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最終更新:2011年3月20日(日) 10時40分

水道水から基準値上回る放射性物質

 福島第1原発の事故を受けて、福島県内の水道水を検査した結果、発電所から40キロ以上離れた川俣町の水道水から基準値を上回る放射性物質が検出されたことが分かりました。生活用水として利用するには問題ないということです。

 政府の原子力災害対策本部によりますと、17日に福島県川俣町で放射能測定を行ったところ、水道水から放射性物質のヨウ素が308ベクレル検出されたということです。

 これは国が定める基準値=300ベクレルを超えていますが、この水をおよそ1リットル飲んだとしても、胃のエックス線を1回受けた場合の88分の1程度で、人体に影響はないということです。

 福島県内では今月17日、福島市の水道水からもヨウ素が180ベクレル検出されているほか、東京都と栃木、群馬、埼玉、千葉、新潟の5つの県で、ごく微量の放射性物質が検出されています。いずれも健康への影響はないということです。(20日10:25)

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