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【サッカー】J選抜20人決定 カズ「全力でプレーする」2011年3月23日 紙面から
Jリーグは22日、東日本大震災の復興支援慈善試合(29日・長居)で日本代表と対戦するJリーグ選抜のメンバー20人を発表した。昨季Jリーグアウォーズの優秀選手投票を基に選考され、MF中村俊輔(32)=横浜M=、DF闘莉王(29)=名古屋=ら南アフリカW杯出場組8人に加え、被災地の岩手県出身MF小笠原満男(31)=鹿島=、仙台からMF関口訓充(25)とMF梁勇基(29)が選ばれた。人気と実績を考慮され、FW三浦知良(44)も選出された。 今回の慈善試合出場の打診に快諾したカズは、自らのプレーで被災地の復興支援を誓った。「サッカーで何かできないかと思っていた。今回はサッカー界を挙げてのこと。僕もその一人として、協力したい」と意気込みを語った。 ただ、複雑な心境でもあった。出場を快諾したものの、その後に横浜FCのチームスタッフの祖父が宮城県石巻市で亡くなった知らせが届き、気持ちは揺れた。「今の被災地の厳しい状況の中で、僕はプレーで(復興を願う気持ちを)伝えられるのか、正直言って不安はありました」と自問自答を続けたという。 そんな日々の中で思い出したことがある。95年の阪神淡路大震災直後には神戸を激励に訪れ、同年7月の神戸復興支援チャリティーマッチに出場。そして07年の新潟県中越沖地震のときも、チャリティーマッチに参戦し、観客を沸かせた。「何年か後に、神戸、新潟の人から『うれしかった』と言われた」。この感謝の言葉が、カズの背中を後押しした。 横浜FCは地震直後の6日間をオフとしたが、その間も自主トレを続け、今の体調は万全と言い切る。ブラジルのパルメイラスに在籍していた86年、クリチバ時代の89年に続き、これが3度目の日本代表との対戦だ。「憧れの日本代表が相手ですし、勝負にこだわって、グラウンドの上で全力を尽くす。ゴールでも、アシストでも、自分らしいプレーができればいい」。迷いなく、全力でプレーすることが最大の復興支援だと信じ、カズがチャリティーマッチのピッチに立つ。 (相原俊之) PR情報
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