公開質問状
2011年3月23日
東京電力株式会社
会長 勝俣恒久殿
核武装推進委員会 代表 岩橋未子
公 開 質 問 状
去る、2011年3月11日、マグニチュード9、0という歴史上まれにみる地震が発生しました。その後、この地震は東日本大震災と名付けられました。その際に起きた福島第一原子力発電所の出来事についてお尋ねしたいことがあります。
「震災当日、勝俣恒久会長、清水正孝社長ら最高幹部3人が出張中で、特に、勝俣会長と皷紀男副社長は、日中の経済交流を進める「愛華訪中団」の一員として中国・北京におられ、当日中に本社へ戻れなかった、また、清水社長は当日、関西方面に出張中だった」
ということがニュースで伝えられております。 さらに、ネットなどでは、東京電力の最高幹部は銀座で、毎晩のようにどんちゃん騒ぎをしていたという噂があります。 また、今回の原発事故では、冷却水が失われたことにより、事故につながったことが連日のように報道されています。
3月14日、産経ニュースなどで、以下のような事実が報道されています。
「東京電力は14日、福島第1原発2号機に海水を注入していたポンプは、職員がパトロールに出掛け、目を離したすきに、燃料が切れて停止したと明らかにした。」
また、3月15日の20時頃、NHKでも同じような報道がありました。
「海水注入ポンプの原動機から離れるときにオイルを確認しなかったため 燃料切れで冷却水が送られなかった。冷却水ポンプの側から離れるときに燃料の残量を確認しなかったため、ポンプが止まり燃料棒の冷却水位がほぼ空焚き状態まで下がってしまった。」
そして、「ニュースの深層」という番組でも同じようなことが伝えられています。
「ポンプの中に油を入れなきゃならないのに忘れてしまって、ポンプが止まって冷却水の注入ができなくなった。」
今回の冷却水の問題が、初期の段階での人為ミスとするならば、社会に与えた影響は計り知れません。
最後に、読売ニュースではこのような報道もされていました。
「東京電力によると、福島第2原発で現場の作業員1人が死亡した。 死亡したのは、東京電力の協力会社・国勇工業のハヤカワ・オサムさん(54)。 経産省の原子力安全・保安院によると、積み荷に当たって 心肺停止となったということだが、死亡時間などくわしいことは わかっていない。 また、福島第1原発では東京電力職員・小久保和彦さん(24)と 寺島祥希さん(21)が行方不明となっており、東京電力が確認を急いでいる。 」
以上のことから、今回の一連の報道が事実であれば、私たち国民に与えた影響は計り知れないとともに、貴社の経営体質に疑念を持たざるをえないため、以下の事項について質問いたします。
1、会長と社長、そして副社長は、震災発生後、遠隔地より、どのような陣頭指揮をとられたのでしょうか。
2、私どもは以上の報道の事実から、貴社の最高幹部の飲食を接待した者は外国勢力ではないか、との疑いを持っていますが、そういう事実はあったでしょうか。 外国勢力とは外国の意思を受けて工作活動する者のことです。
3、「ポンプの中に油を入れなきゃならないのに忘れてしまって、ポンプが止まって冷却水の注入ができなくなった。」という報道は事実でしょうか。事実であれば、いったい国民にどのように説明されるおつもりですか。貴社はすべてを情報公開すべきであります。 事実でなければ、いったいどのようにして原子炉が冷却できなくなったのでしょうか。
4、社員の中に外国勢力に工作されているような不審者はいないでしょうか。いるかいないかをきっちり精査して報告していただきたい。
5、亡くなられたハヤカワ・オサムさん(54)は、貴社の協力会社・国勇工業の経営陣、または社員で間違いありませんか。積み荷にあたってということでしたが、そのときの状況を報告いただきたい。
6、行方不明となっている小久保和彦さん(24)と 寺島祥希さん(21)は、貴社の社員で間違いありませんか。その後の行方は把握しておられますか。 把握しておられましたら、お教えください。
恐れ入りますが、3月中を目処に、遅くとも4月中には、精査して回答をいただけますようよろしくお願いします。
コメント