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関東地方は22日まで雨、人体への影響なし

産経新聞 3月21日(月)21時54分配信

 気象庁によると、関東地方では22日午前まで雨が降り続け、多いところで神奈川県西部が90ミリ程度、東京都心でも40ミリ程度の降水量が予想される。また、福島第1原発のある福島県浜通り中部地方でも22日は曇りで朝晩を中心に雨が降り、22日夕までの24時間雨量は5〜10ミリの見込み。

 放射性物質が大気中に拡散すると、雨と一緒に地上に落下する。経済産業省原子力安全・保安院は21日、原発から20〜30キロ圏内の屋内退避地域に対し、雨が降ってぬれた場合は念のため体を洗うことや、使った雨具は屋外で保管することなどを呼び掛けた。

 ぬれた場合には、体を水道水で洗い、水道水がない場合はぬれたタオル、なければ乾いたタオルで体をふく。ふいたタオルや雨にぬれた服、靴などは洗濯すれば基本的に大丈夫だが、心配ならポリ袋に入れて廃棄する。

 使ったかっぱや傘などはポリ袋に入れ、屋外で保管。雨具を繰り返し使うことは可能という。保安院は、雨で通常より高い放射線量が観測されても「健康に影響はないレベルと考えられる」としており、政府も「東北、関東で雨が降っても健康に影響はない」との見解を発表している。

 雨が降った21日の関東地方の放射線量は平常値の範囲かやや高い程度。放射線医学総合研究所(千葉)は「東京近郊では人体に影響するレベルでは全くない。(同原発に近い)茨城県北部では、念のために雨にぬれないように注意したほうがいい」と説明した。

 一方、気象庁によると、22日の福島第1原発付近の風は、東寄りの風1〜5メートル、夜は西寄りの風2〜4メートルの予想。日中は海側から陸側に弱い風が吹く。

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最終更新:3月21日(月)21時54分

産経新聞

 

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