今回は、太平洋回りで進みました。
全走行距離1879キロ。
よく走りました。
そして、命のリレー隊が全国に広がって、みごとな連携で動物達が救われています。
参加して下さっている方々は、同じ目的を持っています。
被災者様の心に安堵感を持って頂く為に、ペット達を探す事・救う事・お預かりする事・・・。
その思いがこの先、どうか、良い方向に向かって行きますように・・・。
朝一番で、大阪の運送会社の社長様と従業員の方々が、皆さまからお送り下さったフード等の物資を運んで下さいました。

乗用車では、運ぶ量も知れています。
大変助かりました。有難うございました。
その後、郡山方面・いわき市方面・新潟山形まわりの仙台方面などへ、待っている子達を思いながら車は出発して行きました。


さて、一番要請が多い場所は、福島県です。
原発問題で、津波被害のご遺体の捜索も手つかずだそうです。
ギリギリまで行きましょうと、進みました。
もちろん、防護服も持参しました。
向かった先は・・・。

避難してきたバスが止まり、防護服に包まれた自衛官が沢山いらっしゃいました。


役場から依頼を受けておりました。
「明日、第2の避難場所へ最終のバスが出ます。」と。
多くの方が、動物達を預けられました。
しかし・・・最後まで預けれなかった方がひとり。。。
避難所へ向かうバスには、動物は乗せる事が出来ません。
何度も何度もお願いしました。
「どうか、最後の一頭ならば乗せてやってほしいと・・・」
しかし、そうすると皆が自分も自分もと、なるのでそれは出来ない!でした。
私は、原発からの距離を測り、「危ない・・・危険だ!」なんて思っていましたが、代表は、躊躇する事無く、「行くぞ!!俺一人でも行って、じいちゃんの心も犬も救ってやる!!」と、言いました。
滋賀の出発予定時間を過ぎても、救助要請の電話は鳴りっぱなしでした。
皆さん、涙です。
どの子もみんな助けに行きたいです。
役場からの要請を受けてた、ワンは無事に保護しました。

そして・・・避難所の周りを歩いて居ると、裏側に一頭の子が繋がれていました。

「この子は?」と聞くと、双葉から飼い主さんと来たようですが、次の避難場所には連れて行く事が出来ず、置かれて行ったようです。」との事でした。
直ちに、ケージを組み立てて保護しました。
おとなしい良い子です。
きっと、大切に育てられていたのでしょう。。。
飼い主さんが、どんな思いで置いていかれたかと思うと、切なくなります。
(少し落ち着きましたら、保護した子達の写真を載せます。)
その後、地域を出るのに被爆していないか、スクリーニング検査を受けました。



大丈夫でした!!
さて、その足で要請を受けて居た地区に入りました。
ここも変わり果てた地となっていたのです。





津波前のこの町は、本当に穏やかな時間が流れていたのでしょう。
誰一人として、このような天災で全てを失うなんて思ってもみなかったでしょう。
ペット達も普通に生活し、飼い主のそばに寄り添い暮らしていたのでしょう。
もう、手をつける事さえできない状態に、壊滅していました。
飼い主さんの気持ちを思うと、自分なら・・・と皆が考えてしまいます。
辛くて悲しくて、胸が張り裂けそうな思いを震災後、ずっとしておられるのです。
原発の地域で取り残された子も多数です。
救助要請のメッセージです。(涙)
*庭に繋がれたまま10日目です。
避難所へ連れて逃げることが出来ず泣く泣くドッグフードを沢山置いて来たそうなんですが原発の見通し等、犬の体力も限界と思い、又、自分達での救出が出来ず申し訳ありませんが助けて下さい。
*家族が避難する時に、逃がしたので、近くいると思います。
*屋外にいます。避難の際、原発がこんなことになると思わず、2〜3日分のエサしか置いてきませんでした。水も飲めていないと思います。どうか救助をお願いします。
*最後にありったけの餌を与えてきたらしいのですが、どうか落ち着くまで預かってください!!
クルーは昨年亡くなった父と私で選んできた想い出のある犬なのでとても心配しています。
*地震の前から15歳の老犬のラブラドールは歩く事が不自由になっています。
車庫に鍵がかかっている可能性がありますが、登って入ってもらえば玄関は空いています。
放し飼いになっています。お願いします。
*原発避難区域の為止む無く置いてきたそうです。
庭に繋いでいたのを東電職員の方が放してくれたとこまでわかっています。
多分4頭一緒にいるかと思われます。
飼い主は置いてきた事に凄く苦しんでいます。
全員車好きでドアを開けるとすぐに飛び乗るそうです。向かっています!!
松本班長率いる弟4陣が、今朝3時半に戻り打ち合わせ終了が6時半でした。
ガソリン・フードなどを積み込み再び、被災地に向け夕方出発しました。
現場で、リレー隊の方々とも合流します。
自宅から車で逃げだし、ガソリンが途絶えワン達のみ車に残されていました。

エンジェルズリレー隊の皆様、本当に有難うございます。
昼夜を問わず、動物達の為に走り続けて下さっております。
この被害が収まり、動物達が無事に家族の元に帰ったら、必ず東北でみんなで嬉しい涙を流しましょう!!
ご家族もペット達も笑顔が戻るその日は、必ず来ます。
それまで、動物達の為に出来る事を協力し合って進んで行きましょう。
NPO法人 動物愛護団体 エンジェルズ
ホームページ代表の「ズバリ一言!!」
*義援金のお願い*細々した要請のある物資は、こちらで購入して搬送致します。
御支援者様へのお手間を省くとともに、今現在必要であるものを素早く確実に現場へ運ぶ事を目的としております。
お振込先郵便局:口座番号:14630-16534321
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体 ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイエンジェルズ
滋賀銀行:今津支店・普通口座・番号:598577
口座名義:特定非営利活動法人 動物愛護団体ANGELS
トクヒ)ドウブツアイゴダンタイ エンジェルズ
*お振込の際は、「命のリレー義援金」と明記して下さい。
明記出来ない場合、メールにてお知らせくだされば幸いです。
*緊急ご支援のお願い*ドックフード各種
ガソリン携行缶
高圧洗浄機
除菌消臭剤
搬送用クレート各種サイズ
猫ケージ
[ 2011/03/22 00:00 ]
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疑いとかを晴らすために物資などを積んだトラックの中の写真とかとってみてはどうでしょう?
一枚目と二枚目のjpgのファイル名
yumicyannnnnとkaneyaaaaaaってどういう意味なんですか?
全部大きな画像だと見やすくていいと思います。
滋賀のボラの人達もがんばってるみたいです
代表様、職員の皆様、ご活躍に感動いたしております。
写真に載っているワン達が救助されなかったときの行く末を考えたとき
皆様が神様のように感じられます。
無理をせず、尚且つ一匹でも多くのワン達を助けてあげてください。
無力ながら応援いたします。
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