2011年 3月 21日
岡山県消防援助隊が帰岡
東日本大震災の被災地で救助活動などにあたっていた岡山県の消防援助隊の第2陣が21日岡山に帰り、現地の様子を報告しました。このうち、岡山市消防局から派遣されていた約40人は午前6時前に岡山市中区の訓練センターに到着しました。援助隊の第2陣は県内14の消防本部約130人で組織され、今月15日に岡山県を出発。宮城県多賀城市や塩竈市でコンビナート火災の消火活動や、津波で流された行方不明者の捜索にあたりました。隊員たちは現地の避難所では物資の不足も指摘されており、物資援助の必要性を感じたと話していました。

連休中も救援物資受け付け
東日本大震災の被災者を支援しようと、岡山県庁では21日救援物資の受け付けが行われています3連休の最終日となった21日も午前中から紙おむつや毛布、トイレットペーパーなどを持ち込む人の姿が見られました。県によりますと救援物資を持ち込んだ人は受け付けを始めてからこれまでに約2600人に達しているということです。一方、福島第1原発の事故を受け、岡山県は放射線の被ばくに関する相談に応じる電話窓口を設置しています。震災時に福島方面に出向いていた県民などの不安を解消するためのもので、相談窓口は21日と今月31日までの平日午前8時半から午後5時まで設けられています。

彼岸の中日で墓参り
21日は春分の日彼岸の中日です。瀬戸内地方は朝から雨となりましたが、各地の墓地には墓参りの人たちが訪れています。21日の瀬戸内は前線と寒気の影響で、各地で雨となりました。岡山市の半田山墓地には、彼岸の中日ということで墓参りの家族連れなどが訪れ、墓の掃除をした後、花や線香を供えて先祖の霊を慰めていました。最低気温は、岡山市は9.7度高松市は10.1度と各地で4月下旬から5月上旬並みの暖い朝となりました。気象台によりますと21日は雨の予想ですが22日以降、次第に天気は回復に向かうということです。

倉敷ミュージアムストリート
倉敷市の大原美術館が所蔵する名画の複製画を展示する倉敷ミュージアムストリートが倉敷駅前の商店街で行われています。これは商店街の活性化を図ろうと初めて行われたものです。倉敷駅前から大原美術館に至る商店街にはエル・グレコの「受胎告知」などの複製画約50点が、描かれた背景などの説明と共に、店先に展示されています。倉敷駅北のチボリ公園跡地には今年11月に大型商業施設がオープンする予定で、商店街では駅の南側にも目を向けてもらい、買い物客を呼び込みたいとしています。商店街では今後、展示する複製画を倍にするなどして芸術のまち倉敷をアピールし、活性化を図りたいとしています。