、とこっちが元気をもらった」と振り返る。「物質的なことより一人一人がよし、がんばろうと元気を出してくれれば」と期待している。 東日本大震災での行脚先は、番組で共演した宮城県気仙沼市在住で被災した元タレント気仙沼ちゃん(56、本名白幡美千子)をはじめ、ファンレターをもらった人を対象に被災地の状況を見ながら決めることにしている。 PR情報
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