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「より制御された状態」「悲観的なシナリオない」米露幹部相次ぎ表明

産経新聞 3月21日(月)18時38分配信

 【ワシントン=柿内公輔、モスクワ=遠藤良介】チュー米エネルギー長官は20日、米FOXテレビの番組に出演し、福島第1原発の事故について「より制御された状態にある」と述べ、日本政府と東電による安全確保作業は進展しているとの見方を示した。

 長官は放水・冷却作業について「海水を使えば原発は利用できなくなるが、最も重要なのは原子炉を冷やすことだ」と述べ、事態収拾に向けて作業が「進展した」との認識を示した。

 チュー長官は16日の米下院公聴会では日本側からの情報不足に不満を表明したが、その後「日米間の情報共有化が進み始めた」(日米関係筋)可能性がある。

 一方、ロシアの国策原子力統合企業「ロスアトム」のキリエンコ総裁は21日までに国営テレビ番組に出演し、福島第1原発の状況はすでに安定しているため、「悲観的なシナリオは全くない」と述べた。

 総裁は、被害の最も大きかった原子炉3基から放出された放射性物質は基本的に太平洋方面に流れたと指摘。今後も水素爆発などは起こり得るものの、「これまで以上に放射性物質が大気中に放出されることはない」との見方を示した。

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最終更新:3月21日(月)18時38分

産経新聞

 
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