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首相の被災地視察、政権内に賛否 天気理由に一転中止(2/2ページ)

2011年3月21日19時44分

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 その後も、首相は周囲に「原発の現場に行く」「現場を見ないとしょうがないだろう」などと語って福島第一原発や被災地を訪れたい意向を示し、そのたびに複数の官邸スタッフらが止めてきたという。14日には、枝野幸男官房長官が首相の現地視察を当面見合わせると発表したが、首相はあきらめていなかった。

 受け入れ先に負担がかかる点について、政府高官の一人は「デメリットもあるだろうが、現場の人たちは命がけでやっており、そこを総理が決死の覚悟で訪れて激励することに意味がある」と首相の意向に賛意を示す。側近の一人は「被災していない人には白い目で見られるのかもしれないが、被災地で元気になる人が少しでもいたらいい。是非を判断するのは難しい」と話している。

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