月経前症候群 ( PMS、 Premenstrual Syndrome )
PDD−NOSなので、抗精神薬をゆっくりゆっくり減らして、抜けてから1年半経ちました。
それから、気分調整薬と抗不安薬を服用していますが、本人がだんだん飲まなくなってきた今日この頃。
時々、荒れる。
それが、どうも周期性があって、ほとんど生理前に起こる。
源は、PMS、PMDDのようです。 発達障害とPMS、PMDDの両方のように思えます。
原因が分かれば、対応の方針も立てれるのですが、どちらもよく解明されておらず、簡単ではないですね。
本人も苦しいだろうけど、様子をみながら、うまく乗り切っていきたいものです。
[追記] 12月25日のブログを参考にしてください。
薬剤としては、テグレトールが合う場合が多いようです。
複数の専門医から直接聞いたところ、PMS/PMDDには、こうれまでの経験上、
デパケンよりもテグレトールの方が合うという話を聞きました。
うちの場合も、テグレトールによりマイルドになったような感じがしています。
また、漢方もニオイと苦味が苦手で飲みにくいので、錠剤(桃核承気湯)を探していただけました。
----- 以下は、「お月さまのごきげん」というホームページを参考にさせていただきました。-----
海外では、30年以上、PMSの研究が進められており、 専門的な治療や改善方法などを相談できる医師、病院、PMSセンターなどが存在しますが、残念ながら、日本国内でPMSという言葉が一般に知られるようになったのは、ここ数年のことであり、海外と比べて、社会的認知度は低いとのことです。
突然のいらだち
PMSの女性は、月経前になると突然の気分の変化がみられます。
普段は明るく温和な女性であったのに、突然いらだち、周囲の人に八つ当たりをするかも知れません。
ある女性は、激しく泣き出すかも知れません。
また、ある女性は、周囲の人との会話を長時間避けるようになるかも知れません。
重度の場合は、配偶者や恋人、家族に暴言を吐き、非理性的な行動を起こすかも知れません。
物を乱暴に扱い、壊してしまうこともあるかも知れません。
身近な人に対し、暴力を振るうかも知れません。
PMSの衝動的な気分の変化は、本人はもとより、その周囲の方々も悩み、苦しむことになるでしょう。
この“キレる”症状は、「血糖値の低下」が原因のひとつにあげられます。
血糖値が低下してくると、血液中のブドウ糖濃度を最適に保つため、アドレナリンが分泌されます。
アドレナリンは、挑戦や脅威、危険に直面した時に分泌される「攻撃性ホルモン」でもあります。
PMSの突然のいらだちは、長時間、炭水化物を含む食事(※)を摂らなかった後に起こりやすいそうです。
また、PMSの女性は、長時間の空腹には耐えられません。
三食きちんと食事を摂っていたとしても、「月経前は通常時よりも1〜2時間短い時間でアドレナリン湧出が起こる」ため、「月経前の期間は、炭水化物を含む食事を3時間置きに摂るのが好ましい」とされています。
(※)炭水化物を含む食べ物 … 米、小麦、ライ麦、オート麦、しゃがいも等
「PMSによる抑うつ」と「うつ病」の特徴比較
PMSでは、症状は月経前の数日間のみに現れ、症状が14日以上持続することはない。
うつ病は、症状は慢性的で、月経前に特に重度となる。
PMSは、食欲増大、体重増加。
うつ病は、食欲減退、体重減少。
PMSは、眠りたいという気持ちが強く、ベットで過ごす時間が長くなる。あるいは、すぐに横になりたがる。
うつ病は、睡眠障害がみられ、眠りが浅く、夜中に目が覚めたり、朝早く目が覚めてしまう。
PMSは、パラ月経期後、最短でも排卵期までは積極的、行動的、意欲的である。
うつ病は、慢性的な意欲喪失、物事に対する関心がなく、常に引きこもりがちである。
(注意)鬱病、慢性疲労症候群、自律神経失調症などの疾患者は、月経前になると特に症状が重くなる傾向。
また、パニック障害疾患者では、発作の頻度が増すようです。
これらは、「月経性愁訴」といい、「PMS」とは異なるようです。
PMSの症状が現れる時期
排卵期から月経が始まる数日前にかけて出現し、 月経開始後2日ほどで消失するのが大きな特徴。
排卵期から月経の開始までの時期に活発になる黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響とされている。
PMSの特徴
1)月経のある女性にのみ出現する(※1)
2)排卵から月経前、プロゲステロンが活発になる時期(黄体期)に出現する。
3)月経終了後、プロゲステロンが必要とされない時期(卵胞期)には消失する。
4)月経の周期に伴い反復して出現する。
5)症状が賢著に現れるのはパラ月経期(※2)に集中し、経血量の減少と伴に症状も消失する。
6)血液中のプロゲステロン値が非常に高くなる妊娠中は症状がみられない。
※1) まだ初潮を迎えていない女性、閉経後の女性、(病因や経口避妊薬により)月経が止まっている女性、
無排卵周期の女性、両側卵巣摘出手術を受けた女性にはPMSの症状が現れません。
※2) パラ月経期とは、月経直前の4日間と月経中の最初の4日間を指します。
この時期は、判断力の低下、感染症に対する抵抗力の低下、苦痛に対する耐性の低下、視覚的鋭敏さの低下が著しくなります。
PMSの症状は、 女性の約80%が経験していると言われています。症状は、人によって様々で、「胸が張ってくる」「下腹部に痛みを感じる」といった身体的なもの、 あるいは、「怒りっぽくなる」「理由もなく悲しくなる」というような精神的なものなど、例をあげればキリがないそうです。
PMSは、排卵のある(妊娠が可能な)女性であれば、誰にでも起こり得る症状です。決して、特別なものではありません。むしろ、女性として健康である証であるそうです。
しかしながら、PMSは、月経の周期ごとに反復して現れるので、非常にわずらわしいものでもあります。
また、症状の度合いも個人差が激しく、症状が現れても、それほど気にならない程度の人もいれば、 逆に日常生活でさえも困難になってしまう人もいます。
このように極端に重度の症状が現れるものを月経前不機嫌性障害(PMDD)といい、 PMSの症状を訴える女性のうち、約5%の方は、適切な治療が必要とされています。
PMDDについて (インターネットより)
生理の2週間前くらいから、頭痛、むくみ、下腹部痛、車酔いのようなめまいや吐き気、全身のだるさ、抑うつ気分、極度のイライラ、不安感に悩まされるようになっていた人に効果があった話。
産婦人科でPMSと診断され、漢方薬を数種類、3年間服用したが改善はなし。
婦人科クリニックで、低用量ピル(マーベロン26)の提案をいただき服用したところ、症状がウソのように無くなって驚いたそうです。副作用も初めの2週間くらい軽い吐き気があっただけだそうです。