「WBC世界フェザー級タイトルマッチ」(4月8日、両国国技館)
王者・長谷川穂積(真正)が22日、初防衛戦後に東日本大震災の被災地に赴き、支援活動を行う意向を明かした。「必要とされるのならばぜひ行きたい」。被災者に直接元気を届けるつもりだ。真正ジム・山下会長は「一緒に行くつもり」とし、現地での炊き出しなどを計画している。
同ジムでは全所属選手が、次戦のファイトマネーの一部を義援金として寄付する。長谷川は「個人的にもやりたい」と募金活動にも積極的に協力。15日には近くのゴルフクラブで救援物資を受け付けていると知り、スーパー数件を巡り、米、水、ミルク、缶詰を買える分だけ購入して届けた。
「大事なのは震災報道が落ち着いてからも継続してやっていくこと」と、長期的な支援を考えている。「簡単なことは言えないけど、今を頑張って、頑張り抜いてください」と被災者にメッセージを送った。
この日は神戸市の同ジムで、初防衛戦に向けてミット打ちなどで汗を流した。「可もなく不可もなく、いつも通り」と笑顔を見せ、順調な調整ぶりをうかがわせた。
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