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3月21日(月・祝)
18日から19日にかけて、群馬県と栃木県で放射性物質セシウム137が検出された。 数値は、1日1平方mあたり、群馬で84ベクレル、栃木で62ベクレル。 平常時の1200~2100倍に相当する。 翌日には、それぞれ63、45に下がった。 明らかに12日~16日にかけて福島第一発電所で連続的に起きた爆発・火災事故に原因する飛散と思われる。 (どうも15日朝の2号機の水素爆発が元凶らしい) 「史上最悪の原発事故」と言われるチェルノブイリ発電所事故の直後の1986年5月に、茨城県で月間130ベクレルを観測しているので、それ以来の異常な値。 ところで、もうすっかり忘れられているが、戦後、日本人が大量の放射性物質にさらされた時代が、かってあった。 (追記:1945年8月のアメリカ軍の原子爆弾投下による広島・長崎の被曝は、この話とはまったく次元が違います。関係の方々には失礼いたしました) それは、1950~1960年代。 この時期、アメリカ、ソビエト連邦、イギリス、フランス、中華人民共和国などが、大気中で核実験(原子爆弾・水爆爆弾の爆発実験)を数100回も繰り返した。 1963年8月にアメリカ、イギリス、ソ連との間での大気圏内、宇宙空間及び水中における核兵器実験を禁止する(部分的核実験禁止条約)が締結されたが、フランスと中華人民共和国は、その後も大気中での核実験を続けた。 その結果、膨大な量の放射性物質が大気中に放出され、多くは成層圏にまで達し、上層の気流に乗って世界中に振り撒かれた。 「排出放射性物質影響調査:大気中核実験」 http://www.aomori-hb.jp/ahb2_08_t01_term.html 上のグラフは青森市で観測されたストロンチウム90(Sr90)とセシウム137(Cs137)の年間降下量の変化を示している。 1980年代後半にちょっと増えている所があるが、それがチェルノブイリ発電所事故。 それと比べると、1960年前後が、いかにすさまじい時代だったかがわかる。 で、古~~い記憶がよみがえってきた。 小学校の下校時に、先生に「また、中国が核実験をしました。今日の雨は濡れないように気をつけましょう」言われたことを。 また、頭頂部が禿げた先生がいると、「あれは、放射能の雨に濡れたからだ」と悪ガキたちは囁き合った。 考えてみれば、1960年代に子供だった私は、空からは放射性降下物を浴び、地からは環境公害の全盛期で有害な重金属を体内にため込み、食品は発癌性があるさまざまな人工添加物(チクロとか)を食べ飲みまくってきた世代だ。 「この子たち(昭和30年代、1955~1964生まれ)は、到底、健康で長生きは望めない、そのうち、癌でバタバタと倒れて行くだろう」と言われた。 実際、1990年には、西丸震哉『41歳寿命説―死神が快楽社会を抱きしめ出した』(情報センター出版局 1990年)という本がけっこう売れた。 私もパートナーも幸い41歳では死なず、50歳代まで生き延びている。 でも、周囲を観察していると、1つ上の「団塊の世代」に比べると、私たちの世代は相当に病弱・虚弱で、やたらと元気で丈夫な「団塊」よりも、たぶん先に死に絶えるだろう。 まあ、別にそれでもいい。 長生きするだけが人生の目的ではない。 という事で、何が言いたいかと言えば、 今、45~55歳くらいの人は、いまさら放射性物質がどうのこうのと、ジタバタしても遅いということ。 すでに子供の頃に、たっぷりストロンチウムもセシウムも、まぶされているのだから。 ただ、何度も繰り返すが、今の子供たちには、私たちの世代のような悪い環境は味わわせたくない。
私も該当世代ですが、すでに子供の頃に放射性物質にさらされていたとは・・・確かに今ジタバタしてもしょうがないですね。
覚悟を決めて、今できるベストを尽くして、足元を見つめて、1日1日を大切にして生きようと思いました。(2011年03月21日 16時03分53秒)
私は現在65歳、団塊より2年程上です。
長崎市生まれと言えば、もうお分かりでしょう? 胎内被爆者です。この20年風邪もひいたこともないです。まだピンピンしてます。私の65年の人生の積算被爆量に 比べれば貴方などまだひよっこですよ。もっと修行して下さい。修行先は福島原発で消防ボランティア。私のように不死身の体になること請け合いです。これは冗談。(2011年03月21日 19時51分55秒)
鍋つかみさん、いらっしゃいま~せ。
>私も該当世代ですが、すでに子供の頃に放射性物質にさらされていたとは・・・ 意外に知らされていないというか、皆さん、忘れています。 >確かに今ジタバタしてもしょうがないですね。 >覚悟を決めて、今できるベストを尽くして、足元を見つめて、1日1日を大切にして生きようと思いました。 はい、私が言いたいことは、その通りです。 ----- (2011年03月21日 19時55分00秒)
すっかり忘れてましたがその通りですね。とんでもない時代でした。私も同世代。雨に濡れるとハゲる、って皆信じてましたよね~。でも私の周りの同世代元気ですよ。人間て思ったよりタフなものですね。(2011年03月21日 20時07分46秒)
ほんださん、いらっしゃいま~せ。
>長崎市生まれと言えば、もうお分かりでしょう? >胎内被爆者です。 失礼いたしました。 広島・長崎の方は、別格というか、話がぜんぜん違います。 ただ、上に書いたこともまた事実のわけでして・・・。 >この20年風邪もひいたこともないです。まだピンピンしてます。 それは、何よりです。 ますますのご健勝を願っています。 実は、私の父は、放射線の専門医で、戦後間もなくレントゲンの機械を天秤棒で担いで、劣悪な環境下で巡回診療の仕事をしていましたので、広島・長崎の方とはまた違った意味で大量被曝者です(よく私が生まれたと思います)。 当時の同僚の方は、ほとんど壮年までに癌で亡くなっていますが、なぜか父だけは、目に後遺症が出ているものの88歳の今でもまずまず元気です。 どうも、放射線による遺伝子の損傷の修復力には、かなり個人差があるように思います。 ほんださんも、私の父も、きっとその修復力に優れているのでしょう。 (2011年03月21日 20時07分55秒)
1958年生まれです。この表そのものの人生。幸いまだ禿げていません。ありがとうございます。心配が吹っ飛びました。ドンといきましょう。(2011年03月21日 20時17分23秒)
そうでしたよね。思い出しました。雨に濡れちゃダメ!禿げるぞ!
30過ぎから体調を崩し、仕事がしんどくなってます。私の同世代の友人たちも、体弱くて、結婚してても、なかなか子どもを産めない人も多いです。流産したりして。 それにつけても、職場の団塊の世代のおばさん達はげんきだなぁ~と、つねづね思っていたのですが、そうだったのか… なんか、納得してしまいました(笑) ま、体弱いなりに、ゆっくり、生きていきます。(2011年03月21日 20時22分02秒)
はじめまして。
一目瞭然の図をありがとうございました。 思い出しました~「雨にぬれると禿げる」やら「チクロ」やら、懐かしいですね~。 ま、来るときがくればお迎えは来るので、自分の現状をあまり心配はしておりません。 ただやはり、今のお子さんたちには悪い環境を与えたくないですね……。 (2011年03月21日 22時27分08秒)
茨城県在住、子供2人の母親です。
毎日、原発からの放射能におびえています。 政府は、「ただちに健康に被害が出ることはありません」と言いますが、 「10年後はわかりません」ということであることを認識しています。 できれば、もう少し西へ逃げたいけれど、諸事情で今の土地から動くことができません。 こちらの記事を読み、少し安心しました。 そういう時代もあったのですね。 教えて下さり、ありがとうございます。 (2011年03月21日 22時30分45秒)
だから団塊は最悪!
どこまで上から目線!! ほんださん >私は現在65歳、団塊より2年程上です。 >長崎市生まれと言えば、もうお分かりでしょう? >胎内被爆者です。この20年風邪もひいたこともないです。まだピンピンしてます。私の65年の人生の積算被爆量に >比べれば貴方などまだひよっこですよ。もっと修行して下さい。修行先は福島原発で消防ボランティア。私のように不死身の体になること請け合いです。これは冗談。 ----- (2011年03月21日 23時40分24秒)
>かずふりさん
彼は団塊の世代ではありませんよ。それより二つ上だとおっしゃっている。 私は団塊の世代ですが、この世代がエネルギッシュなのはしょうがない。幼稚園に入るところから老人ホームに入るまで常に競争に晒され続けてきているのですから。 --------- で、話は戻って。 あのぉ、ヘビースモーカーでメタボな奴が放射線の被曝を心配したりしてますよね。あれが不思議でしょうがない。「お前、慢性自殺をしながら何言ってるんだ?」って思ってます。 (2011年03月22日 01時08分32秒)
レイコさん、いらっしゃいま~せ。
>すっかり忘れてましたがその通りですね。とんでもない時代でした。 >雨に濡れるとハゲる、って皆信じてましたよね~。 あっ、同じ思い出をもつ方がいて、うれしいです。 私もずっと忘れていたのですが、今日の雨降りで、思い出しました。 >人間て思ったよりタフなものですね。 そう信じたいですね、いえ、そう信じましょう。 (2011年03月22日 02時16分38秒)
Flyingtak1さん、いらっしゃいま~せ。
>幸いまだ禿げていません。 それは、なによりです。 >ありがとうございます。心配が吹っ飛びました。ドンといきましょう。 はい、お互いに。 ----- (2011年03月22日 02時18分14秒)
りょうこさん、いらっしゃいま~せ。
>そうでしたよね。思い出しました。雨に濡れちゃダメ!禿げるぞ! はい。頭頂部が薄い方には申し訳ない話ですが、当時の子供たちは、けっこう信じてましたね。 思い出していただいて、自分の記憶違いでないことが確認できて、うれしいです。 >私の同世代の友人たちも、体弱くて、結婚してても、なかなか子どもを産めない人も多いです。流産したりして。 もしかして、そういうところに、影響が出ているのかも。 専門家にしっかり調査して欲しいですね。 >ま、体弱いなりに、ゆっくり、生きていきます。 はい、お互いに。 (2011年03月22日 02時21分16秒)
さとみさん、いらっしゃいま~せ。
>一目瞭然の図をありがとうございました。 私も、このグラフを見つけた時は、「うわ~ぁ、一目瞭然だぁ」と思いました。 >思い出しました~「雨にぬれると禿げる」やら「チクロ」やら、懐かしいですね~。 今思うと、あれはなんだったのだろう?と思うような飲食物がたくさんありましたね。 ものすごいオレンジ色の粉ジュースとか・・・。 いつまで経っても腐らない乳酸飲料とか・・・。 >ま、来るときがくればお迎えは来るので、自分の現状をあまり心配はしておりません。 はい、お迎えが、少し早いか、遅いか、気にしても仕方がないです。 >ただやはり、今のお子さんたちには悪い環境を与えたくないですね……。 それは、まったく同感です。 (2011年03月22日 02時25分15秒)
通りすがりのMさん、いらっしゃいま~せ。
>茨城県在住、子供2人の母親です。 >毎日、原発からの放射能におびえています。 茨城県は、すぐお隣ですからね。 とくに北部の方は、気がかりだと思います。 >政府は、「ただちに健康に被害が出ることはありません」と言いますが、 >「10年後はわかりません」ということであることを認識しています。 はい、別の記事に書きましたが、影響が出てくるとしたら10~20年後くらいからでしょう。 >こちらの記事を読み、少し安心しました。 >そういう時代もあったのですね。 >教えて下さり、ありがとうございます。 少しでも気休めになれば、幸いです。 (2011年03月22日 02時28分39秒)
かずふりさん、いらっしゃいま~せ。
>だから団塊は最悪! >どこまで上から目線!! まあまあ・・・。 私も上の世代には思うところいろいろありますが、今の日本、世代間で対立している場合ではありません。(2011年03月22日 02時30分45秒)
昭和30年生れの青森育ちさん、いらっしゃいま~せ。
>放射能のパラドックスというのがあるらしいから >昭和30年代生まれは かえって長生きするかもね まあ、上手に放射線を当てると、農作物の収量が上がるということもありますが・・・(ちと、違うと思う)。 (2011年03月22日 02時32分28秒)
edodonさん、いらっしゃいま~せ。
>私は団塊の世代ですが、この世代がエネルギッシュなのはしょうがない。幼稚園に入るところから老人ホームに入るまで常に競争に晒され続けてきているのですから。 そういうことなのだと思います。 ただ「団塊世代」のエネルギー(人口圧)が、戦後の日本社会に何をもたらしたのか、そろそろ(個別事象的にではなく)総合的に検証すべき時期になっていると思います。 >あのぉ、ヘビースモーカーでメタボな奴が放射線の被曝を心配したりしてますよね。あれが不思議でしょうがない はい、おっしゃる通りです。 この数日の放射線量の増加に寄る発癌率の上昇と、常習喫煙による発癌率の上昇と、どう考えても後者の方がずっとずっと大きいと思います。 しかも常習喫煙の影響の方が短期に現れるような・・・。 (2011年03月22日 02時37分10秒) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |
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