浜岡原発2基の廃炉を認可 原子力安全・保安院経済産業省原子力安全・保安院は18日、中部電力が申請していた浜岡原発1、2号機(静岡県御前崎市、沸騰水型軽水炉)を廃炉にする「廃止措置計画」を認可した。保安院によると、軽水炉の廃炉は初めて。 中部電は1、2号機を廃炉にした後、6号機を新設する方針。原発の新規立地が進まない中、国は廃炉と新設を同時に行う「リプレース(置き換え)」を後押ししており、今回が初のケースとなる見込みだ。 計画によると、中部電は原子炉周辺の放射能汚染の状況を調べた後、2015年から周辺設備を解体。原子炉本体は23年から解体を開始し、36年までに終了する予定。 1、2号機(出力計138万キロワット)は1970年代に運転開始した古いタイプの原発で、トラブルなどで長期停止中。中部電は、耐震安全性を高める工事に多大な費用と期間がかかるため廃炉を決めた。 6号機は出力140万キロワットの改良型沸騰水型炉で、15年着工、18年以降の運転開始を目指す。 【共同通信】
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