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もう、挫折しない。資格独学を仲間とともに。
簿記2級 | 派遣社員 | ||
女 | 20代 |
正社員になりたい! 私はそんな単純な理由から、簿記2級の資格を目指しました。以前、私は派遣社員として、派遣先で経理業務の出納業務を任せてもらっていました。出納業務は正確性が求められるため、比較的大雑把な私にとっては得意ではありません。しかし、そうした私のことを可愛がってくれる派遣先の社員の方に助けられ、なんとか出納業務をこなせるようになっていました。でも、ずっとこのまま出納業務ばかりやっていくのかな?という思いがあり、また、派遣社員という身分に不安を感じていたことにより、正社員を目指すようになりました。その時に、ふと自分を見た時に、私には武器が無い!ということに気が付いたのです。そうした時に、転職斡旋会社から言われた、「せめて簿記2級を持っていたら、まだ可能性はあるんだけどね。」という言葉が、私に残りました。やってやるぞ、と。
その後、私は簿記2級に合格し、今では契約社員という形で、転職することに成功しています。簿記2級が評価されたのでしょうか、決算業務など、以前よりも幅広い仕事を任せてもらえているので、仕事がだんだん楽しくなってきました。あの時、簿記2級に挑戦して、本当に良かったなぁ、と思います。
私は簿記2級を3回受験しました。もともと簿記3級を持っていた私は、2級くらい簡単だわ、と思っていたのですが、3級に比べると、2級はとても難しいのです。簿記2級では、3級で学ばなかった原価計算などが出てきます。そのため、もともと出納業務しかやっていなかった私にとって、とても理解に苦しみました。特に、原価関連の仕訳は、はじめはチンプンカンプンだったと思います。結局、3回目に無事合格することが出来ましたが、諦めずにコツコツ勉強を続けられたからだと思います。簿記には知識が求められるので、勉強の継続がこれほど大切な資格は他には無いのかもしれません。
私のお勧めの勉強法は、徹底的に仕訳をマスターすることです。仕訳は全てのベースになります。仕訳が不安だと、その後の問題にも影響をしてしまうのです。仕訳をマスターするためには、ひたすらトレーニングを繰り返すことが大切だと思います。会社から帰ってから、毎日1時間は、最低時間を確保して、勉強を続けました。正直、止めようと思ったこともあります。2回目不合格だった時は、「えー!こんなに頑張っているのに、なんで!試験が悪い!」という、少し逆切れ(笑)のようなことも思いましたが、その後も諦めず、勉強を続けたことが、合格に繋がった要因だと思います。あと大切なのは、良い教材を選ぶことですね。教材の選び方で、全く勉強の効率は変わってくると思います。私はたまたま派遣先の社員の方が色々と書籍を進めてくれましたので、そのテキストと問題集を使って合格することが出来ました。こうした良い教材情報を集めることが、勝負の分かれ目になるかもしれませんね。
ぜんぜん偉そうなことは言えませんが、諦めずに、コツコツと、確実に、勉強を積み重ねていってください。簿記2級は、例えば弁護士や会計士といった資格と違い、頑張れば必ず取れる資格です。努力がそのまま形になる資格と言ってもいいかもしれません。勉強を続けて合格すれば、資格を活かして就職・転職できると思いますし、自分の可能性を広げる第一歩になるのではないでしょうか。頑張ってください。