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【プロ野球】

新井選手会長「必ず変わると信じている」

2011年3月23日 紙面から

蓮舫節電啓発相との会談を終え、記者の質問に答える新井貴浩選手会長=東京・霞が関の内閣府で

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 選手会に追い風が吹いた。加藤コミッショナーらとともに文科省、経産省、蓮舫節電啓発担当大臣を訪れた労組プロ野球選手会の新井貴浩会長(34)=阪神=は、「各大臣の方々も選手会の意思を理解して、頑張ってくれと言ってくれた。勇気づけられた」と喜んだ。

 前日21日に選手会としての見解を発表した。それがセ・パ同時開幕。東日本大震災により、日本が未曽有の苦境に立たされている。被害は今も拡大し続け、逼迫(ひっぱく)した電力の問題も抱えている。29日のセ・リーグ開幕を国民が願っているのか−。抱く思いをありのままぶつけた。

 新井会長が「ストライキはやらないと言っている。ブラフなしで来ている」と言ったように、選手会はさきに強硬手段を交渉のカードとしないことを確認していた。そして「いくら(シーズンが)延びてもいい。144試合とCS、日本シリーズを消化する覚悟がある」と強い意志もあった。

 その反応が、蓮舫担当相などの「選手会の声がファンの声」という賛同だった。さらには、選手会が疑問に思っていたセ・リーグの開幕を25日から29日へ4日間ずらした意味を問う声までもあがった。「必ず変わると信じている。これで変わらなかったら、この先プロ野球はどうなっていくのかというのが正直な感想です」。“戦う選手会長”は最後、祈るようなまなざしだった。

  (島田明)

 

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