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地震:九段会館で天井落下 2人死亡34人重軽傷

天井が落下した九段会館で手当を受ける人たち=東京都千代田区で2011年3月11日、井上俊樹撮影
天井が落下した九段会館で手当を受ける人たち=東京都千代田区で2011年3月11日、井上俊樹撮影

 東北沖大地震で、東京都千代田区九段南1の九段会館では午後2時46分ごろ、東京観光専門学校(新宿区)の卒業式中に天井が落下した。警視庁によると、同校の生徒ら34人が重軽傷を負い、50歳くらいの女性2人が死亡した。

 同校などによると、卒業式は九段会館の大ホールで開かれていた。ホールは1階席と2階席に分かれていて卒業生383人、教職員80人、保護者100人、同校の1年生30人の計593人が出席していた。1階には卒業生や教職員ら、2階には保護者らが着席していたという。

 地震は成績優秀者の表彰式直後に発生。職員が「動かないように」と指示を出したが、数十秒後に壇上や1階前列部分の天井が崩落し、教職員や生徒が巻き込まれたという。

 警視庁によると、九段会館の天井崩落のほかにも江東区の金属加工会社「谷工業」で、劇薬である「トリクレン」をかいだ60代の男性社員2人が死亡した。地震の揺れで倒れるなどした劇薬をかいだ可能性があるという。

毎日新聞 2011年3月11日 19時36分(最終更新 3月12日 0時45分)

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