大災害即ち有事・安全保障に直結
東日本大震災が物語るもう一つの背景とは何であろうか?
それは教訓とか試練、経験といった次元の問題ではなく、私たちが現在進行形で直面している問題である。
辺り一面が焼け野原の如く壊滅的な打撃を被り、錯綜する政府情報とマスコミ報道、避難現場における被災者の極限状態、東京など大都市で起きている物品の買占めと燃料・食料の過不足、物流・ライフラインの破壊…。
もし、これが戦争であったとしても同等あるいはそれ以上の混乱は不可避であるということではないか。
今以って大地震の余震は各地で続いているが、人為的な攻撃による破壊なら必ず第二、第三の攻撃が為されていただろう。自然災害も怖いが、人為的な攻撃というのもいつ、どこが標的になるやも分からず、攻撃する側の意思によって必ず引き起こされるので非常に恐ろしい。
米軍は日本を襲った大地震・原発爆発を一種の戦争であるとの前提で展開していると言うが、まさしく東日本大地震は戦争による大規模な攻撃によって日本がどのくらいの対処が出来るのか、日本人にどのくらいの備えがあるのかを露呈したと言えよう。
いかに復旧・復興に向けたチカラを日本が有しているのか、世界各国はそこに注目している。
自然災害も非情だが、国際社会の非情さも変わることはない。
この4月1日から日本でも公開が予定されていた映画『世界侵略 ロサンゼルス決戦』の上映・試写会が延期された。
これに限らず、都市の壊滅的な破壊を描いた映画作品が上映・試写会を延期していると聞くが、ドキュメンタリー作品もあるにせよ、たかがフィクション作品が破壊的なシーンがあるからと言って上映が中止されている一方、北アフリカのリビアに対しては米英仏などの連合軍が空爆による攻撃を仕掛けるなど、現実世界で破壊が引き起こされる戦争は容赦なく断行されているのだ。
そこまで世界の現実が甘いものだとしたら遠いアフリカでのこととはいえ、日本人被災者に良い影響を与えるとは思えないリビア攻撃こそは映画がどうのこうのと言う前に延期されていたはずだが、そんなことは絶対に有り得ない。
これが世界の現実で、日本とて大地震に遭ったからと言って日本を標的とする周辺国が容赦してくれるわけではない。
例えば被災地の食糧事情を考慮して、南朝鮮(韓国)が竹島周辺の海産物を獲りやすいようにと実効支配している竹島を還してくれるか? ロシアが支配している北方四島然り。
大地震に襲われた日本の経済復興のため、周辺海域に石油が眠る尖閣諸島の日本領有を支那・中共(中国)が認めたりするだろうか?
これらの国々はなべて日本が非常事態にどのくらいの対処能力があるのか、どのくらいの迅速さで軍隊(自衛隊)を出動させられるのか、それをつぶさに見極めているに違いない。
各国からは民間の救援隊が来日しているが、こと支那に至っては救援活動とともに被災地の実情や被害規模、国の救援がどの程度進んでいるのかをリサーチし、つけ入る隙を探るための「先兵」と考えたほうが良いだろう。
地震後、各地の入国管理局では帰国の途に着くための手続きに訪れた外国人が殺到したとニュースで報道されたが、ほとぼりが冷めた頃には再び来日支那人が怒涛の如く押し寄せるものと思われる。
日本に照準を合わせた長距離ミサイルが存在する事実に変わりはないし、一時的には母国へ避難しようとも日本に侵出を目指して押し寄せる支那人の勢いが止まるわけでもない。
つまるところ安全保障の観点から大災害によって日本を取り巻く周辺国の状況というのは、より厳しくなったと考えなければならない。日本に対する各国の狙いはますます強まり、草刈り場にされる確率がより高まったのだ。
だからこそ日本は他国から何を搾取しても、日本であぶく銭を稼いだ外国人から何を奪ってでも日本人とりわけ被災者を食わせることを最優先としなければならない。
東日本大地震の救済・復興に際して支那・朝鮮を含む様々な国が援助に乗り出しているが、それらの国々にとって対日外交と救援はまったく別次元のものであるし、救援を受けた側の日本として対中・対朝鮮外交とはまったく別次元だと考えて当然である。
事実、香港紙・東方日報は19日付の紙面で、「日本が大震災で混乱の最中にある機に乗じ、中国は尖閣諸島(中国名・釣魚島)を奪取すべきだ」と主張。
香港では日本に対する支援ムードが広がっているとされ、同紙のこうした主張は極めて異色とされるが、それが全体的なムードだとか一部の論調に過ぎないといった問題ではなく、このような主張が出てくること自体が問題である。
「日本が強い時に中国は手出し出来ず、日本が弱っても手を出そうとしないのであれば釣魚島はいつ取り戻せるのか」とは支那の本心であると思うが、尖閣どころか日本そのものが半ば乗っ取られているも同然なのが実情だろう。さらに言うと「日本が強い時」などというのはなく、そこまで強ければ尖閣沖への支那工作船による領海侵犯など起きていない。
一方、ロシアではメドベージェフ大統領が東日本大震災の被災者を自国に受け入れ、休暇・療養施設で治療やリハビリを施し、必要とあらば極東の人口過疎地で日本人の労働力を活用する用意もあることを表明したが、これなどは現代版のシベリア強制連行なのかと思えてくる。
北朝鮮の帰国事業で「地上の楽園」が実在すると騙されて多くの日本人妻を含む在日朝鮮人が朝鮮半島へ渡り、地獄の苦しみを味わった事実を目の当たりにしている我々日本人はその轍を踏んではいけない。地上の楽園…などというものはどこの地であろうと自ら見出すべきものだ。
日本にいて社会の各界に進出する支那人に使われ、外国にまで避難してロシア人に扱き使われるようでは元も子もない。結局、在日外国人は逃げることは出来ても、我々日本人にはどこにも逃げ場はないのである。
極めつけは在日米軍の撤退作業。
神奈川・厚木の米軍基地では、普段は戦闘機で埋め尽くされている駐機場から戦闘機は完全に姿を消し(まだ整備中で飛ばせない数機が残ってるのは肉眼では確認出来るものの)、現在残っているのは人員と物資を運び出すための旅客機型の飛行機と輸送機のみだという。
写真上:戦闘機が埋め尽くしている普段の状態
基地からは夜通し輸送を続けている音が聞こえ、おそらく既に基地内は必要最低限の人員と機材だけ残して他は全て退避が完了していると考えられる。
基地内のアメリカ人達(私服のため、おそらく米軍将兵の家族など)が行列をつくっては続々飛行機に乗り込んでは離陸していったという(確認されただけでも4機が離陸)。
現職自衛官によると「ギリギリまで完全に空っぽになることは無いが、残るのは僅かな戦闘機と輸送機だけだろう」と話す。
米軍基地内のアナウンスでは「厚木基地を輸送拠点として使用するため戦闘機のスペースを使用する」と述べられていたようだが、わが国から巻き上げた広大な土地を使っておきながら「戦闘機がいたら輸送活動が出来ない」とは何ともふざけた話ではないか。
そもそも厚木基地よりも巨大な横田基地が東京に存在して輸送部門の大部隊がいるのに、わざわざ厚木を拠点にする意味が分からない。同盟国は既に撤退作業を着々と完成させつつあるのにも関わらず、未だ「有り難う、アメリカ」を連呼しているとしたら随分と幸せな脳内だ。
昨日、厚木基地より三本の燃料タンクを搭載して飛び去った戦闘機はやはりその後、基地に帰還することはなかったという。
米国という「同盟国信仰」そして外国人との「共生信仰」は脆くも崩れ去った。
物理的且つ精神的に既存のものが崩れ去った時、新たなオーダー(秩序)を築き上げることを念頭に行なわれるべきである。
これほど外国人が大挙して日本を見限ろうとする願ってもない機会に、全ての外国人に在留許可の発行と帰化申請を禁止する絶好の機会でもあろう。
外国軍である米軍の退避は当然としても、わが国の自衛官までが被災者より先に退避したことが報じられている今、軍隊ではないがゆえの緊張感の無さからくる国土防衛意識の欠落を是正するに、自衛隊を国軍化する好機である。
日本人のための入管行政、日本人のための国土防衛そして復興・再建、全てはこの「排外主義」に基づいて実行されるべきである。他に逃げ場の無い、日本以外に行き場の無い日本人のために。
大災害即ち有事・安全保障にも直結する。
もし、隣国・支那で東日本大地震と同規模かそれ以上の規模で大災害が起きたとして、日本は日本人被災者への救援と並行して支那からの避難民を受け入れて救済するつもりだろうか?
災害のみならず、リビアに対する攻撃と同様の理由で人民弾圧に乗り出している支那独裁政権に対しても欧米各国が攻撃に乗り出すかも知れない。
その時、流出した支那からの難民を受け入れざるを得ないところに、自国に被災地・被災者を抱えながらも共生思想に侵された日本人の弱さがある。
被災地における火事場泥棒を「撃ち殺していい」とするビートたけし氏の発言がインターネット匿名掲示板サイト『2ちゃんねる』で拍手喝采を浴びているようだが、難民に偽装させずとも既に大量のスパイ・工作員を送り込んでいる支那サイドは2ちゃんねるで勇ましい言辞に迎合するのみの「自宅特派員」「ネット右翼」では戦争など出来るはずもないことをとうに見抜いているし、撃ち殺していい発言がいくら2ちゃんねるで賞賛されようとも支那はビクともしない。
警察官が犯人(不法滞在者の支那人工作員など)を撃ち殺した結果、逆に刑事・民事両裁判で訴えられるケースが各地で頻発しているが、こうした時、普段から支那での反日デモくらいの民族意識があれば敵性国家・敵性民族である支那人も少しは日本人に敬意を払っただろう。 応援クリック宜しくお願いします!