【3月22日0111更新14＝分割追記・画像追加】『YOKOSUKA軍港めぐり』運航に関しましては、最大限の安全を期し、また計画停電等、社会事情を考慮し、3月25日金曜日まで欠航との事ですが、逐次、株式会社トライアングルさんサイトをご確認下さい。

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今投稿は初回投稿に逐次画像追加・追記・修正を重ね、0322午前1時11分現在、更新14回目。文字数制限の為、投稿を「護衛艦隊」「掃海部隊」「補給支援部隊」「航空機」と4分割致します。その為、3月20日前回分を非公開とし、こちらを最新に、更に追記を重ねます。また、0320以降文字数制限の為、極力簡潔に記載します。

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2011年3月11日金曜日午后2時46分。三陸沖（牡鹿半島の東南東、約130km付近、深さ約24km（暫定値））を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生しました。地震の規模はマグニチュード9.0。東北地方から関東までを未曾有の災害が襲いました。現在、「日本の力」を結集した救助捜索救援活動が夜を徹して続けられています。3月21日12時防衛省さん発表では、自衛隊さんによる救助者は、19,300名。一人でも多くの大切な命が救われる事を切に切に願いながら投稿致します。そして、我が身を挺して救助捜索救援活動にあたられている全ての皆様の無事を天に強く祈り続けております。では、防衛省さん発表の『平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況（3月21日12時発表）』より、海上自衛隊さんの活動救助状況をもとに構成致します。陸上自衛隊さん約69,000名、海上自衛隊さん約15,400名、航空自衛隊さん約21,300名が大変厳しい状況下の被災地で活動なさっています。未曾有の被災地への海上自衛隊さん派遣部隊の皆様を発表資料記載順に現在出来る限りの形で投稿致します。
直近の記録を冒頭へ追加致します。発災後10日ぶりに横須賀を訪れました。逸見岸壁では被災地より一旦戻られた輸送艦「くにさき」さんへ続々救援物資搬入中でありました。救援物資が被災地へ届き始めていますが、まだまだ足りません。発災から10日。大変厳しい状況下での活動が続く皆様が気がかりです。被災された方々の疲労、ご心労も察するに余りあります…。どうか、私たちに力を。希望の光を。では、現在活動中の災害派遣部隊より「護衛艦」さんがたです。現在（3月21日12時発表）全19隻。
横須賀より護衛艦「はるさめ」さん。12日6時半、艦載ヘリにて陸前高田孤立住民3名救助。横須賀出港は地震発生直後の11日15時54分。その後、浦島小→気仙沼小へ被災者（以下、救助搬送されている皆様は全て被災者の方々です）12,1,6名救助搬送、気仙沼大島中→気仙沼小へ9名救助搬送、石巻長面地区→石巻赤十字病院（以下日赤病院）へ6名救助搬送、気仙沼北上中→石巻日赤病院へ2,4名救助搬送、長面集落地区→石巻飯野川中まで10,12,18,12,7名救助搬送、波伝谷地区→石巻日赤病院へ8名搬送、小原木小へトイレットペーパー100、シャツ14枚他生活用品提供、大島中へトイレットペーパー100、洗剤4、シャツ14枚他生活用品提供
【註】追記している活動の状況は、防衛省さん発表資料に基づき、出来る限り記載致しますが、広範囲に渡る激甚な被害が出ております。皆様が全力で続けられている活動の全てではありません。
発災6時間後、八戸基地体育館に770名、私有車輛140両収容。1時間後、大湊地方隊、毛布を六ヶ所村500、風間浦500、三沢市500、八戸市500、むつ市1,000枚、缶詰1,000個搬出
横須賀より護衛艦「たかなみ」さん。11日午前9時53分、搭載ヘリ鹿妻小→石巻日赤病院へ9名搬送、内火艇2隻にて孤立被災者27名救助、別に救助の5名の32名のうち、4名搭載ヘリで日赤病院へ搬送、28名は艦内待機、高田病院へ12,2名搬送、石巻市内→石巻日赤病院へ5名搬送、鹿妻小→石巻日赤病院へ4,6,5名搬送、搭載艇にて石巻周辺で2名救助搬送、搭載ヘリ多田小→石巻日赤病院へ5,3名救助搬送、第2湊小→石巻日赤病院へ2,5,2名搬送、女川第2小の被災者へおにぎり360、毛布50枚提供、搭載ヘリ女川第3中へおにぎり225、飲料水432本提供、県立自然の家へパン100、レトルトカレー200提供、女川第3中へ米、パン400提供、志津川ベイサイドアリーナの被災者へ飲料水432本、缶ジュース300本、即席麺2,280食、味噌2樽提供
横須賀より護衛艦「おおなみ」さん。艦載ヘリ気仙沼市内→気仙沼小へ5名搬送、阿武隈川河口から33名救助、岩沼市陸上競技場へ搬送、亘理町立荒浜中学校→岩沼市陸上競技場31,33名救助搬送、内火艇・作業艇により水140L、乾パン192個、パン174個、乾電池1単2単3単各20、水170L、缶飯168缶、乾パン64食、乾パン用オレンジスプレッド72本、コーンドミート48缶の物資輸送
横須賀より護衛艦「さわゆき」さん。陸前高田病院付近→避難場所へ3名搬送、陸前高田市役所屋上→避難場所へ5名搬送、雄勝湾水浜地区へおにぎり300個、毛布50枚、日用品提供。搭載HS石巻市自然の家→石巻日赤病院へ2名搬送、搭載HS-60K76号、名足小へ菓子パン550+550個、うどん4箱、即席麺420+420個、520ml水864本、シャツ60枚、解熱剤100箱、おむつセット2セット・生理用品12セット、簡易トイレ3、米10kg、紙コップ160個、等提供、他日用品提供、大須小へ灯油ポリタンク30分提供、泊浜地区へおにぎり60個、飲料水120L、カップ麺84、即席スープ1,000提供、水浜保育所跡地の被災者へカップ麺324食、漬物4箱、シャツ60枚、簡易トイレ2、大須小へ灯油540L、空ポリタンク38個提供、原地区針岡第1原会館へおにぎり400、カップ麺180、水240L、灯油540L、毛布25枚、菓子パン200個提供、雄勝中へ米40kg、カップ麺528、水228L、灯油180L、菓子パン200、解熱剤100箱他生活用品提供、名足保育所へ菓子パン100、シャツ80枚、おむつ12箱、カップ麺180、トイレットペーパー96箱、離乳食28他生活用品提供
※呉より大規模地震災害派遣活動に就かれている護衛艦「やまゆき」さん、記録の写真がありません。申し訳ございません。
舞鶴より護衛艦「しらね」さん。「しらね」さんの記録が少なく、電灯艦飾の際とさせて戴きます。12日、搭載ヘリ山田湾内→釜石陸上競技場へ被災者1名搬送、衛生班、石浜・川代・姉吉地区の被災者13名へ診察等支援実施、
呉より護衛艦「くらま」さん、大湊より護衛艦「ゆうぎり」さん、舞鶴より護衛艦「あまぎり」さん。宮城県渡波小へ缶飯288食、副食528、たくあん缶詰96、乾パン192、飲料水440L、折りたたみリヤカー1台他生活必要品提供、搭載ヘリ網地島へ灯油ドラム3缶、給油ポンプ1台、ポリタンク5個、寒風沢島へ灯油ドラム1、給油ポンプ1、ポリタンク2、田代島へ灯油ドラム1、給油ポンプ1、ポリタンク3、桂島へ灯油ドラム1、給油ポンプ1、ポリタンク2提供、宮古島へ灯油ドラム1、給油ポンプ1、ポリタンク2提供
大湊より護衛艦「せとぎり」さん。夜が訪れようとしている際の記録ですが、護衛艦さんがたは24時間「起きて」おられます。真夜中に訓練をなさっている際を目にした事があります。「非常事態」には夜も昼も関係ないのです。
※佐世保より大規模地震災害派遣活動に就かれている護衛艦「さわぎり」さん記録はあります。現在、確認しています。「さわぎり」さん搭載HSにて、阿武隈川河口付近→岩沼市陸上競技場へ被災者10名救助搬送、学校屋上→亘理町中央児童センターへ1名搬送、民家→亘理町中央児童センターへ2,3名搬送、田代島→陸自霞目駐屯地へ被災者3名移送
横須賀より護衛艦「きりしま」さん。「きりしま」さん艦載ヘリコプターさんが鹿妻小学校へ物品輸送
佐世保より護衛艦「ちょうかい」さん。洋上にて漂流中のお一方を救助されました。救助なさった際の映像をご覧になられたお方も多いと思います。石巻萩浜中被災者200名へ飲料水190L提供、網地島・小網倉へ缶飯200、乾パン256、牛乳800パック、軍手188、タオル50枚他生活用品提供
佐世保より護衛艦「あしがら」さん。搭載艇により宮古島へ米750kg、飲料水320L、医薬品等を提供
横須賀より護衛艦「ひゅうが」さん。搭載ヘリ長面集落地区→石巻日赤病院へ1,5名救助搬送、長面集落地区→石巻飯野川中へ18,15名救助搬送、衛生班宮城県内6カ所（海洋青年の家、津の宮センター、滝浜等）で被災者136,72名へ診療等支援、搭載ヘリ大島中・浦島小等19カ所へ軽油ポリタンク10提供、県立自然の家へ軽油10*10、缶飯96、おにぎり236提供、衛生班宮城県内8カ所（平成の森キャンプ場、名足小等）で30名へ診療等支援、旧水浜小跡の被災者へ缶飯600、おにぎり236、飲料水180L、缶ジュース398本他食料等提供、衛生班渡波小の113名へ診療等支援、搭載ヘリ原地区へ缶飯336、乾パン192、毛布40枚、軽油ポリタンク10*10提供、平成の森キャンプ場へ缶飯408、おにぎり400、ジュース510本他食料等提供、県立自然の家へ軽油ポリタンク2、志津川小へ軽油ポリタンク4、志津川高へ軽油ポリタンク1、灯油ポリタンク4、大渡島中へ軽油ポリタンク10、燦さん館へ軽油ポリタンク5提供
大湊より護衛艦「あぶくま」さん。田代島へガソリン20L、水ポリタンク10（180L）、トイレットペーパー384ロール、米200kg、軽油54L等提供
大湊より護衛艦「ちくま」さん。
佐世保より護衛艦「おおよど」さん。広田湾に投錨し、灯油ドラム缶60本、軽油ポリタンク15、空ポリタンク265、海水ポリタンク20を合計18回に分け広田地区へ輸送、小原木中へ軽油40L、ガソリン40L、乾電池40、粉石鹸8、手袋24、食品ラップ50本、フレキシブル灯5提供、長部コミュニティセンターへ軽油160L、ガソリン40L、乾電池360、粉石鹸120、手袋216、食品ラップ150、ライト45個、フレキシブル灯45、残飯入れ10他生活用品提供、赤牛漁港付近の住民の要請により搭載艇が陸揚げ中漁船の復旧作業支援実施
佐世保より護衛艦「とね」さん。南三陸町泊浜センターへおにぎり225、飲料水432本提供、馬場・中山・名足・石浜地区へ米133kg、缶飯104、おにぎり150、軽油190L提供

今投稿は、3月20日投稿分を「護衛艦」「掃海部隊」「補給支援部隊」「航空機」と4分割し、その為、3月20日投稿分を非公開とし、こちらを最新と致します。3月21日12時防衛省さん発表の「平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震自衛隊の活動状況」をもとに投稿を再構成致しました。21日12時現在で、海上自衛隊さんの艦艇さんがたは全57隻。勿論、陸・海・空の自衛隊さん総力を結集し、105,900名の隊員の方々が、我が身を挺して大変厳しい状況下において、大規模地震災害派遣・原子力災害派遣の任務に就かれています。救助捜索救援活動にあたられている全ての皆様のご無事を強く強く願い、また大変多くの被災者の方々の悲しみ、痛みを心から思い、投稿致します。

引き続き、東京電力管内の私たち、節電に努めましょう。また、被災していない地域の私たち、決して買いだめ・買い占めに走らぬように。何も被災していない被災地に近い私たちが焦って買いだめに走る必要などありません。この「非常時」に普通の生活をしようと思っていませんか？地震発生前の水準で生活しようと思っていませんか？日常生活に支障が出ようと、工夫で乗り切れませんか？被災地の方々を最優先に。また、救援物資などの受付窓口を探しましょう。義援金に募金しましょう。一人一人が出来る事を。ただし、何が必要で、どのようにすれば良いのか、報道・行政機関など公のサイトで充分に調べ確認し、行動に移しましょう。一人一人の力が集まれば、大きな大きな支援へと繋がります。
「トモダチ作戦」。頼もしき隣人。米海軍さん。どうぞ、お力添えお願い致します。
2008年9月1日。横須賀新港埠頭にて行われた八都県市合同防災訓練。米海軍さん空母「エセックス」さん。この日は防災訓練でありました。現実となる日が来てしまいました。
「エセックス」さんと横須賀警備隊の高速機動艇さんとEOD員さん。「飛行救難訓練」も現実となりました。横須賀警備隊の皆様は千葉県浦安市オリエンタルランド岸壁にて給水車により20日までに1,215t。給水車472台分の給水支援、千葉県の被災者へ62tの給水実施。「横須賀総力結集」です。
物資搬入中は、被災地より横須賀に一旦戻られた輸送艦「くにさき」さん。吉倉桟橋には就役直後のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」さん。昨日、ようやく初めてお目にかかりました。

2011年3月21日12時、防衛省さん発表資料より平成23年東北地方太平洋沖地震に対し、活動なさっている海上自衛隊さん各部隊の皆様はー
航空集団（厚木）、教育航空集団（下総）、横須賀地方総監部（横須賀）、掃海隊群（横須賀）、第1護衛隊群（横須賀）、第2護衛隊群（佐世保）、第3護衛隊群（舞鶴）、第2潜水隊群（横須賀）、第1航空群（鹿屋）、第2航空群（八戸）、第4航空群（厚木）、第5航空群（那覇）、第21航空群（館山）、第22航空群（大村）、第31航空群（岩国）、下総教育航空群（下総）、第1護衛隊（横須賀）、第2護衛隊（佐世保）、第3護衛隊（舞鶴）、第4護衛隊（大湊）、第5護衛隊（横須賀）、第6護衛隊（佐世保）、第11護衛隊（横須賀）、第12護衛隊（呉）、第15護衛隊（大湊）、第1掃海隊（呉）、第2掃海隊（佐世保）、第51掃海隊（横須賀）、第101掃海隊（呉）、第41掃海隊（横須賀）、第42掃海隊（呉）、第43掃海隊（佐世保）、第44掃海隊（舞鶴）、第45掃海隊（大湊）、第46掃海隊（佐世保）、第203教育航空隊（下総）、第211教育航空隊（鹿屋）、第2潜水隊（横須賀）、第1海上訓練支援隊（呉）、横須賀警備隊（横須賀）、第2ミサイル艇隊（舞鶴）、横須賀衛生隊（横須賀）

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今投稿は初回投稿に逐次画像追加・追記・修正を重ね、0322午后14時51分現在、更新13回目。文字数制限の為、投稿を「護衛艦隊」「掃海部隊」「補給支援部隊」「航空機」と4分割致します。その為、3月20日前回分を非公開とし、こちらを最新に致します。また、0320以降文字数制限の為、極力簡潔に記載します。

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2011年3月11日金曜日午后2時46分。三陸沖（牡鹿半島の東南東、約130km付近、深さ約24km（暫定値））を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生しました。地震の規模はマグニチュード9.0。東北地方から関東までを未曾有の災害が襲いました。現在、「日本の力」を結集した救助捜索救援活動が夜を徹して続けられています。3月21日12時防衛省さん発表では、自衛隊さんによる救助者は、19,300名。一人でも多くの大切な命が救われる事を切に切に願いながら投稿致します。そして、我が身を挺して救助捜索救援活動にあたられている全ての皆様の無事を天に強く祈り続けております。では、防衛省さん発表の『平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況（3月21日12時発表）』より、海上自衛隊さんの活動救助状況をもとに構成致します。発災から10日間、大変厳しい状況下の被災地で活動なさっています。未曾有の被災地へ。掃海部隊全19隻。全ての皆様です。
横須賀より掃海艦「やえやま」さん。掃海部隊で、最も速くに被災地に到着された事と思います。日本が、海上自衛隊さんが世界に誇る「掃海技術」を擁する掃海部隊の先陣となりました。今回は「機雷掃海」ではありませんが、第二次世界大戦後より、今に至るまで、「航路啓開」海上交通の安全の為、約55,000に及ぶ残存機雷、不発弾などの処理を続けられている皆様です。掃海艦・掃海艇さんには、「海の爆発物処理班＝EOD員」の皆様もご所属です。皆様、ダイバーさんです。平成4年7月12日、奥尻島をはじめ、沿岸に大津波による激甚な痛ましい被害をもたらした北海道南西沖地震の際にも掃海部隊・EOD員の皆様は災害派遣活動の任務に就かれています。
「海の爆発物処理班＝EOD員」の皆様は漆黒のゴムボートを駆使し、救助捜索救援活動にあたられている事と思います。横須賀地区だけでも、50名を超えるEOD員さんがいらっしゃるのです。既に被災地にて活動しておられる掃海艦「やえやま」杉山艦長、掃海艇「みやじま」井口艇長のように、艦長・艇長ご自身がEOD員さんでいらっしゃる場合もあります。横須賀地区だけでも50名を超え、掃海部隊全29隻の掃海艦艇さんがたには、それぞれ4名のEOD員さんがご所属です。海上自衛隊さん全体では、EOD員さん300名近いと思われますし、飽和潜水員さんも大変大勢いらっしゃるのです。海上自衛隊さんには世界に誇る高度な技術をお持ちのダイバーさんが大変大勢いらっしゃるのです。
横須賀より…なのですが、今回、シンガポールにての合同訓練へ向かわれる途中、急遽引き返し被災地へ向かわれた掃海艦「はちじょう」さん。
呉より…なのですが、「はちじょう」さんと共に、シンガポールにての合同訓練へ向かわれる途中、急遽引き返し被災地へ向かわれた掃海母艦「ぶんご」さん。海外への救援物資を運んだ実績がおありです。神奈川新聞さんの記事によると、「ぶんご」さんは13日夕方に横須賀から被災地へ向けて、救援物資の缶詰約9,000個、乾パン約7,000個、毛布約10,000枚、ガソリン4,000リットルを積み出港したそうです。EOD員（海の爆発物処理班＝ダイバーさん）の皆様は被災地にて、海中や岸壁付近の捜索されるそうです。「ぶんご」さん、牡鹿半島の被災者の方々へ糧食1,800食、水約1トン、田代島の被災者の方々へ糧食180食を輸送、搭載艇により気仙沼市大島（大発平地区）に対する診療等支援、気仙沼市東湾地区へ缶詰5,000食を提供、気仙沼市唐桑小鯖漁港へ缶詰3,600食を提供、ガソリン54L、軽油54Lを提供されたそうです。その後、気仙沼東湾の被災者に対し、軽油10,200L、ガソリン200L、飲料水600L、非常用糧食10,032食、毛布200枚、日用品を提供。
日本が、海上自衛隊さんが世界に誇る「掃海技術」を擁する掃海部隊の皆様。全29隻いらっしゃるのですが、続々、被災地へ。佐世保より、掃海艇「ひらしま」さん。19日、小泉湾石浜地区集会所等の被災者へ米75kg提供。20日追波湾荒地区の被災者へガソリン20L提供。
佐世保より、掃海艇「たかしま」さん。伊勢畑、上・下雄勝地区の被災者へ毛布20枚、乾電池100個、懐中電灯提供。
神戸より掃海艇「つきしま」さん。3月17日、気仙沼東湾神止地区被災者150名へ主食缶詰168個、副食缶詰244個、飲料水168本、日用品、飲料水168本、電池150個、赤飯168個、牛肉缶詰144個、おにぎり150個を輸送。「輸送」と云っても…多分、「人の力」で運んだのだと思うのですが…。昨日、NHKさんの映像で初めて目にしました。LCACさんから降ろされた物資を海上自衛隊さんの皆様が、背中に「搬出袋（正確ではないかもしれません）」と書かれたずっしりと重たそうな大きな袋（リュック状の）を背負い、黙々とまだ水の引かぬ地区を歩いて行かれました。あまりに被害が広範囲に渡り、また激甚である為、報道も追いつかず、このような光景が放送される事は殆どありません。僅か数秒でありましたが、「人の力」で輸送されている事も判りました。
神戸より掃海艇「くめじま」さん。
神戸より掃海艇「まきしま」さん。つきしま、くめじま、まきしま（42掃隊）大船渡湾にて海保測量船「昭洋」へ航路港湾啓開支援実施。
舞鶴より掃海艇「まえじま」さん。
函館より掃海艇「とびしま」さん。（3月19日発表時まで活動）
舞鶴より掃海艇「ながしま」さん。
横須賀より掃海艇「のとじま」さん（3月20日現在、横須賀に戻られています）。
函館より掃海艇「ゆげしま」さん。
横須賀より掃海艇「つのしま」さん。
下関より掃海艇「なおしま」さん。18日、宮城県尾浦地区の被災者180名へ主食缶詰288、副食缶詰288、日用品提供。立浜地区へガソリン18L輸送。
下関より掃海艇「とよしま」さん。19日、立浜地区（龍澤寺）の被災者へガソリン18L提供、雄勝クリーンセンターの被災者へガソリン18L提供。
呉より掃海艇「あいしま」さん。
沖縄より掃海艇「あおしま」さん。
呉より…なのですが、今回、シンガポールにての合同訓練へ向かわれる途中、急遽引き返し被災地へ向かわれた掃海艇「みやじま」さん。
沖縄より掃海艇「ししじま」さん。掃海艦さん、掃海艇さんがたには1〜2隻、掃海母艦さんには、より多くのゴムボートが積まれています。海の爆発物処理班＝EOD員さんがたが駆使されるのですが、救助・搬送・輸送の際の大変重要な存在です。
呉より掃海管制艇「さくしま」さん（727）。現在、掃海部隊の皆様のみでも、全21隻（3月21日発表時では全19隻）。掃海部隊さんは全29隻。ほぼ全ての掃海部隊の皆様が大規模災害地震派遣活動の任務に就かれています。捜索・輸送・提供・航路啓開支援に全力をあげられています。洋上での活動はなかなか報道されません。どうぞ、皆様、最大限の応援を心よりお願い申し上げます。
【03221451追加】現在、海上自衛隊さんsiteへのアクセスに時間を要しますので（回線が重くなっています）、画面キャプチャーさせて戴きました。災害派遣活動中の記録にEOD員さんがたのお姿が。画像右上。「Y-EOD」。横須賀警備隊のEOD員さんがたです。どなたか判りました。すぐに。EOD員さんがたは「海の爆発物処理班」。ゴムボートで灯油を搬送されています。お顔ぶれが判る事で、より一層「現実」が迫って参ります。

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今投稿は初回投稿に逐次画像追加・追記・修正を重ね、0322午后3時47分現在、分割後更新3回目。文字数制限の為、投稿を「護衛艦隊」「掃海部隊」「補給支援部隊」「航空機」と4分割致します。その為、3月20日前回分を非公開とし、こちらを最新とし、逐次追記致します。また、0320以降文字数制限の為、極力簡潔に記載します。

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2011年3月11日金曜日午后2時46分。三陸沖（牡鹿半島の東南東、約130km付近、深さ約24km（暫定値））を震源とする「東北地方太平洋沖地震」が発生しました。地震の規模はマグニチュード9.0。東北地方から関東までを未曾有の災害が襲いました。現在、「日本の力」を結集した救助捜索救援活動が夜を徹して続けられています。3月21日12時防衛省さん発表では、自衛隊さんによる救助者は、19,300名。一人でも多くの大切な命が救われる事を切に切に願いながら投稿致します。そして、我が身を挺して救助捜索救援活動にあたられている全ての皆様の無事を天に強く祈り続けております。では、防衛省さん発表の『平成23年（2011年）東北地方太平洋沖地震に対する自衛隊の活動状況（3月21日12時発表）』より、海上自衛隊さんの活動救助状況をもとに構成致します。発災から10日間、大変厳しい状況下の被災地で活動なさっています。未曾有の被災地へ。輸送艦、訓練支援艦、多用途支援艦、海洋観測艦、潜水艦救難母艦、試験艦、補給艦、特務艇の皆様19隻です。
呉より輸送艦「くにさき」さん。今、まさに被災地への救援物資搬入中です（3月21日差替）。飲料水500mlを約49万本等積載、21日午前7時、雨の降りしきる横須賀から被災地へ向けて出港されました。上甲板にはトラックを何台も積む事が出来ますし、大型ヘリコプターの着発艦が出来ます。空母船型の輸送艦さん。エアクッション艇LCACを2隻積んでおられます。17日→渡波公民館へおにぎり5,000個、水輸送、医療支援、主食缶詰10,896、副食缶詰8,400、飲料水4,500本提供
※呉・舞鶴より大規模地震災害派遣活動に就かれている輸送艦「ゆら」さん、「のと」さん、記録の写真がありません。申し訳ございません。「ゆら」さん、荻浜地区へ米40kg、ガソリン20L、乾パン640他食料品提供
「くにさき」さんのLCACにより、3度の救援物資の缶詰、水等の陸揚げと共に石巻市渡波地区安否確認実施、渡波公民館500名、渡波農協55名、渡波保育園55名、洞源院300名、シクタ1区集会所220名、シクタ2区集会所60名、渡波小学校1,300名、タンノウラ中学校2,000名、ケヤキ水産400名。渡波地区には、白米470kg、おにぎり5,000食、懐中電灯30個等生活用品提供、渡波漁港へ主食缶詰10,896、副食缶詰8,400、飲料水4,500本輸送、
呉より輸送艦「おおすみ」さん。ご覧の通り、上甲板にはたくさんのトラックも積めます。物資もたくさん積めますし、LCACさん2隻積んでおられます。神奈川新聞さんの記事によると17日夕方、神奈川県内の自治体などから提供された救援物資＝トラック約40台分の飲料水、米、紙おむつ等救援物資、横須賀基地の灯油16,000Lを積載し横須賀出港。18日、LCACにて小名浜港アリーナ南海岸に簡易トイレ194、飲料水600L輸送、小名浜港藤原埠頭第3岸壁の被災者へ毛布20,680枚、α米31,150食、テント9張、簡易トイレ570提供、宮城県大須小へ缶飯288、副食528、たくあん缶詰96、乾パン192、飲料水440L、折りたたみリヤカー1台他生活用品等提供、仙台塩釜港の被災者へα米4,800食、飲料水304箱、サバイバルフーズ6,600、毛布1,700枚、灯油ドラム缶70を提供
呉より訓練支援艦「てんりゅう」さん。
※呉より大規模災害地震派遣活動に就かれている訓練支援艦「くろべ」さん、記録はあります。現在、確認しています。18日、石巻市高白浜漁港の被災者320名へ毛布30+30枚、医療品、ガソリン20+20L、日用品提供、石巻市野ノ浜漁港の被災者50名へ毛布30枚提供、搭載艇にて女川原発地区へ缶飯312、割箸144本、毛布20枚他日用品提供
大湊より多用途支援艦「すおう」さん。記録の写真が限られておりますので、満艦飾の際となります。ご了承下さい。11日、八戸沖→八戸港へ被災漁船船員1名搬送。
※舞鶴・佐世保より大規模災害地震派遣活動に就かれている多用途支援艦「ひうち」さん、「あまくさ」さん、記録がありません。申し訳ございません。
横須賀より海洋観測艦「すま」さん、試験艦「くりはま」さん。今回の東北地方太平洋沖地震は、岩手県沖から茨城県沖までの長さ約500km、幅約200kmに渡る広範囲で断層が連続して破壊されると云う未曾有の規模であったそうです。海洋観測艦さんがたのお仕事は、まさに海の調査
横須賀より海洋観測艦「わかさ」さん
横須賀より海洋観測艦「にちなん」さん。搭載艇にて志津川湾細濱漁港へ白米125kg、トイレットペーパー400ロール引渡、石巻大須小へ軽油1,080+1,080L、日用品、米125kg、軽油540KL提供
横須賀より潜水艦救難母艦「ちよだ」さん。「母艦」です。潜水艦1隻分乗員の休養宿泊設備があるそうです。潜水艦さん乗員は70名。また、多くの飽和潜水員の皆様がご所属です。深い海に潜られるダイバーさんがたです。深海救難艇（しんかい6500に近い）を積んでおられます
横須賀より試験艦「あすか」さん
横須賀より補給艦「ときわ」さん。13日、MCH-101にて気仙沼市・長沼市へ非常用糧食152箱輸送、MH-53Eにて宮城県長沼市に応急糧食3,000食輸送、非常用糧食2.5tを女川総合運動公園に輸送
佐世保より補給艦「はまな」さん。「はまな」さんは、「ときわ」さんと共に「とわだ型」の補給艦さんです。全長167m。物資も燃料もたくさん積む事が出来ます。輸送ヘリコプターMCH-101さんにて、「はまな」さんより八戸へ糧食15トンを輸送
佐世保より、補給艦「おうみ」さん。最も大きな艦艇さん。全長221m。18日、衛生班が石巻市旧小竹浜小中の被災者68名へ健康診断等支援実施。19日、渡波小へ缶飯312食、乾パン192食、飲料水240+240本、毛布10枚、他日用品等提供
舞鶴より補給艦「ましゅう」さん。「おうみ」さん、「ましゅう」さんは海上自衛隊さん最大級の艦です。インド洋にての補給支援活動部隊として、洋上給油など、非常に高度な技術を必要とする任務に就かれていた皆様です
呉より補給艦「とわだ」さん。「ときわ」さん、「はまな」さんは共に「とわだ型補給艦」さんです。3月19日、「ましゅう」さんと交代されたようです。
横須賀より特務艇「はしだて」さん。病院ともなる艦艇さんです。漁船からの救援物資要請に対し、ガソリン8L、米50kg提供
洋上のジェット機、ミサイル艇さん。現在、大規模地震災害派遣活動に就かれているミサイル艇さんは舞鶴警備隊第2ミサイル艇隊「はやぶさ」さん、「うみたか」さんでありますが、記録の写真がありません。余市防備隊第1ミサイル艇隊「くまたか」さんの記録にて投稿させて戴きます（ミサイル艇さんがたは、3月18日まで活動）
（03221548追加）海上自衛隊さんサイトの「派遣部隊の配置状況」で確認致しました。被災地沿岸へ水船さんも向かわれています。横須賀警備隊さんの「YW」は、水船。地震発生前日の記録です。

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東北地方太平洋沖地震発災後より、最新投稿は3月20日分に逐次画像追加・追記・修正を重ね、遂に文字数制限いっぱいとなり、投稿を分割致しました。0322午后2時57分現在、投稿分割後更新4回目。3月21日12時防衛省さん発表資料に基づき、逐次追記致します。

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救助救援物資輸送に欠かせない存在の航空機さんがた。活動状況の情報が多い為、現在投稿用にリストを作成、またこれまでの記録の確認を急いでおります。
救難ヘリコプターUH-60Jさんがた。救助のみならず、物資の輸送もなさっています。「ロープ1本あれば、どこへでも！」の第73航空隊の皆様、発災翌日3月12日、大湊を離陸、尻屋から宮古にかけて孤立した住民の捜索救助を実施、救助者11名を大槌から県立釜石病院搬送完了。第2航空群64号、海洋研究開発機構（JAMSTEC）の地球深部探査船「ちきゅう」さんより、中居林小学校の皆様80名を無事八戸へ搬送、78号さん、白浜小学校→釜石体育員へ被災者37名前救助搬送、66号さん、白浜小学校→釜石小学校へ被災者66名救助搬送、厚木より長沼へ飲料水1t輸送、長沼→桂島へ飲料水及び糧食500kg輸送。72号さん、桂島へ物資輸送
哨戒ヘリコプターSH-60Jさんがた。SH60Jさんがたも救助・物資の輸送をなさっています。SH00号さん、白浜小学校から被災者28名を救助、釜石体育館へ搬送、三沢から久慈に糧食50食分輸送
掃海母艦「うらが」さんに着艦される際の掃海・輸送ヘリコプターMH-53Eさん。大型のヘリコプターさんです（横須賀では記録する機会が殆どありません）。補給艦「ときわ」さんから宮城県長沼市へ応急糧食3,000食、遠野運動公園へ非常用糧食9,000食、毛布500枚、水157箱、石巻へ毛布400枚を輸送されています。岩国より第111航空隊のMH-53Eさん、厚木から石巻運動公園へ医療品10kg、毛布1,100枚を輸送、厚木から石巻運動公園へ毛布700＋400枚及び医療品を輸送、霞目から大島まで飲料水6.5+6.5トン輸送、
掃海・輸送ヘリコプターMCH-101さんがたの記録がありません。砕氷艦「しらせ」さん搭載のCH-101にて投稿します。大型のヘリコプターさんですので、人員輸送、非常糧食15トン輸送などなさっています。追って、逐次詳細追記致します。
（0321画像追加）海上自衛隊さん救難機US-2さん。水陸両用機です。海面に着水する事が出来ます。3月18日、厚木より松島へ生活関連物資2.5トンを空輸
発災から10分後には、海上自衛隊さん哨戒機P-3Cにて状況偵察を開始
海上自衛隊さん輸送機YS-11Tさん。3月18日、徳島から松島へ救援物資6.4トン空輸
海上自衛隊さん輸送機YS-11Mさん。3月18日、岩国から八戸へ毛布等物資を空輸
【03171230追記】
陸上自衛隊さんCH-47Jさんによる福島第1原発3号機への上空からの放水が行われました。陸上自衛隊さんによる放水の記録がありませんので、記録は2008年国際航空宇宙展の際の航空自衛隊さんによる「放水展示」であります。
放水目的地点近くの海域に移動され…
高度を海面近くまで下げ、海水を汲みます。
本日の放水に使用されている装備（海水をくみ上げる容量）であるかは確認出来ていませんが、7.5トン（1回につき）と報道されています。7.5トンを計4回。その後、地上より自衛隊さんによる放水が行われました。
単に海水をくみ上げると云う簡単な作業ではありません。昨日より、東日本太平洋側は、かなりの強風が吹いています。大量の海水が強風に揺れるかもしれません。
そして放水。この記録は、横浜港臨港パーク前面洋上です。本日、NHKさんニュースでの映像を見る限り、3号機に海水は届いています。作業時間は1機あたり40分。その範囲内での放水です。現段階（12時49分）で、数値に劇的変化は見えないとの報道ですが、私たちは今、経験した事のない非常事態に向き合っているのです。何事も全ての可能性に果敢に挑まなくてはならないのです。身を挺して。映像や報道を観ているだけの私たち一般民間人は、評価評論などするのではなく、心から成功を祈り、身を挺して作業にあたられている方々の無事を祈るべきです。もっと低く飛ばないと、と云う声もあるようですが、以前、消防士さんからお話を聞いた事があります。阪神淡路大震災の際、「何で、もっと空から消火しないんだ！と詰め寄られたが、高度を下げて低いところから放水すると水損が大きくなるから、なかなか出来ないんだ。かと云って、高くすると霧状になる」。何とかしたい、助けたい、そう思う私たちの気持ちが感情的にならないよう、冷静にかつ切に成功を祈りましょう。午后より地上での放水も開始されるようです。
【03200049】昨日深夜より、遂に地上からの放水が始まりました。切に切に成功と作業にあたられる全ての方々の無事を祈りましょう。

【3月20日午前6時現在】海上自衛隊さんサイトより
救援物資の輸送状況

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糧　食：約225,000食

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飲料水：約60,000L

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毛　布：約10,500枚

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ガソリン・軽油：約121,500L
灯　油：約15,600L

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乾電池：約35,000本

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人　員：医師11名、岩手DMAT5名
その他：衛生用品、生活用品等

【0313追記修正】3月13日午前7時30分の発表にて、東京湾内湾の津波注意報は解除されましたが、海面変動が続く事も予想されます。『YOKOSUKA軍港めぐり』運航に関しましては、随時、株式会社トライアングルさんサイトをご確認下さい。また、東日本大震災発生後の投稿は、各記事、逐次追記を重ねています。

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東北地方から関東までを未曾有の災害が襲いました。現在、「日本の力」を結集した救助捜索救援活動が夜を徹して続けられています。一人でも多くの大切な命が救われる事を切に切に願いながら投稿致します。そして、我が身を挺して救助捜索救援活動にあたられている全ての皆様の無事を天に強く祈り続けております。2011年3月11日金曜日午后2時46分。三陸沖（牡鹿半島の東南東、約130km付近、深さ約10km（速報値））を震源とする、「東北地方太平洋沖地震（「東北関東大震災」）が発生しました。地震の規模はマグニチュード9.0。地震発生直後より続々と横須賀を出港される海上自衛隊さんの艦艇さんがたの記録を投稿します。
横須賀本港内に幾度も幾度も鳴り響く艦艇さんがたの汽笛。米海軍基地内からもサイレンが鳴り響きます。「非常事態」。14時51分、地震発生から6分後。汐入桟橋から『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんが即座に避難開始。一刻も早く東京湾へ避難しないとなりません。海上自衛隊さんの艦艇さんがたが続々と出港される前に。迅速でした。
15時28分、出港準備が着々と進む横須賀本港内に海上保安庁さん放射能測定船さんが来られました。
15時32分。横須賀本港内で一番手に出港されたのは、吉倉桟橋最も奥にいらした試験艦「くりはま」さん。
15時46分。続いて出港されたのは、逸見岸壁より試験艦「あすか」さん。
15時54分。護衛艦「はるさめ」さん出港。
この時、出港をお手伝いされる大型曳船さんがたも横須賀本港内に集結。大型曳船YT74,66,68号さん。
「はるさめ」さんに続いて出港される護衛艦「おおなみ」さんに既についておられるのは、大型曳船YT79号さん。新井掘割水路の先、長浦港前の直線が僅かに見えます。長浦港には、護衛艦「さわゆき」さん、「おおよど」さんがいらっしゃいます。そちらにも大型曳船さんがついておられる筈です。掃海艦「やえやま」さん、掃海艇「のとじま」さん、「つのしま」さん、海洋観測艦「すま」さんは自ら出港出来ます。
16時2分。特務艇「はしだて」さん出港。「はしだて」さんは「病院」でもあります。
続々と出港される艦を見護るおやしお型潜水艦さんがた。横須賀本港内にも津波到達が予想されますが、皆様、艦上待機中。
16時3分。護衛艦「おおなみ」さん出港。
逸見岸壁には、イージス護衛艦「ちょうかい」さん、「きりしま」さんのお二方も出港準備が進んでいました。「ちょうかい」さんは佐世保よりお越しですが、横須賀より被災地へ向かわれるでしょう。
16時18分。護衛艦「たかなみ」さん出港。これにて、吉倉桟橋にいらした護衛艦さんがたは、全て出港。吉倉桟橋に残るは、補給艦「ときわ」さん、海洋観測艦「にちなん」さん、「わかさ」さん。
16時22分。「たかなみ」さんが横須賀本港を出てゆかれます。おやしお型潜水艦さんの皆様、艦上待機中。
16時22分。イージス護衛艦「ちょうかい」さん、逸見岸壁を離れられました。
16時36分。急速に潮が引き始め、ヴェルニー公園前は海底が見え始めていました。大潮の時期にも、海底が見える程に潮が引く事もありますが、平常時は少しずつ緩やかに潮が引いてゆく為、左手の排水口前に「瀧」が出来る事はありません。急速に潮が引いている事が判ります。津波の前兆「引き波」です。間もなく、津波第一波がやって来ます。地震発生から、1時間50分が経過。
この時、横須賀本港内は、内火艇さん、米海軍さんサイドの作業艇さん、曳船さんがたが忙しく行き交っていました。ですが、混乱は全くありません。
いよいよイージス護衛艦「きりしま」さん出港です。横須賀本港内の護衛艦さんがた、「きりしま」さんにて全出港。
少し前まで、美しい晴天であった横須賀本港上空。一転、にわかにかき曇り、まだ日の入り刻ではないのですが、辺りは暗くなり、終末感さえ覚える極めて不穏な空のもと、動じる事ない「きりしま」さんのギラつく鋼の光沢が凄みを感じさせました。津波第一波が迫る中、僅かな雲間から射す陽光を照り返す「きりしま」さんの凄みを目の当たりにしました。「護衛艦」。まさに、その通りです。「護る」。日本を護る。未曾有の災害に襲われた東日本。「日本の底力」、その地力を発動する時が来ました。
16時59分。既に津波第一波が横須賀本港に到達し始めていました。海面が急速に上昇しつつある中、静かに「きりしま」さんが出てゆかれます。動じる事なく。
17時40分。「きりしま」さん出港時が津波第一波到達でした。その後、第二波が備え、一旦、ダイエーさん上階へ退避しましたが、情報、東京湾に避難されているシーフレンドさんがたから入る無線などを確認し、汐入桟橋のシャトレーゼさん内に移動しました。シャトレーゼさんの建物内から記録していますので、少しガラスに写り込みがあります。潜水艦さんがた以外の全ての艦艇さんがたが出港された横須賀本港内にて、大型曳船さんがたがじっと待機されていました。間もなく、日の入り刻です。
17時42分。日の入り刻です。らっぱの音が聴こえました。自衛艦旗降下の時刻となりましたが、海上自衛隊さんの1日が終わる訳ではありません。夜が訪れた後、潜水艦さんがたも出港されました。
18時46分。続々と続々と、海上自衛隊さんの皆様が駆け足に近い徒歩で、横須賀地方総監部さんへ向かわれ始めました。田浦・船越でも同様の光景が観られた事と思います。もしかすると、皆様は横須賀地方総監部さんへ向かわれる方のみではなく、船越の自衛艦隊司令部までゆかれるのかもしれません。国道16号は渋滞中。車で埋め尽くされていました。車では移動出来ません。電車も全て止まっています。歩く、もしくは自転車のみです。出来る事なら、長浦港へ行きたかったのですが、私など行ってはなりません。長浦港からも全ての艦艇さんがたが出港されている筈です。ですが、記録の写真がありませんので、この日、地震発生直前の『YOKOSUKA軍港めぐり』の記録にて、長浦港にいらした艦艇さんがたを投稿します。
長浦港の船越岸壁には、護衛艦「さわゆき」さん、後方は佐世保よりお越しの護衛艦「おおよど」さん。
今回、初めてお目にかかった護衛艦「おおよど」さん。佐世保より横須賀にお越しでしたが、災害派遣へ向かわれる為に来られた事ともなりました。
田浦中学校前には、掃海艇「つのしま」さん。
その前方には、掃海艇「のとじま」さん。「のとじま」さんの傍らに黒いゴムボートが見えます。海上自衛隊さんの「爆発物処理班＝EOD員」さんがたが駆使されるゴムボート。重要な存在です。
艦船補給処前には、掃海艦「やえやま」さん。掃海艦さんがたは、2隻のゴムボートを積んでいます。「爆発物処理班＝EOD員」さんが駆使されるゴムボート。大津波が海辺を襲い、家屋、車輛、何もかも呑み込みました。海岸線付近は、痛ましい残骸で埋め尽くされています。大柄な艦艇さんがたは近づけない海岸線付近、津波の残した海水の引かぬ陸地までゴムボートは入る事が出来ます。
掃海艦「やえやま」さんとイージス護衛艦「ちょうかい」さん内火艇さん。内火艇さんも重要な存在です。既に、「ちょうかい」さんは、津波に押し流され、福島県沖15kmを漂流していた男性を無事救助されました。こちらの内火艇さんの映像をご覧になられましたでしょうか。また、「たかなみ」さんの内火艇さん2隻が孤立した被災者27名を救助されたそうです。
護衛艦さんがたは、2隻の内火艇さんを積んでいます。1隻に20名ほど載れるそうですので、救助の際の重要な存在です。
内火艇さんがたは、大柄の艦艇さんがたが入れない、通れない地点に入ってゆく事が出来ます。
そして、「爆発物処理班＝EOD員」さんが駆使されるゴムボート。こちらは掃海艦「やえやま」さん艦長チーム。高速ですし、内火艇さんよりも更に浅い地点まで入ってゆく事が出来ます。掃海艦さんは2隻のゴムボートを積んでいます。そして、何より、「EOD員」さんがいらっしゃるのです。皆様は、ダイバーさん。そして、爆発物処理のみではなく、救助もされます。
こちらは、NISSAN CUP神奈川トライアスロン大会のスイム競技の際、警備救助をなさった横須賀水中処分隊の皆様。体調不良により競技を続けられなくなった選手の方をゴムボートで搬送。
ゴムボートは、上陸出来る程です。また、10名ぐらいは載る事が出来ます。
しかも、EOD員さんはゴムボートを担いで歩かれたりもします。ゴムボートと云っても、私たちがよく知るマリンレジャーのゴムボートとは違います。決して軽くはありません。むしろ、かなりの重量があります。桟橋に引き揚げられる際は、小型のクレーンを使います。
何事かあり、ゴムボートさんがひっくり返っても問題ありません。自力で復旧できます。
さまざまな障害があり、ゴムボートさんのエンジンがかけられない場合でも、オールで漕いでゆかれます。かなりの馬力で。EOD員さんには、これまでの実績があります。昭和41年2月4日羽田沖に全日空機が墜落、救助活動。昭和57年2月9日羽田沖に日本航空機が墜落、救助活動。平成4年7月12日北海道南西沖地震災害に対する災害派遣。北海道南西沖地震の際は、大津波が奥尻島を襲い、激甚な被害と大変多くの大切な命が津波に奪われました。今回も、EOD員の皆様が被災地へ向かわれているのですが、まだ詳細が判っていません。長浦港にいらした掃海艦「やえやま」さん、掃海艇「のとじま」さん、「つのしま」さんは勿論、土曜日の朝現在の確認ですが、出港されています。
こちらは、海洋観測艦「すま」さん。「海洋観測艦」のお名前の通り、今回の大変規模の大きな海底での地震発生のメカニズムを解明する上でも、重要な存在であると思います。
こちらも、海洋観測艦さんがたです。「にちなん」さん、「わかさ」さん。出港時の記録がありませんので、地震発生直前（約10分前）の記録にて。
全ての艦艇さんがたが重要な存在であるのですが、補給艦「ときわ」さんも重要な存在であります。海岸線付近に激甚な被害が出ていますので、洋上での給油が必要になる筈です。給油のみではなく、既に「ときわ」さんより、宮城県長沼市へ応急糧食3,000食がMH-53Eさん（ヘリコプターさん）にて輸送完了したそうです。
そして、ヘリコプターさん。こちらは、哨戒ヘリコプターSH-60J80号さん。護衛艦さんがたの「艦載ヘリコプター」さん。既に、「はるさめ」さんのヘリコプターさんが気仙沼で13名を救助されています。「きりしま」さんのヘリコプターさんは、鹿妻小学校へ物資輸送されたそうです。
2011年3月12日早朝の横須賀本港。全ての艦艇さんがたが出港されていました。どなたもいらっしゃらない横須賀本港を初めて目にしました。長浦港へも行きたかったのですが、津波などがやって来た場合、横須賀で一睡もせずに朝を迎えていましたので、避難する体力があるとは思えず断念しました。横須賀本港、長浦港に一隻の艦艇さんがたもいらっしゃないと云う状況はあり得ないのですが、あり得ない激甚な災害が起きたのです。現在、昼夜を違わず総力を結集した救助捜索救援活動が行われています。一人でも多くの大切な命が救われる事を切に切に願い、そして、我が身を挺して救助捜索救援活動にあたられている全ての皆様の無事を天に強く祈り続けております。

また、現在、節電の為、エアコンを止めています。皆様も節電を。電力が必要な地点へのご配慮を。

【0313追記修正】3月13日午前7時30分の発表にて、東京湾内湾の津波注意報は解除されましたが、海面変動が続く事も予想されます。『YOKOSUKA軍港めぐり』運航に関しましては、随時、株式会社トライアングルさんサイトをご確認下さい。また、こちらの投稿は、現在、逐次追記を重ねています。

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先ほど（3月12日正午前）、横須賀より横浜に戻りました。昨日の朝7時より寝ていませんが、寝られません。気が張っているのでしょう。あと…津波の恐ろしさを伝えたいと思い、地震発生直後から津波到達までの横須賀本港の記録を急ぎ投稿します。眠れないのですが、体力消耗しており、先に投稿した『ふりそ』版を転載致します。
2011年3月11日14時50分。『YOKOSUKA軍港めぐり』14時便到着から僅か5分。地震発生から4分。それまで穏やかであった横須賀本港内に複雑な波が立ち始めました。「波が立ち始めた」ではなく、「走り始めた」ですね。ですが、これは津波ではなく、港内反響？波？他の船舶の曵き波ではありません。もしかすると、これが津波第一波かもしれません。では、1分半時間を戻してみます。
『YOKOSUKA軍港めぐり』14時便到着直後。いつも一番最後に、その日の船長さんに挨拶して下船するのですが、「おつかれさ…」の時でした。竹本船長が「おつかれ…おい！なんだ！？変な揺れ方してるぞ！（Sea friend V号さんが）」。既にエンジン停まっている筈のSea friend V号さんが「がががが」と小刻みに、縦に揺れ始めたのです。これまで感じた事のない震動です。「地震？」。即座に外を見ます。外灯や樹が大きく揺れていました。「地震だ！」。海の上も陸の上と変わらず、地震で揺れる事を初めて経験しました。
とっさに撮った、Sea friend V号さんのGPS。地震発生直後のデータです。時刻は14時49分。長く揺れていた事が判ります。地震発生は14時46分。
チェーンを手にした中島さん、「…何か変だ…」。竹本船長、タラップを確認。既に、この時、タラップと桟橋は大きく揺れていました。揺れていたと云うより、振られていたと云った方が近いかもしれません。がちゃがちゃと振られていた。タラップを昇る事が躊躇われる程に。最後の乗客の自分がタラップを昇り切る頃、「ぎぎぎいーッ！！」と耳を刺す摩擦音。一瞬、「今渡れば、海に持っていかれる…」。タラップが捩じれるような感じでした。タイミングを見計らい、岸壁に到着。背後では、竹本船長、新井剛さんの「津波が来るぞッ！！急げ！！！」の怒号。『YOKOSUKA軍港めぐり』スタッフさんは、入口にチェーンを掛ける間もありません。自分がチェーンを掛ける時、手が震えました。「津波が来る。日本のどこかで相当大きな地震が起きた」と感じたからです。緊張しました。
最も近いところにいらっしゃる海上自衛隊さんの潜水艦さんがた。乗員の方々が艦上に総出です。
「津波が来るぞッ！急げ！！」から僅か1分。Sea friend V号さん避難開始。自分も高い場所へ避難しなくてはなりません。この時、携帯に届いた速報を確認。愕然としました。「宮城県震度7」。「震度7！」。汐入桟橋付近は、一時騒然としました。本当は、15時チャーター便が運航される予定であったのです。南関東防衛局さん『防衛セミナー』に参加された皆様がたが乗船される予定であったのです。一時騒然としましたが、『防衛セミナー』の皆様がたです。状況を即座に把握されました。
高いところに一旦避難。あっと云う間に遠ざかるSea friend V号さん。竹本さん、新井さん、中島さん、実に迅速でした。この時、横須賀本港内、長浦港より幾度も幾度も艦艇さんがたの汽笛が鳴り響き続けました。大晦日の情緒ある汽笛ではありません。強い警告。米海軍さん基地からもサイレンが鳴り響きます。「非常事態」。冷静に落ち着いて行動しなくてはなりません。と云うより、もう、ここから動けなくなりました。余震が続き、足下がふらつきます。心理的に建物の中には入れない。幸い、この場所はある程度の高さがあります。頭上も比較的空いています。
地震発生から、間もなく1時間。その間、逸見岸壁、吉倉桟橋にいらした海上自衛隊さんの艦艇さんがた、続々と出港されました。長浦港は僅かに通過されるところが見えるのですが、見えないと云っても良いです。長浦港には、護衛艦「さわゆき」さん、「おおよど」さん、掃海艦「やえやま」さん、掃海艇「のとじま」さん、「つのしま」さん、海洋観測艦「すま」さん、海上保安庁さん、民間の船舶なども続々と出港された事と思います。長浦港にゆきたくとも、私など、行ってはならないのです。逸見岸壁より、イージス護衛艦「ちょうかい」さんが出港される頃には、あれほど美しい晴天であった上空が一転、俄にかき曇り始めていました。不穏な空です。極めて不穏な空。
【0313追記】東日本大震災による大津波に流され、福島県沖15kmを漂流していた男性が「ちょうかい」さんにより無事救助され、艦載ヘリコプターで病院に搬送されました。一人でも多くの命が救助される事を切に願っております。
ふと、ヴェルニー公園側に目を向けると…また、観た事のない波が立ち始めていました。普段、ヴェルニー公園の岸に打ち寄せる波が濁る事はありません。海底が見えるほどですので。「津波が来る…」。『YOKOSUKA軍港めぐり』スタッフのまいか嬢と身を寄せ合い、二人併せて6つの端末で連絡を取り合います。「一人ぢゃ不安だけど、二人なら安心。一緒に逃げよう」と云い合いました。
無線もなかなか通じない状態が続き、少しの間、海から目を離したのですが、振り返り「！！」。瀧が現れました。津波の前兆「引き波」です。「引いてる…」。潮位が急速に下がり始めました。時刻は16時30分。地震発生から1時間45分。第一波が間もなくやって来ます。
それから僅か6分。恐らく、引き切った状態。海底がここまで見えるのは、春の大潮以上です。『YOKOSUKA軍港めぐり』の汐入桟橋が海底に着くのではないかと思われました。非常に印象的であったのは、実に静かであった事です。時折、サイレンと「津波警報が発令されています」の警告が響く以外、実に静かであったのです。異様な静けさでした。隣に楽しそうな中学生たちがやって来ましたが、キツく警告しました。「海で遊ぼう♪」と楽しそうだったのです。彼らは何をそんなに、と最初笑っていましたが、いきなり怒ってて、何か変な人と思われようが構いません。
イージス護衛艦「きりしま」さんが出港される頃には、終末感さえ覚える空になっていました。ですが…この空、記憶に強く刻まれています。子どもの頃に何度も何度も観ていた『こども図鑑』の関東大震災直後の津波押し寄せる写真に酷似していました。吉倉桟橋には、補給艦「ときわ」さん。全ての艦艇さんがたが出港されるでしょう。大型曳船さんがた、横須賀本港内に4隻同時にいらっしゃるのは、「ひゅうが」さん就役の日以来であると思います。
異様な光景でした。海が黒いのです。暗いのに明るい。そして、横須賀本港内海面は、鏡のように平坦です。その穏やかさにも恐ろしさを感じました。静まり返る横須賀本港内。既に、私と『YOKOSUKA軍港めぐり』スタッフのまいか嬢、警備員さん、シャトレーゼさんの社長、社長夫人が安全確認の為におられる他に、この付近に人は居なくなりました。
時刻は17時3分。音もなく津波の第一波が横須賀本港に到達し始めました。本当に音もなく、じわじわと海面が上昇してゆきます。間もなく、「通常の満潮時」のラインを超えます。この時、横須賀駅前には、普通に歩いていらっしゃるお方が見えます。危険です。
遂に「通常満潮時」のラインを超えました。なのに、ヴェルニー公園には、普通に（見える）していらっしゃる方々のお姿が見えていました。「危ない」と叫んでも、到底届かない距離です。何故、そんな無防備に…
時刻は17時6分。海面が排水口の天井にかかろうとしています。約30分前には排水口は全体が見えていましたし、更にその下、瀧が現れ、海の底まで見えていたのです。ここでも、普通に歩いていらっしゃるお方が…この距離でも、叫んでも届かないでしょう。望遠で寄って寄って撮っていますので。
17時12分。汐入桟橋的日の入り時。最も海面が上昇した頃です。『YOKOSUKA軍港めぐり』の汐入桟橋が、これほど上がって来ていました。最も引いた頃には、タラップは滑り台以上の傾斜でした。
17時17分。排水口が隠れそうです。隠れたら、私たちもダイエーさんの更に上階へ。排水口天井から、自分たちの高さまで、あと5mほどあると思うのですが、津波の高さは予測出来ません。同時に東京湾に避難しているSea friendさんがたとの無線を確認しながら（私は横で耳を傾けながら）、横須賀本港内を注視していました。
17時21分。海面に渦が出来始めました。波が引き始めた？
やはり、また引き始めました。この繰り返しなのです。津波は繰り返し繰り返しやって来るのです。第二波、第三波と大きくなる事もあります。その第二波に備え、まいか嬢と共にダイエーさん上階へ避難しました。しばし、退避の後、それぞれ行動する事となりました。しかし…自分は帰宅出来るのだろうか…。この時、テレビの報道を一切観ていない状態です。駅に向かうにしても、ヴェルニー公園と同じ高さまで降りる事になります。ダイエーさんに留まるべき？上から街の様子を見てみる事にしました。汐入の街は動いていました。iPhoneでwebを確認。京浜急行、JR、完全に止まっていました。「帰れない…」。国道16号は、いつもは夕刻であれば、頻繁にバスが行き来していますが、全くバスの姿は見えません。帰れない…どうしたら良い？延命地蔵尊さんにお参りもしたい…。その時でした。海上自衛隊さんの皆様のお姿が見えたのです。続々と横須賀地方総監部さん方面へ向かわれています。「今だ！」。
海上自衛隊さんの皆様がいらっしゃれば安心です。急いで横断歩道を渡りました。皆様、続々と続々と駆け足に近い徒歩で、横須賀地方総監部さん方面へ向かわれます。国道16号には、車もこんなにたくさん。横須賀の街で、これほど一度に海上自衛隊さんの皆様がいらっしゃるのは、観艦式の際にもありませんでした。「横須賀にご所属の海上自衛隊さんの艦艇さんがたが全て災害派遣に向かわれるのだ…」。
皆様のお姿をお見送りし、「さあ、では、自分はどうしたら…」と思い、カメラを下げた時でした。正面に、にこにこと笑っていらっしゃるお方がいらしたのです。一瞬、判りませんでした。次から次へと、「尋常でない」光景を見て来ましたので、頭が麻痺していたようにも思います。
にこにこと笑っていらしたのは、「キャプテンミタムラ」こと、メルキュールホテル横須賀・総支配人である三田村氏でありました。こちらは、メルキュールホテル横須賀さんに避難した後のお写真ですが。「うちにいらっしゃい。電車は動いていないよ。部屋は満室だけど、電車が動くまで過ごせる場所があるから。ニュースも観られる。あたたかい飲み物もね」。まるで、キツネにつままれたような気持ちでありました。瀟洒なホテルさんを緊急時に「避難所」として開放されたのだそうです。メルキュールホテル横須賀さんへ入ると、多くの方々が既に「避難」して来られていました。この時、自分が「帰宅困難者」となった事を実感しました。そして、激甚な大災害「東北・太平洋大震災」の映像に言葉を失いました。総力を結集した救助活動が行われています。『YOKOSUKA軍港めぐり』で、いつも活き活きとにこにこを手を振って下さる海上自衛隊さんの皆様、お一人お一人のお顔が目に浮かびます。今もぬくぬくと布団で眠れる心境ではありません。

今も余震で揺れていますが、まるで、何事もなかったかのような、穏やかな午后です。あまりに平和な午后です。激甚な災害に遭われた皆様を思うと、いたたまれないです。

投稿予定を変更して、仮投稿します。本日、国内最大の巨大地震発生直後の横須賀本港です。即座にシーフレンド5号さん、避難してゆくところです。私たちもダイエーさん前に避難しつつ、記録を撮り続けましたが、京浜急行、JR共に止まっており、自宅に帰る事が出来ません。投稿も携帯電話からのみです。

横須賀本港は幾度も潮位が2,3m変化しました。海上自衛隊さんの艦艇さんかたの汽笛が幾度も幾度も鳴り響き、非常事態である事が解りました。一斉に艦艇さんがたが出港されると日の入りとなりましたが、海上自衛隊さんの皆様が続々と横須賀地方総監部さん方面へ、駆け足に近い徒歩で向かわれました。

現在、メルキュールホテル横須賀さんに身を寄せています。瀟洒なホテルロビーが避難所のようです。三田村総支配人に偶然、信号のところでお会いしたのですが、本当に安堵しました。キャプテンミタムラの乗船許可を戴きましたので、電車が復旧するまで、メルキュールホテル横須賀さんで過ごします。今日、横須賀に居て、本当に良かったと心底思いました。もしも、別の出先、自宅に独りきりであったら、どれほど心細く不安であったでしょう。目の前には海上自衛隊さん・米海軍さん。今はメルキュールホテル横須賀さんでニュースを見ています。早く帰宅して投稿したいのですが。

現在、12日午前0時47分です。国道16号の渋滞も解消しました。タクシー空車も多くなりました。帰ろうと思えば帰れます。ですが、夜明けを待ち、ダイエーさんデッキより横須賀本港を記録し、帰ります。JR横須賀線、京浜急行が運行していれば、ですが。

では、3月6日快晴の日曜日午前8時38分、シンガポールでの合同訓練に向けて横須賀を出港された海上自衛隊掃海隊群第51掃海隊・掃海艦「はちじょう」さんお見送りの記録を投稿致します。掃海隊群さんならではの心あたたまるお見送りであります。
「30（さんまる）埠頭」＝「NP-1桟橋」に到着したのは、午前7時50分。いつもは『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんから、逆光の位置で見学している地点。NP-1桟橋には、第51掃海隊・掃海艦「はちじょう」さん、「やえやま」さん、「つしま」さん。見事に中央正面には「YOKOSUKA MOTHER」掃海母艦「うらが」さん。この日、初めて判りました。見事な位置であったのです。NP-1桟橋は、穏やかに美しい朝を迎えていました。風も殆どなく、寒さは感じませんでした。早朝の長浦港は、平成21年度自衛隊観艦式以来であります。
出港を控えた「はちじょう」さん。既に、お見送りのご家族の方々は艦内をご見学されているようです。艦尾自衛艦旗地点に、乗員の方々が集まって来られました。そうです。まだ、自衛艦旗が掲揚されていません。午前8時直前でした。
桟橋を挟んで、お隣には、お見送りの「舞台」となる「やえやま」さん、「つしま」さん。勿論、こちらでも、艦尾に皆様お集まりです。
静かに清々しい長浦港に凛とした「おはようございます！」の声が響きました。
続いて、「やえやま」さん、「つしま」さんからも「おはようございます！」の声が響きました。
お見送りのご家族の皆様も自衛艦旗掲揚に立ち会います。この時、らっぱの音（ね）と共に国歌が響きます。らっぱは、日の入り刻と同じ旋律です。
「やえやま」さん自衛艦旗掲揚であります。海上自衛隊さんの「1日」が始まります。『YOKOSUKA軍港めぐり』では、日の入り刻の『サンセットクルーズ』がありますが、『サンライズクルーズ』は、まだ運航されていませんので、なかなか私たちは目にする事は出来ません。きりりと身の引き締まる思いでありました。
「はちじょう」さん自衛艦旗、ロープを支柱にしっかり固定します。艦首国旗は、航行時におろされますが、艦尾自衛艦旗は航行時でも掲げられています。この日は、風が殆どない事が判ります。実に穏やかな快晴の朝でありました。
「？？おやっ？」。「はちじょう」さんより、イキなハッピ姿でご登場ですよ。「何故、ハッピ…？」と思ったのですが、既に桟橋には太鼓が準備されていたと云うのに、気付いていなかったと云う…（本当に、いつも鈍くてすみません…と云うか、桟橋に太鼓があるとは全く予想していなかったので）。
内心、「何故、ハッピ…」と思いながらも、はちじょう野口艦長のご挨拶となりましたので、記録を撮りながら、耳を傾けました。しかし、少し距離がありましたので、詳細には聴こえませんでした…。自分は、「はちじょう」さんご家族ではありませんので、あまり前に出るのもどうかと思い、「やえやま」さん前におりました。
はちじょう野口艦長のご挨拶の後、ようやく「あ！太鼓！」と気付きました。これより、シンガポールにての文化交流の際にご披露される「八丈太鼓」の「お披露目」であります。
早朝の長浦港に太鼓の音が響きます。揃いの「八丈ハッピ」にねじりはちまき。「日本の心」です。秘かに練習なさっていたのですね。『YOKOSUKA軍港めぐり』では、太鼓の音は聴こえませんでした。宮崎県都城市庄内に滞在していると、夜間、南洲太鼓の音が聴こえるのです。もしかすると、夕刻の長浦港では八丈太鼓が聴こえていたかもしれませんね。
見事な八丈太鼓のお披露目に、やえやま杉山艦長、「やえやま」さん、「つしま」さんの皆様、拍手でありました。
「はちじょう」さんをお見送りされる「やえやま」さん、「つしま」さんの皆様、和やかにあたたかい笑顔でありました。華やかでもありましたが、この日のNP-1桟橋は、終始和やかであたたかい空気に包まれていました。そこに感じられたのは、「結束」です。「海上自衛隊掃海隊群」の結束。絆ですね。
さあ。「八丈太鼓」も、「はちじょう」さんに乗艦です（掃海艦さんに「太鼓」が隠されていたとは…この日、初めて知りました）。あたたかく和やかなNP-1桟橋ですが、刻々と出港が近付いていました。

では、「はちじょう」さん出港記録第1弾、これにて投稿であります。僅か約1時間でありましたが、500cutを超える記録数となっております。

本日早朝の横須賀は、大変美しい晴天でありました。3月6日午前8時38分。海上自衛隊掃海隊群第51掃海隊・掃海艦「はちじょう」さん、シンガポールにての訓練へ向けて、長浦港は「30（さんまる）埠頭」＝「NP-1桟橋」より出港されました。まだ帰宅直後ですので、速報にて投稿致します。
美しい青空のもと、掃海艦「はちじょう」さん。少し長い期間、横須賀をお留守にされます。しばらくの間、『YOKOSUKA軍港めぐり』にてお目にかかれなくなりますが、遥か南の海にいらっしゃるお姿に思いを馳せて下さい。
お隣には、掃海艦「やえやま」さん。福本掃海隊群司令を筆頭に、ずらり皆様勢揃いされ、「はちじょう」さんをお見送りされます。錚々たるお顔ぶれであります。
お見送りする「やえやま」さん艦橋には、福本掃海隊群司令、やえやま杉山艦長、相沢掃海隊群作戦幕僚。らっぱの音（ね）が長浦港に響き渡ります。
さあ…いよいよ出港です。「はちじょう」さん、桟橋を離れられました。桟橋で見送られるご家族の皆様へ色とりどりのテープが飛びます。
「はちじょう」さんの皆様、どうぞお気をつけて！無事の「凱旋」を心よりお待ち申し上げております。
「303」の向かう先は、空どこまでも美しく。
「はちじょう」さんの皆様、一斉に「帽振れ」であります。
ゆっくり、ゆっくりと…「はちじょう」さんが出てゆかれます。
「やえやま」さんでも、一斉に帽振れ！であります。上甲板にずらり整然と整列されているのは、「やえやま」さん、「つしま」さんの皆様。
「はちじょう」さん、桟橋を離れ、長浦港へ進まれます。いつもは、高速で出てゆかれるのですが、今日は、ゆっくりと。静かに滑るように出てゆかれます。
「はちじょう」さん、「YOKOSUKA MOTHER」掃海母艦「うらが」さんへ、「では、行って参ります」と仰られているように思えました。少し見えづらいかもしれませんが、「つしま」さんのお三方が処分艇さん上よりお見送りです。
晴れ晴れしくも心あたたかく、そして…とても切なかった場面です。「彼」を見送る「彼女」の後ろ姿が切なくて。思わず、涙が出ました。貰い泣き。でも、大丈夫。待っている時間は長く感じられるものですが、笑顔で戻られた時の嬉しさは、何事にも代え難いでしょう。
しばしのお別れを惜しむかのように、ゆっくりと「はちじょう」さんが東京湾へ進まれます。「301」に見護られて。
「はちじょう」さんのお姿が遠ざかる頃、福本掃海隊群司令は、お見送りに来られたご家族の皆様がたに気遣いのお言葉をかけられていました。そのお心遣いに、ご家族の皆様も安堵された事でしょう。
出港前には、「はちじょう」さんのお三方が見事な「八丈太鼓」をご披露されました。
シンガポールにての文化交流の際には、ますます磨きがかかっている事でしょう。揃いのハッピにねじりはちまき。「日本の心」。

「はちじょう」さん、シンガポールへ向けて出港されました。「はちじょう」さん出港直後、福本掃海隊群司令が仰られた通り、「このようなあたたかい見送りは、掃海隊群ならでは、だと思いますよ」。まさに仰られた通りでありました。涙もありましたが、そこかしこで楽しげな笑い声、美しく穏やかな笑顔を目にしました。幸せな光景も多々ありました。
お見送りの為、早朝の田浦倉庫群に着いた頃、空には3つの太陽。「三重の太陽」です。「幻日」と云う現象ですが、珍しい事です。掃海艦さんがたの艦番号は「301」「302」「303」。独り勝手にその符合に驚いていました。冒頭にも書きましたが、まだ帰宅した直後ですので、本当に駆け足の速報であります。私事で恐縮ですが、実は…寝ないでお見送りに向かいました。少しだけ休ませて下さい。

すみません。今夜も冒頭からお詫びです。本日、体力の限界。今夜は1cut投稿です（『ver.YB』的に）。
本当に『ver.YB』になっております。本日の『YOKOSUKA軍港めぐり』の名ご案内は瀧元あずさ嬢。2Fデッキより「ライブ案内」でありました。「前方より302,301,303…の艦が見えて参りました。こちらは掃海艦…」。お天気の良い日の『YOKOSUKA軍港めぐり』は、殆どのお客さまが2Fデッキからのご見学。瀧元あずさ嬢も2Fデッキに出張です。奇しくも、昨日投稿と繋がりましたよ。

すみません。いきなりお詫びから始まりますが…。今夜は本日の記録を投稿し切れません。時間がないのです。慌ただしくてすみません。
ああ、今日も横須賀は雨だった…。ですが、雨でも『YOKOSUKA軍港めぐり』は大丈夫。1F客室内は暖かいですし、ライブカメラもご覧戴けます。丁度、長浦港、掃海艦「つしま」さん、「やえやま」さん、「はちじょう」さん前に来たところです。1F客室内に居ると真正面が見えづらい地点がありますが、映像を確認してから、2Fデッキに行っても間に合います（^-^）。いつもは雨が降っていても2Fデッキに居るのですが、まだ体調万全ではありませんので、1F客室内に避難していました。本日の名ご案内・瀧元あずさ嬢の後ろのモニタには、さまざまな映像・画像が表示されます。ライブカメラ、GPSなど、また違った『YOKOSUKA軍港めぐり』が出来ます。
真正面と云えば、本日の米海軍さん警備艇さん。「GOOD MORNING」であります。が…このまま急接近。「わー！？近い近いぶつかるぶつかる…」訳がありません。
それにしても、近いですね。完全フレームアウトです。回覧板が渡せそうな距離です。お隣は、アメリカ合衆国。それが横須賀。以前、横浜、自分が生まれた町もそうであったのですが、横浜はすっかり変わってしまいました。
笑顔の後方には、海上自衛隊さんイージス護衛艦「ちょうかい」さん。建国記念日の頃より、「ちょうかい」さん、米海軍さんサイドにいらっしゃいます。
本日は、米海軍さんの潜水艦さんが入港されていました。少し距離がありますので、よく目をこらさないと見えないかもしれません。昨日はいらっしゃらなかったので、本日入港されたようです。右手には、海上保安庁さんの巡視艇「くりかぜ」さん。
『YOKOSUKA軍港めぐり』では、海上保安庁さんの皆様の見学もできます。「くりかぜ」さんは、横須賀海上保安部さんにご所属で宜しいでしょうか。いつも、掃海艦さんがたのお隣にいらっしゃるんですよ。
思いっきり寄っておりますが。こちらは海上自衛隊掃海隊群第51掃海隊・掃海艦「やえやま」さん前甲板。この日、「やえやま」さんにパネルが準備されていましたので、「？お客さまが来られる？」と思っていたのですが…
お隣の掃海艦「つしま」さん前甲板にお客さま…よくよく観ると、「JAPAN COAST GUARD」のお帽子が見えました。掃海艦「つしま」さん、「やえやま」さんに海上保安庁さんの皆様がお越しでありました。
この時は、和やかにお話をなさっているようです。海上自衛隊掃海隊群・海上保安庁「交流」のご訪問でしょうか。訓練ではないですね。パネルが掲示されていますし。
中央左手より掃海艦「つしま」さん、「やえやま」さん、「はちじょう」さん。その両脇に海上保安庁さんの巡視艇さんがたがいらっしゃいます。
秋澤さんが目立っておりますが、今年の元日始発便には、海上保安庁さんの皆様が警備の為にご乗船されていました。私が無造作に床に置いた荷物をすかさず「不審物」としてチェックされていて、「さすが」と思いました。すみません。紛らわしい事をしまして…。
警備・巡視と云えば、海上自衛隊さんでは、横須賀港務隊の交通船さん。常に横須賀の港各所を巡回されています。少し不思議な写真になりました。まるで、明け方のようです。真昼の時刻なのですが…。
写真を明るくしました。雨の横須賀本港。交通船YF2154号さん。拡声器が見えました。この時は、よく見えていなかったのですが（何せ、結構雨が降っていたのです）、お客さまがたくさんご乗船でした。『海上自衛隊横須賀地方総監部便』であったのでしょうか。
交通船YF2154号さんがいらしたのは、横須賀消磁所方面。横須賀消磁所では、昨日に引き続き、訓練支援艦「てんりゅう」さんの船体消磁が行われていました。曳船YT83号さんが引き続きお手伝いなさっています。
「てんりゅう」さん艦尾地点では、曳船YT59号さんがお手伝いなさっていました。消磁ブロックS1の上にいらっしゃるのは、「てんりゅう」さんの皆様でしょうか。こうして観ると、消磁ブロックが大きい事が判ります。
横須賀消磁所から横浜方面を観た時でした。「あ！さんふらわあ号さん！」。『YOKOSUKA軍港めぐり』中、初めて目にしました。「さんふらわあ」号さんと云えば。
ここでぎりぎり。志布志港より出港される海上自衛隊掃海隊群第1掃海隊・掃海艇「みやじま」さん、「いずしま」さん、「あいしま」さんと「さんふらわあ」号さん。
何と、第1掃海隊の皆様と「さんふらわあ」号さんは一緒にご出港であったのです。まるで、第1掃海隊さんが先導されているかのようでした。本日、初めて『YOKOSUKA軍港めぐり』で「さんふらわあ」号さんを目にして、この日の志布志港を思い出しました。
掃海隊群さんと云えば、「YOKOSUKA MOTHERS」の掃海母艦「うらが」さん。昨年、志布志港には「うらが」さんは来られなかったのですが、2月10,11,12日と鹿児島本港にての一般公開に向かわれていました。本日は、「うらが」さんの皆様、各地点で作業なさっていました。こちらのナイスな皆様は何をなさっていたかと云うと…
油船YO35号さんより給油中であったようです。「長い」のです。油船さんも横位置ですと長くていらっしゃるのですが、チューブも長いですし、「うらが」さんの甲板までも長い（高い）です。さまざま作業が行われていたのですが…すみません。今夜は、ここで時間切れです。申し訳ありません。
雨に滲んだ試験艦「あすか」さんの横須賀本港入港をはじめ、海洋観測艦「にちなん」さん、「わかさ」さん。とにかく、記録多数。『YOKOSUKA軍港めぐり』が如何に凝縮された45分であるのかが、記録数の多さに現れています。

今日も、やや喘息気味です。低気圧がたくさん居るせいです。では、今夜も駆け足で1投稿。現在、まだ体調万全ではありませんので、集中的にこちら『日報』を投稿しています。すみません。この3月は、より一層記録先行となります。
本日は時折、霧雨降る横須賀。このような日の東京湾は幻想的とも云える光景になります。横須賀消磁所には、呉よりお越しの訓練支援艦「てんりゅう」さん。とてもお久しぶりにお姿を拝見する事となりました。恐らく…2009年以来です（自分は）。
今にも雨が降り出しそうです。
今にも雨が降り出しそうと云うより、雨雲の中に居るような感じです。米海軍さんサイドには、海上自衛隊さんイージス護衛艦「ちょうかい」さん、米海軍さんタイコンデロガ級イージス駆逐艦「シャイロー」さん。ご覧の通り、お二方とも海と同化しています。横須賀的水墨色調。薄墨色の濃淡の世界です。白亜のメルキュール横須賀タワーも同期していますね。
横須賀消磁所内の訓練支援艦「てんりゅう」さん。船体消磁のご準備が着々と進んでいました。船体がコイルぐるぐる巻きになります。コイルが自動的に巻き付く訳ではありません。水中処分員さん・潜水員さんがお手伝いされます。
本日も横須賀の港各所は忙しく動いていました。こちらは、おやしお型潜水艦さん地点。油船YO28号さんと…「ハウス」。以前から気になっていたのですが、こちらの「ハウス」はどのような役割なのでしょうね…
忙しくなさっていたのは、こちらのフォークリフトさんもです。ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」さんの飛行甲板を忙しく行き来されていました。フォークリフトさん、速いです。もし自分が運転したら…そのまま、海に飛んでしまいそうな程、快走されます。
曳船YT83号さんもお忙しそうです。未だに質問出来ていない事柄が多々ありますが、曳船さんがたのエコなマットの素材が気になります。
「YL13インダストリアル」。運貨船YL13号さんも本日お忙しそうでした。
運貨船YL13号さんと交通船YF2142号さん。お二方ともに横須賀の港各所のお仕事に従事されている横須賀港務隊さん。
「MINE FACILITY GATE」前。常に港各所を巡回されている交通船さん。本日は、YF2142号さんが最も近くを通られました。
運貨船YL13号さんは、よくこちらにいらっしゃいます。「だいちのはな」前。「DAICHINOHA NA」になったのですね。
長浦港船越岸壁には、潜水艦救難母艦「ちよだ」さん。大きな大きな防舷物を準備されていますね…
「ちよだ」さんの象徴の一つ。「SHELTER」。「ちよだ」さんには女性隊員さんも乗艦されています。『YOKOSUKA軍港めぐり』の名ご案内・瀧元あずさ嬢のお友達もいらっしゃるそうですよ。
内火艇「わかさ」号さんとヴェルニー記念館。ばっちりでした。そうそう。海洋観測艦「わかさ」さんにも、女性隊員さんが乗艦されていると思います。
本日、「わ？！」だったのは、こちら。新井掘割水路を抜ける地点。「FIRES」の皆様がお集りです。
「わ！？廻ってる」。赤色灯が点滅しています。本日、吾妻島東海岸は防火訓練であったのでしょうか。
消防車さん2台いらっしゃいました。吾妻島では、よくイエロー消防車さんをよく見かけます。
新井掘割水路を抜けた後、吉倉桟橋方面で、スカレーちゃんのお友達が大勢舞っているのが見えました。「ご馳走がいっぱい？？」。いえ、違います。補給艦「ときわ」さんが動いていらっしゃるのです。
貫禄の補給艦「ときわ」さん、吉倉桟橋を離れられました。お手伝いなさっているのは、大型曳船YT66号さん、YT74号さん。ご覧下さい。見事な位置です。
「ときわ」さん、堂々たる真正面です。『YOKOSUKA軍港めぐり』のシーフレンド1号さん、お邪魔にならぬよう、200m全力疾走しました。
「ときわ」さん真横の位置。これほど引かないと（離れないと）全身入りません。大きい…と云うより…「長い！」です。全長167mです。「ときわ」さんのお仕事は「給油」です。
こちらは、油船YO35号さん。この角度からですとコンパクトでいらっしゃるのですが、真横から観ると油船さんも「長い」のです。油船さんや水船さんは「長い」のです。さまざまな任務のさまざまなお姿があります。
とてもお久しぶりです。蜃気楼と特務艇「はしだて」さん。美しいお姿の「はしだて」さん、横須賀に戻って来られました。かなり距離がありましたので、少し画像が粗くなってしまいましたが…。横須賀防波堤が浮いています。不思議ですね。防波堤は浮いているのですが、「はしだて」さんは宙に浮いていないように見えます。不思議です。

本日もさまざまな見学でありました。相当疲れているのですが、今は、がむしゃらに乗船したい心境です。各ブログが順調に投稿出来ていない事が気がかりですが、記録先行させて下さい。
本日の『YOKOSUKA軍港めぐり』チーム。癒しの和み。ちょいとブレてしまいましたね…。本日の船長さんは荒井伸介パパ。名ご案内は瀧元あずさ嬢。甲板員は本田人志さん。自分はボロボロでも、みんなの笑顔、楽しそうなところを観ていると幸せ感じます。自分は、かなり追い詰められているのですが（^-^;）。ところで、最近、ロシア語のコメントが多いのですが、何故でしょうね？少しだけロシア語が読めるので、首を傾げています。妙なコメントなので。

深夜になって、本降りの雨となりましたね…。春の雨と云う感じです。あまりにいろいろな事があり過ぎ、はっと気付けば、もう2月も本日で終わりです。あっと云う間でした。いよいよ3月です。最早、時間が足りないとかの域を超えている気がします。どうなってしまうんでしょうね（自分の事を他人事のように）。さて、では、もう1投稿。爆走から始まります。
春一番吹き荒れる快晴の横須賀本港。前方より米海軍さん警備艇さん爆走であります。「幕開け」です。ごーッ。『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんは爆走出来ませんが、このぐらいの気合い入れないと、この日の東京湾に太刀打ち出来ません。大変な強風でした。
Sea friend V号さん、春一番強風吹き荒れる東京湾へ乗り出しました。横須賀消磁所が見えて参ります…「！」。発見です。消磁ブロックの壁が立ちはだかります。ですが、「障害」ではありません。「頼り」です。「EODレンズ」reflex500で、まともに写真が撮れる状態ではありませんでした。「連続する（大きな）焦点」が頼りです。
横須賀消磁所沖、遥か彼方に掃海艦「やえやま」さんのお姿が見えました。「recovery0209！」。この遠距離でも判りますよ…「やえやま」さんです。判るのですが、ピントが合わせられる状況ではありません。あまりの強風にカメラは煽られ、自分もふらふらです。ものスゴい風。
reflex500断念、300mmで勝負です。午前11時までに千葉市では17.0m/s、横浜市では18.3m/sの南西・南南西寄りの瞬間最大風速を観測したそうです。昨年と同日の「春一番」。白うさぎがひた走る東京湾。「やえやま」さん、長浦港を目指し、まっしぐら。洋上の緑の箱は「はこざきのはこ」ではありません。遥か沖合の「よこすか3」。
速い。速いです。とても速いのです。『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんも同じ方向へ進んでいますので、「やえやま」さんの速さが判ります。「やえやま」さん、「つしま」さんは数日間、訓練に出ておられました。「つしま」さんもいらっしゃる筈です。この白うさぎの海に。
殆ど千葉県。掃海艦「つしま」さん発見です。あの状況で、視力0.1以下で、よく見える…と自分で驚きます。
前方、「やえやま」さん、早くも「はこざきのはこ」沖に到達。艦番号「301」catch。つまり、早くも艦番号がはっきり見える距離に到達された、と云う事です。強風（暴風に近い）吹き荒れる東京湾を一路長浦港へ向かう「やえやま」さん。この速度では、次にお姿が見えるのは、長浦港「30埠頭」着岸後でしょう。『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんが長浦港→新井掘割水路→横須賀本港を巡り、次14時便が出航する間に入港着岸されているでしょう。
その通りでした。14時便、長浦港が見え始めた時には、既に「やえやま」さん、「つしま」さん、戻られていました。ギラギラの逆光の彼方に。
しかも、既にご到着になられてから、時間が経過しています。思わず、この日の名ご案内の新井剛さん。「前方から303番…あらッ！？もう戻ってますね。驚きました。先ほどの便では1隻だけでした。お客さま、ラッキー。掃海艦3隻観られます」。
ご到着直後であれば、艦橋、甲板には大勢の方々がいらっしゃいますので、既に戻られてから時間が経過しています。
「やえやま」さんの皆様、おつかれさまでした。それにしても速かったですねぇ…。あの強風かッ飛ばし、戻って来られましたね。ものスゴい向かい風であった筈なのですが。
何事もなかったかのように、穏やかに「30埠頭」。14時便終了後、名ご案内・新井剛さん、「やっぱ、スゴいっすよ。あの人たちの技術はスゴいです」。昨年11月に掃海部隊の皆様が寄港されていた油津港に集まっておられたタクシー運転手さんがたも仰っていました。「さすが海上自衛隊って思ったよ。さーっと入って来て、すぱっと停める。見事だったねえ」。

雨が降り出す前から、また少し喘息気味です。気圧が下がると息苦しくなります。人間百葉箱です。寝ると余計に息苦しくなりますので、あと2投稿。今週は記録先行及び作業が主になると思われます。まだ判りませんが。では、幻の東京湾から一転。快晴春一番の日の『YOKOSUKA軍港めぐり』を2編に分けて。
お久しぶりです。館山よりお越しの海上自衛隊さん哨戒ヘリコプターSH-60K19号さん。素晴らしく快晴の空に映えます。颯爽と横須賀本港上空へ。『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんの間近を通過されます。これが、『YOKOSUKA軍港めぐり』。
SH-60K19号さんのお姿が見えたのは、横須賀消磁所上空でした。まだ、2Fデッキの殆どのお客様がた気付いておられません。致し方ありません。この日、この時、千葉市では17.0m/s、横浜市では18.3m/sの南西・南南西寄りの瞬間最大風速を観測したそうです。昨年と同日の「春一番」。吹き荒れる強風をものともせず、東京湾を颯爽と縦断されて来たSH-60K19号さん。前方からは殆どヘリコプターさんの音は聴こえないのです。風の音も大きいですし。
間近上空を通過される頃、ようやくお客様がた、お気づきになられました。SH-60K19号さん、実に颯爽と行き過ぎてゆかれます。既に『YOKOSUKA軍港めぐり』出航前に、逸見ヘリポートにヘリコプターさんがいらっしゃる事は判っていましたが、あまりの強風。「…こ…こんな強風でも来られる？」と思っていたのですが、「春一番不問」でありました。力強く颯爽と。
SH-60K19号さん、逸見ヘリポート上空にご到着。着陸される際を見学出来るでしょうか…ぎりぎり見えそうですよ…
日常に米海軍さんイージス艦「ジョン・S・マケイン」さんと海上自衛隊さん哨戒ヘリコプターSH-60K19号さん。家並みと同化しています。お姿、探して下さい。
ぎりぎり見えました。SH-60K19号さん、逸見へリポートに着陸です。残念ながらお帰りになられる際は見学出来ませんでしたが、間近を通過してゆかれる際を見学出来ました。丁度、ご乗船されていた小田急さんツアーの皆様、良かったですね（^-^）。それにしても、海面がぎざぎざです。大変な強風。何せ春一番です。
『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さん、頑張って春一番吹き荒れる東京湾を乗り切り、長浦港へやって参りました。あ…潜水艦救難母艦「ちよだ」さんです。前日までお留守でしたので、戻られたばかりです。その前方は、掃海母艦「うらが」さん。「YOKOSUKA MOTHERS」です。貫禄のお母様がた、落ち着いておられますが、長浦港も白波が走っています。
こちらは、「30（さんまる）埠頭」。お留守番のカモメさんたち。「掃海艦さんたち、いつ帰って来るのかなあ…果報は寝て待てだから寝てようか…ここあったかいし…」。ここは、のどかでした。
スカレーちゃんのお友達のぺったりカモメさんたち。思い出した光景がありました。
色は違いますが、このカバーに見えるのです。こちらは、掃海艦「やえやま」さん。あちこちに出っ張りがありますので、一般公開時、見学の方々が躓かれないよう、配慮のカバー。志布志での一般公開の際、初めて目にした気がします。
「30埠頭」には、掃海艦「はちじょう」さんのみ。「やえやま」さんと「つしま」さんはお留守でありました。
振り返り、「MOTHERS」。掃海母艦「うらが」さん、潜水艦救難母艦「ちよだ」さん。「うらが」さんも前週に鹿児島本港にての一般公開より戻られたばかり。「ちよだ」さんも、この日（もしくは前日夕方）に戻られたばかり。
お昼どきであったのですが、突如、「ちよだ」さんのマストに旗が揚がりました。潜水A旗です。「？？」。
初めての見学です。潜水艦救難母艦「ちよだ」さん地点で、何か…訓練が行われるようです。「ちよだ」さんには、大勢の飽和潜水員の方々がご所属になられています。
中央真正面の位置。これでは引き過ぎなのですが、どうしても、「SHELTER」を入れたかったのです。「ちよだ」さんを象徴するのは「SHELTER」と深海救難艇。
艦首地点には、いつも吾妻島前にての訓練にいらっしゃる作業艇さん。飽和潜水員の方々のお姿が多く見えますので、何か…潜水訓練が行われるのでしょうか。初めての見学です。
吾妻島前にて「ちよだ」さんご所属の飽和潜水員の皆様が訓練なさっている際は、約8分間の「訓練の一端」を見学するのですが、この日は「ちよだ」さん地点ですので、往復2度、そして、3便に渡る記録ですので、「とびとび」の見学記録であります。また、長浦港と云えども、この日は南からの強風が吹き荒れ、なかなか落ち着いて記録出来ませんでした。
「ちよだ」さん越しに東京湾。更に強風吹き荒れています。このような海は、宮崎県日南市で幾度も目にしました。沖合、水平線辺りに波が飛び上がるのを幾度も目にしました。
強風のおかげで、空も海も美しい色合いでありますが、写真は美しくとも、実際には何が何だか判らぬ強風でありました。海の上は厳しいのです。「MOTHERS」の傍らを離れ、美しくも凄まじい東京湾へ再び乗り出します。

2011年2月24日。平成22年6月25日に勇退された護衛艦「はつゆき」さん横須賀ご出発の日、後編であります。吉倉桟橋を離れられ、東京湾へ出てゆかれました。時刻は12時46分。『YOKOSUKA軍港めぐり』13時便出航まで、しばしの間、「はつゆき」さんのお姿は見えなくなりましたが、横須賀消磁所沖にいらっしゃる、と信じておりました。今回も敢えて画像を鮮明に見えるようには修正しません。この日の白く霞む東京湾をそのままに。
『YOKOSUKA軍港めぐり』13時便出航から5分。米海軍さんイージス巡洋艦「カウペンス」さん越しに東京湾が見えて参りました。「はつゆき」さんです。追いつく事が出来ました。焦ってはいませんでした。きっと、こちらにいらっしゃると思っていました。
「はつゆき」さん、これまで通りに横須賀消磁所で船体消磁をなさるかのように見えました。
青銅の鏡のように穏やかな東京湾。時が止まっているかのようにも思えました。日々、忙しく行き交う船舶が見えていない為です。
時は止まってはいませんでした。『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんも長浦港を目指し進んでいますし、「はつゆき」さんもゆっくりゆっくり曵かれています。夢中でカメラを構えていたのですが、今、唯一、耳（の記憶）に残っているのは、この日の名ご案内・細井暁史さんの「最後の航海へと向かう姿…」との声です。
どうしても、横須賀消磁所の消磁ブロックと「はつゆき」さんを記録しておきたかったのです。消磁ブロックが写っていなければ、ここが何処の洋上か判りません。「DD-122 YOKOSUKA FINAL CUT」となるのです。出来る限り、横須賀と判る、東京湾と判るように。
その時でした。視界に処分艇さんが入りました。吾妻島前に横須賀水中処分隊の皆様、近い地点に潜水医学実験隊の皆様がいらっしゃる事は判っていました。同時進行です。難しいですが、この日、この時にしか記録出来ない場面となるでしょう。
「はつゆき」さんが後ろ姿となってしまいました。幻の彼方へと徐々に遠ざかってゆきます。
夢を観ているかのようでした。凹凸のない空と思っていたのですが、「はつゆき」さんの向かわれる先は、美しい情景へと変化していました。夢のようでした。
早くも、これほど遠くになりにけり…。幻の彼方へ。ご覧の通り、世界屈指の船舶銀座東京湾には、「はつゆき」さんがた以外の船影は全く見えませんでした。
『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんは、長浦港への直線へ。「だいちのはな」地点を通過。これが見納めかもしれない…と思いました。吾妻島タンクの間に「はつゆき」さんのマスト。これが見納めとなるかもしれない…。カメラを下ろしました。途端に云い知れぬ寂しさが押し寄せたのですが…
振り返ると、掃海母艦「うらが」さんに大勢の方々がいらっしゃいました。内火艇を引き揚げられるようです。はッと現実に引き戻されました。
その前方、「30（さんまる）埠頭」の掃海艦「はちじょう」さん地点も、皆様、忙しくご準備されていました。掃海隊群の皆様が忙しくなさっていた事で、正気に戻りました。「はつゆき」さんと共に彼方の世界へ旅立ちそうだったのです。
新井掘割水路を抜けると、目の前には、海洋観測艦「にちなん」さんのお姿が見えました。次から次へと、「現実」が展開し始めました。
雨が結構降っていたようですね…殆ど記憶にないのですが、レンズが曇っています。お手伝いなさっている大型曳船YT67号さんの「67」がにじんでいます。
海洋観測艦「にちなん」さん、吉倉桟橋最も奥「Y4」に着岸されるようです。「空白」はありません。
迫力の「にちなん」さん、着岸後進です。
続々、港が動きます。『YOKOSUKA軍港めぐり』14時便出航から8分。海洋観測艦「わかさ」さん、横須賀本港入港です。曳船YT83号さん、大型曳船YT68号さんがお出迎えです。
海洋観測艦「わかさ」さんの入港、至近距離ですれ違います。
雨が降り続いていました。標準のレンズに交換出来ません。とても近い距離です。3分割しないと記録出来ません。「わかさ」さんの皆様、じっと甲板に整列されています。じっと。
臨場感満点ですが、やはり、とても静かなのです。波と雨の音だけが聴こえているような…
「わかさ」さんの皆様、じっと…。ここで、思い出した場面がありました。そうです。昨年2月9日、10日の事です。先代砕氷艦「しらせ」さんが横須賀を旅立たれる前日も、こうして、「わかさ」さんと至近距離ですれ違ったのです。その日と同じく、まさに「同じく」でした。
そして…東京湾が…「はつゆき」さん、距離は開きましたが、まだお姿が見えていました。この日、『YOKOSUKA軍港めぐり』4便全てに乗船しようと思ったのは、ご出発の13時便のみでなく、全ての便で「はつゆき」さんのお見送りが出来ると信じていた為です。さすがに13時便が見納めになってしまうかもしれない…とは思ったのですが、諦めませんでした。お姿見える限り、それが「記録」です。記録は可能な限り続いている事が大切です。
左手吾妻島前には、掃海艇「のとじま」さん、「すがしま」さん水中処分員の皆様。ほっと安堵しました。「通常の吾妻島前」であったからです。手を振って下さっていますが、「はつゆき」さんに振っておられるようにも見えました。
この14時便こそが、「DD-122 YOKOSUKA FINAL CUT」となります。相当霞んでいましたが、まだ大丈夫。
「はつゆき」さん、遥か彼方です。快晴であれば、対岸の千葉県が見えますが、世界の果てのようです。左手に小さな緑の箱が写っています。これは「はこざきのはこ」ではなく、遥か遠くの「よこすか3」。『YOKOSUKA軍港めぐり』からは、相当遠方にあります。肉眼では殆ど見えない距離です。「ああ…もう、あれほど遠くに…」。
どちらからともなく…でした。水船YW24号さんのお姿がファインダ内に入って来られました。どちらにいらしたのでしょう。
そして、「DD-122 YOKOSUKA FINAL CUT」。掃海艇「すがしま」さんの皆様は訓練なさっているのですが、お見送りされているかのように思えました。既に吾妻島前の岸壁が入っており、2秒後に完全にお姿が見えなくなりました。護衛艦「はつゆき」さん、横須賀にての記録は、「完結」となりました。「ああ…行ってしまわれた…」。いつまでも東京湾を振り返っていたのですが…ふと、前を向き…「！？」。
驚きました。ブイの向こうに機雷が見えたのです。再び、瞬時に正気に戻りました。海に浮かぶ機雷を目にしたのは、とても久しぶりであったのです。掃海艦「はちじょう」さん水中処分員の皆様と「スリーダイヤ」三菱重工さんのお方でしょうか。
「正気に返れ。機雷だぞ」。そう云われているような気がしました（勝手に）。長浦港を「ぷかぷか」と、少しのどかに「はちじょう」さん水中処分員の皆様に曵かれていた機雷。「試験」が行われていたようです。遠く遠く幻の彼方へと旅立ちそうであったのですが、瞬時に正気に戻りました。
「幻」から「現（うつつ）」へ。吉倉桟橋には、海洋観測艦「にちなん」さん、「わかさ」さん。横須賀の港の時が止まる事はありません。常に動き続けます。

少し時間を置きました。では、昨年6月25日に勇退された護衛艦「はつゆき」さん横須賀ご出発の日を前後編に分けて投稿致します。2011年2月24日。記録は『YOKOSUKA軍港めぐり』始発11時便より始まります。
時折小雨降る横須賀本港。辺りは柔らかな靄に包まれていました。少し見えづらいかもしれませんが、敢えて画像は加工しません。一枚の薄白の布越しに見る光景のように。吉倉桟橋最も右手「Y4」に旧護衛艦「はつゆき」さん。お隣は試験艦「あすか」さん、海をはさんで補給艦「ときわ」さん、海洋観測艦「にちなん」さん。既に、「はつゆき」さんのお隣には、江田島よりお迎えに来られた「第十二あや丸」さん。
この日の横須賀は不思議でした。夢を見ているような。「はつゆき」さんがゆかれる東京湾。空と海の境がありませんでした。不思議に浮かぶ横須賀消磁所。振り返り吉倉桟橋…
米海軍さん警備艇さん、静かに「はつゆき」さんをご覧になられているように見えました。
吾妻島前、長浦港を一巡りし、新井掘割水路を抜けると目の前に「はつゆき」さん。いよいよご出発ですね…。横須賀本港、とても穏やかです。とても。鏡のような海です。「はつゆき」さんをお迎えに来られた第十二あや丸さん。既にロープが渡っています。
本当に穏やかな海です。2日前は、ざぶんざぶんであったのです。11時便が出航する頃は、小雨が時折降っていたのですが、気付くと上がっていました。少し空も明るくなりつつありました。風も殆どなく、辺りは静まり返っていたと記憶しています。
少し時間を戻し、「吉倉桟橋記念撮影」です。「はつゆき」さん、「あすか」さん、「ときわ」さん、「にちなん」さん。
「あ…」。不思議でした。雲が動き出し、少しずつ青空が見えて来たのです。「吉倉桟橋記念撮影」。左より「にちなん」さん、「ときわ」さん、「あすか」さん、「はつゆき」さん、多用途支援艦「えんしゅう」さん。
12時便振り返り横須賀本港。青空が…。横須賀に着いた頃は雲が厚く、とても青空が覗くようとは思えませんでした。ですが、青空が見えていたのは横須賀本港上空だけであったのです。
東京湾方面は凹凸のない雲に覆われています。そして…遂に動き出しました。「はつゆき」さんご出発の「時」が動き出しました。お迎えのもうお一方が動かれました。
「82」。第八十二たけ丸さん。大阪よりお越しでしょうか。
米海軍さん空母「ジョージ・ワシントン」さんと第八十二たけ丸さん。東京湾方面と横須賀本港では、全く天候が異なっていたのです。不思議でした。空はいつも不思議なのですが。そして、『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さんは長浦港へ…
「！」。前方より、大型曳船YT67号さん。少しお急ぎのように思えました。
「！！」。この光景を見た瞬間、心臓がぎゅっとなった気がしました。新井掘割水路の先…「はつゆき」さん、白煙に包まれていました。
大型曳船YT67号さん、横須賀本港へ「急行」です。
更に大型曳船YT68号さん、横須賀本港へ「急行」です。
大型曳船YT67号さん、YT68号さん、共に横須賀本港へ。時刻は12時19分。「はつゆき」さんご出発まで、あと約30分。
新井掘割水路を抜けます。「はつゆき」さんが近付いて参ります。
時刻は12時30分。これが「はつゆき」さん吉倉桟橋「FINAL CUT」となります。曳航開始は『YOKOSUKA軍港めぐり』13時便出航10分前。汐入桟橋よりの記録となります。
落ち着いて…これが見納めです。しっかり記録しておかなくては。高速機動艇さんも出て来られました。
「はつゆき」さん真正面FINAL CUT。「はつゆき」さんの真正面には特別の思いがあります。2008年9月1日。初めて、護衛艦さんの「真正面」を記録しました。「はつゆき」さんでした。とても威厳があり、身の引き締まる思いでありました。
八都県市合同防災訓練に参加された「はつゆき」さん。周囲の書き割りがポップですが、ポップなだけに、護衛艦さんの重厚な鋼の質感が際立ちました。しかも、たまたま立っていた書き割りの建物の僅かな間からであったのです。
『YOKOSUKA軍港めぐり』のSea friend V号さん、「はつゆき」さんの前に留まる事は出来ません。定刻通りに汐入桟橋へ戻ります。
そして、ご出発の時が訪れました。「はつゆき」さん、吉倉桟橋を離れられました。いよいよご出発です。視界はかなり霞んでいました。加工すれば鮮明に出来ますが、敢えてしません。霞んだ視界は、最早「得意分野」と云っても良いです。
思い出していたのは、昨年2月10日。先代砕氷艦「しらせ」さん旅立ちの朝。全く同じ位置からのお見送りとなりました。
静かに「はつゆき」さんが曵かれてゆきます。滑るように。「はつゆき」さん、変わらず美しいままでした。昨年6月25日から8ヶ月が経過していても、変わらず美しいお姿でいらしたのです。
間もなく、「はつゆき」さんのお姿が見えなくなります。『YOKOSUKA軍港めぐり』13時便、どこまで「はつゆき」さんをお見送り出来るでしょう。気持ちは焦っていませんでした。「はつゆき」さんは横須賀消磁所沖にいらっしゃると勝手に信じていました。この日の東京湾は果てしなく霞んでいましたので、高速で行ってしまわれはしないと勝手に思っていました。

大作となりましたが、当然です。「はつゆき」さんの横須賀記録納めです。投稿しなくてはならない記録は莫大なのですが、ここで省略できません。また、現在、ようやく体調が戻りつつありますが、会計士叔父の確定申告を手伝わなくてはなりません。更に、一大プリント作業が控えています。納品日が確定していませんが、一夜漬けで対応できる枚数ではありませんので、今週は多くの時間をプリントに充てる予定です。その前に、「はつゆき」さんご出発の記録投稿を、と思っております。

投稿したい記録はたくさんありますが、とても疲れています。今夜は「駆け足」ではなく、映画の予告編のように。そして、皆様、出来る事なら「Con te partirò（Time to say goodbye）」と共にご覧下さい。旧護衛艦「はつゆき」さんを送る、「はつゆき」さんに贈る「Con te partirò 122 io con te」。
「Con te partirò」は、別れの歌ではありません。時を超えて。どこまでも。

本日、海上自衛隊護衛艦隊第11護衛隊・護衛艦「はつゆき」さん（平成22年6月25日勇退）、12時50分に横須賀を旅立たれました。幻の彼方へと。静かに。鏡のように穏やかな幻の海の彼方へ。

副鼻腔炎、劇的には治らず、まだ頭がぼ〜っとしております。気付くと、ふッと数秒意識が飛んでいて、つくづく自分は車の運転が出来なくて良かったと思いました。喘息は治まりました。苦しかったです。まだ、全開には至りませんが、何とか、こちら『日報』も投稿出来そうです。今夜は、水中処分員（EOD員）さん特集です。
「ready GO」。始まりますよ…吾妻島前での訓練が始まります。滑り込んで来る処分艇さん2隻。
「POWER STATION」前に処分艇さん3隻参上。幾度見学しても、訓練の始まり「EOD ride」は見事です。
「EOD ride」の記録は多数ありますので、時間を遡ります。（投稿準備をしている画像は常に多数あるのです）こちらは、近代産業遺産にして現役のガントリークレーンを背景に掃海隊群司令部「水中処分班」の皆様のride。
掃海艇さんがたの前を滑り出て来られるのは「水中処分班」の皆様。
訓練に出て来られる際に見られる「EOD ride」も『YOKOSUKA軍港めぐり』ならでは、ですね。田浦中学校下からも見学が可能ですが、長浦港では各地点よりrideが始まります。
こちらは、掃海艦「やえやま」さん後方から突如現れた「やえやま」さん、「つしま」さん水中処分員の皆様。
「やえやま」さん水中処分員の皆様と「301」。こうして見ると…改めて掃海艦さんは大きい…と思うのです。艦艇の大きさは単に大きさの比較ではないのです。人に対して、です。処分艇さんも、実際に間近にすると「大きい…」と思うのです。
では、本日の記録に戻りましょう。「EOD ride」。吾妻島前に水中処分員さん集結です。まだ、この距離では、どちらにご所属の水中処分員さんがたかは判りません。
タンクエリアの入江に集結。ここで、ようやくご所属が判ります。右手は掃海艦「はちじょう」さん水中処分員の皆様、滑り込んで来られたのは、先頭（中央）掃海艇「すがしま」さん水中処分員の皆様、第二陣は掃海艇「のとじま」さん水中処分員の皆様です。
左手「すがしま」さん、右手「のとじま」さん水中処分員の皆様。即座にご準備が始まります。鮮やかな手際です。
前日とはうって変わって、本日の吾妻島前は、穏やかです。距離も近いですね。ご準備の様子がよく見えました。
「すがしま」さん、「のとじま」さん水中処分員の皆様。ご準備に続いて、打ち合わせ？でしょうか。それにしても…昨日の荒れに荒れた海を走っていた白うさぎは、どこへいってしまったのでしょう。
吾妻島緑の海岸線近くには、掃海艦「はちじょう」さん水中処分員の皆様。お留守が続いておりましたので、記録が少なかったです。掃海隊群の皆様は横須賀をお留守になさる事が多いのです。さて。今夜も駆け足ですので、あっと云う間に14時便の吾妻島前へ。
随分と潮が引いています。吾妻島長崎の岬前の「謎の小さな遺跡」が大きく見えます。その向こうに…黄色いブイと赤い柱。そして、更に吾妻島前には水中処分員さんがたが訓練に出て来られていました。
折り重なるようにして、次々とファインダ内に皆様が見えて参ります。入江奥には、掃海艦「はちじょう」さん、掃海艇「つのしま」さん水中処分員の皆様。中央は、掃海艇「のとじま」さん水中処分員の皆様、最も近いところにいらっしゃるのは、横須賀水中処分隊の皆様。この時、吾妻島前には、計6隻の処分艇さんが見えていました。順に近付いてゆきます。
こちらは横須賀水中処分隊の皆様。距離が近いですね…よく見えました。
とにかく、吾妻島前での見学は、距離と波（風）次第です。
続いて、最も距離が近付いたのは…こちらも横須賀水中処分隊の皆様ですね。透明なチューブ？、初めて観ました。ここのところ、ずっと病院通いが続いていますので、思わず医療器具に見えてしまいました。
更に近かったのは、掃海艇「すがしま」さん水中処分員の皆様でした。処分艇さんフレームアウトの至近距離でした。こちらでは…細い黄色のロープを編んで？いらっしゃるように見えました。時として、とても細かい作業をなさっている事がありますが、距離が開くと見えない「細部」ですね。
最も遠かったのは、掃海艦「はちじょう」さん水中処分員の皆様。ですが、予想外？によく見えていたりしました。本日はチューブに目がゆきました。
こちらは単独でいらっしゃるように見えますが、手前海面付近に気配が感じられます。掃海艇「のとじま」さん水中処分員の皆様。「皆様」と書いているのは、付近の海の中にいらっしゃるからです。
こちらは掃海艇「つのしま」さん水中処分員の皆様。最も距離が近付いた地点が、ギラギラの逆光でした。冬季の吾妻島前は、ある地点、数秒間、逆光で完全にお姿が見えなくなります。この時も、ほぼシルエットになってしまいましたが…補正をする余裕がないのです。
本日、新米見学者的に印象深かったのは、チューブとロープでした。そして、大勢の水中処分員の皆様が訓練なさっていましたので、あっと云う間に吾妻島前約10分が過ぎてしまいました。ですが、訓練なさっていた全ての皆様を見学記録できました。
掃海艦「はちじょう」さんの皆様から、吾妻島に隠れて見えなくなりました。
密集されているように思えたのですが、こうして引いてみると、広範囲に展開されている事が判りました。
ここで吾妻島前、見学時間切れとなりました。右手から吾妻島岸壁の端が入って来ました。いつも思うのですが、本当にあっと云う間に約10分が過ぎてしまいます。その繰り返し3度目の冬。まだまだ判らぬ事ばかりです。

駆け足ですが、大作ですね。今夜は『ver.YB』も投稿出来ましたので、ペースを取り戻したいのですが、次第に慌ただしくなって参りました。寝込んでしまった影響もあるのですが。いつも2,3月はきゅうきゅうです。今年は特に、です。少し気が急いています。

本日、何とか『YOKOSUKA軍港めぐり』に乗船出来ました。帰りに上大岡のヨドバシカメラでプリンタトナー・インクの買い出しも出来ました。ですが…へとへとです。へとへとですが、今週は頑張りたいです。明日も病院に行ってから、横須賀へ行く予定です。
頑張りたい理由は…「はつゆき」さんのご出発が迫っているからです。あと数日の筈です。
昨年6月25日に勇退された旧護衛艦「はつゆき」さん。艦番号は「122」。勝手に自分の誕生日と重ね、また、初めて航行されている海上自衛隊さんの護衛艦さんを記録したのは…2008年9月1日、横須賀新港埠頭にて行われた八都県市合同防災訓練に参加された際の「はつゆき」さんであるからです。あと数日…。「さわかぜ」さんのお見送りは出来ませんでしたが、せめて「はつゆき」さんのお見送りが出来れば…。そのような思いで本日、横須賀に向かいました。
本日の横須賀は、とても良いお天気でありましたが、強風に加え、波高し。横須賀本港内で白波が立っています。おやしお型潜水艦さんの入港・着岸のお手伝いを終えられた曳船YT60号さん、波をかき分けかき分け、戻って来られました。写真、真っすぐに撮れません。
内火艇「いなづま」号さんがたも波をかき分けかき分け航行されています。横須賀本港最も奥で、この状態です。
穏やかである日の多い長浦港もご覧の通り。掃海艦「やえやま」さん、「つしま」さん、「はちじょう」さん前にも白波が立ち始めていました。
本日、唯一穏やかであったのは、新井掘割水路です。内火艇「さざなみ02」号さんとすれ違います。
行き過ぎてから…とても大勢の方々がいらした事が判りました。呉よりお越しの護衛艦「さざなみ」さんは、「さみだれ」さんと共に第1次海賊対処行動水上部隊としてソマリア沖・アデン湾へ向かわれました。「さざなみ」さんは、呉にご所属ですが、横須賀でお目にかかる機会が多いです。
続いて、新井掘割水路を抜けて来られたのは、交通船YF2143号さん。満員でした。唯一、暖かく穏やかであったのは、新井掘割水路。
何気なく、右手に移動して顔を覗かせると「あ！？」。作業船「PU-9」号さんの皆様と「ご対面」と相成りました。覗いた途端に皆様が目の前にいらしたので、妙なリアクションをしたと思います。皆様、元気いっぱいにこにこと手を振って下さいました。
お昼どき、一旦強風がやみました。美しい青空のもと、掃海母艦「うらが」さん。10,11,12日と鹿児島にて一般公開を行われていた「うらが」さん。横須賀に戻って来られました。長浦港は、このように穏やかである日が多いのですが…
本日の吾妻島前は、久しぶりの迫力でありました。岸壁に砕ける白波の前に…処分艇さん。掃海艇「のとじま」さん水中処分員の皆様です。お姿が見えているのは、お一方ですが「皆様」です。
「のとじま」さん水中処分員の皆様、白波の立つ海を泳いでおられたのです。
ただ、ひたすらに。子どもの頃に海にはどうして波があるのだろう？波はどこで造られているのだろう？と思っていました。どこかの海の底にぐるぐると海をかき回す怪物が居ると思っていました。波は怪物です。
先週より、「のとじま」さん水中処分員の皆様は海面付近をひたすら泳ぎ続けられる訓練をなさっっているように見えます。右手より「のとじま」さん水中処分員の皆様、左手、吾妻島前へ疾走してゆかれるのは、掃海艦「やえやま」さん水中処分員の皆様。
「やえやま」さん水中処分員の皆様は吾妻島前にての訓練へ、その前を横切る「のとじま」さん水中処分員の皆様は横須賀消磁所の果てまで泳いでゆかれました。
そして、とてもお久しぶりであります。潜水医学実験隊の皆様であると思うのですが…
潜水医学実験隊の皆様、吾妻島前に訓練に来られていました。見学記録している際には、殆ど、どちらの方々か判らぬほど、揺れていました。
大きく揺れ続ける視界。何が何だか判らない状態なのですが、波をかき分けと云うより、波と同化しつつ、処分艇さんが吾妻島前へ出て来られました。写真、真っすぐに撮れない状態です。敢えて修正せず、そのまま投稿します。
とにかく揺れました。小刻みの揺れではなく、大きな揺れ。どちらにご所属の水中処分員さんがたであるのか、殆ど判りません。
帰宅して画像を確認し、ようやく判りました。掃海艇「つのしま」さん水中処分員の皆様です。こちら見学者は、副鼻腔炎で頭がぼ〜っとしている上に揺れに揺れ、意識朦朧であったのですが…画像を確認して、「…あり得ない…」でした。あれだけ、ざぶんざぶんで出て来られていたと云うのに…「にっこり」余裕の笑顔でありました。
潜水医学実験隊の皆様と吾妻島長崎の岬。白波がそこかしこに。「波が走る」と云う感じです。「うさぎ」と云うのですか…
「つのしま」さん水中処分員の皆様と潜水医学実験隊の皆様。赤灯浮標が斜めになっています。海はでこぼこ。昨年の冬季は、このような状態の日が多かったのです。来る日も来る日も強風とうねり。今年は穏やか…と思っていたのですが、ついに来ました。寒さに加え、厳しい条件下でも訓練が行われているのです。
弱輩見学者、へとへとになって横須賀本港へ戻る頃…「さざなみ」さんのお二方が、にこにこと元気に手を振っておられました。「さざなみ」さんの格納庫には、哨戒ヘリコプターSH-60Jさん。「さざなみ」さん、レーダーがぐるぐると回転していましたので、すぐにご出港になられる？と思ったのですが、14時便では、レーダーは停止していました。

本日も駆け足にての「速報」でありました。いつまで続く、この駆け足。また、今週から、プリント作業も加わります。更に毎年手伝っている叔父の伝票入力もあり、時間がますますタイトになりつつありますが、とにかく、今は記録先行。出来る限り。です。

今日は、どうしても母親実家と上大岡へ行く事になり、ふらふらで向かいました。食事をして（朝から食べていなかった）薬を飲まなくてはならなかったので、京急百貨店上大岡の「デパ地下」へ。と？「あれ？！」。
カフェ・ド・クルーさんの皆様と再会となりました。京急百貨店上大岡に出店中！しかし。締切間近。明日2月23日までの出店です。「第1回 日本全国ご当地パン祭り」記念すべき第1位を獲得した「よこすか海軍カレーパン」は勿論の事、大人気の各種ラスク、ワッフルなど、魅惑のメニューを取り揃えております。抹茶メロンパンラスク、キャラメルラスクなど、ラスクメニュー充実。さすがは「よこすか海軍カレーパン」、この写真を撮った頃には、完売御礼でありました。
昨年10月9日。雨の有楽町にて頑張った「第1回 日本全国ご当地パン祭り」。「よこすか海軍カレーパン」は、見事第1回第1位を獲得。あの感動をもう一度。
雨の中、皆様、頑張りましたね…。今回はちゃんと屋根のある「デパ地下」出店です。雨の心配はありません。ただし、早めに行かないと「よこすか海軍カレーパン」は、多分売切必至。今日は、ヨドバシカメラと「我が家の大蔵省（←母親）」に用事があって上大岡に降りたのですが、思わぬ再会でありました。