NHKニューストップへ
※ すべての機能を利用するには、JavaScriptを有効にしてください。

1号機 炉心高温で冷却強化

3月23日 11時0分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

経済産業省の原子力安全・保安院は、23日午前10時すぎの記者会見で、原子炉の温度が高い状態が続いている福島第一原子力発電所1号機について、炉心の温度が設計温度の302度を超え、およそ400度に達したため、これまで使っていた配管に加え、23日午前2時23分から、別の配管を通じて炉心への給水を始め、炉心の冷却を強化したことを明らかにしました。福島第一原発1号機では、震災で通常の外部電源や非常用の電源が使えなくなり、消防ポンプ車を使って応急的に海水を注入して原子炉を冷やす措置を取っていましたが、原子力安全・保安院では、原子炉の燃料が出す熱に対し、十分な冷却効果がなかったとみています。