'11/3/20
核廃絶の署名用紙で国連に塔
米ニューヨークの国連本部に今月、核兵器廃絶の署名用紙102万筆分を積み上げたモニュメントが常設展示された。署名は、平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)が提出した。24日、現地で記念式典が開かれる。
国連軍縮部によると、「都市を攻撃目標にするな(CANT)キャンペーン」の署名用紙を高さ3メートルに積み上げて2本の塔を作り、ガラスで覆った。式典には、潘基文(バンキムン)事務総長が出席を予定する。
軍縮部の担当者は「署名は世界中から集まっている。核軍縮における市民社会の影響力を示す最適な資料。芸術作品として残すことを決めた」と話す。
【写真説明】核兵器廃絶署名の束で造ったモニュメント(国連軍縮部提供)