▽湯崎英彦知事と秋葉忠利広島市長は18日、中区のそごう広島店前で街頭募金に立った。県や市の職員ら約20人と、寄付を呼びかけた。湯崎知事は「一日も早く生活の再建が実現できるよう、ご協力お願いします」、秋葉市長は「皆さんの『何とか力になりたい』という熱い気持ちを力に変えていきたい」と訴えた。この日、同市立牛田新町小を卒業したばかりの吉野壮一郎君(12)は「原発の事故や食料が届いていなかったりするのをテレビで見て、何か協力したいと思った」と話した。
▽呉市社会福祉協議会などは19、20両日午前11時半から2時間、そごう呉店周辺で、被災地でのボランティア活動資金を募る。
▽県立美術館は、4月5日から開催予定だった特別展「印象派の誕生」の中止を決めた。出品予定の84点の6割を占める仏の政府機関が、原発事故を理由に日本への美術品輸出停止を命令したため。美術品への放射線の影響を懸念したとみられる。同美術館(082・221・6246)などで前売り券の払い戻しに応じる。
毎日新聞 2011年3月19日 地方版