ACジャパンのテレビCMで子宮頸(けい)がんや乳がん検診の必要性を訴えている女優の仁科仁美(26)が21日付のブログで、東日本大震災の影響でACジャパンのCMが大量にオンエアされ苦情が出ていることについて“苦しい胸の内”をつづっていることが22日、分かった。
仁科は母親の女優仁科亜季子(57)とともに同CMに出演。視聴者からは「しつこい」「内容がこの時期にそぐわない」などの苦情がACジャパンに寄せられ、音声の一部が削除されたり、震災に対応した新CMを19日からオンエアするなどの対応に追われた。
ブログでは2人の連名で「今、私達母娘のCMが沢山放送されています。この状況は私達母娘も、想像もしていませんでした。それと同時にどうする事も出来ないのが現状です」とコメント。
さらに「今回の災害の状況、日に日に大きくなる被害や被災された方々の事を思うととても複雑な心境です。この場を借りて私達母娘からの伝えたい気持ちを伝えさせてください。ただ1人でも多くの方が笑顔になってくださる事を心より願ってます」としている。
一方で仁科は、母の亜季子が実際に子宮頸がん体験者であることも踏まえ「長年に渡り子宮けい癌の啓発活動に力を注いできた私達は今とても悩んでいますし、心が痛みます。私達は、少しでも力になりたくて、思いを込めやらせていただいたお仕事です」とCMに理解も求めている。
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