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キム・ヨナ「バンクーバー前のコンディション取り戻した」

聯合ニュース 3月21日(月)11時22分配信

キム・ヨナ「バンクーバー前のコンディション取り戻した」
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世界選手権が見送りになり帰国した金妍児=20日、永宗島(聯合ニュース)
【ソウル21日聯合ニュース】バンクーバー冬季五輪女子フィギュアスケート金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)が20日、練習拠点としている米ロサンゼルスから8か月ぶりに帰国した。
 昨年3月の世界選手権(トリノ)を最後に1年間、公式戦に出場せず、21日に東京で開幕予定だった世界選手権で復帰する計画だった。しかし、11日に発生した東日本大震災により、大会開催が見送られた。帰国後、仁川空港で会見した金は、準備したものを披露できず残念だが、苦しむ日本のことを思えば競技のことを考えるべきではないとし、日本にこれ以上の被害が広がらないことを願うと、お見舞いのメッセージを伝えた。
 以下は一問一答。
――現在の心境は。
「8か月ぶりに戻ってきたので緊張する。米国を離れる2週間前に、日本で不幸なことが起きた。世界選手権への準備も順調で、自信もあり、うまくやれるという確信もあったので、どれだけ準備してきたかをお見せすることができず残念だ。しかし、今は日本が苦しい状況にあり、競技のことを第一に考えるべきではない。日本の人々がこれ以上の被害に遭うことがないよう願っている」
――米国ではどのような準備を。
「新しい拠点のロサンゼルスで、新しいコーチのオペガード氏と準備した。冬季五輪の後のシーズンなので、いつも以上に心理的につらい期間だったが、時間が経つにつれ体力も上がり、プログラムの完成度も高まった。『(バンクーバー冬季)五輪の時のようにコンディションを上げられるか』と自問すれば、『できる』と答えられるほどに仕上がっていた。冬季五輪前のコンディションと変わらない状態になっている」
――来シーズンの出場計画は。
「世界選手権の開催が5月という話と10月という話がある。決定が出ていないので、次の競技に言及するのは少し早いと思う」
――世界選手権の開催は5月と10月、どちらが有利か。
「わたしだけでなく、すべての選手が3月の東京大会にあわせコンディションを調整したはずだ。予定されていたスケジュールが少しでも変わると、選手には心理的に大きな打撃となる。5月であれ10月であれ、その時期にあわせ完璧なコンディションを準備するのは難しい状況だ」
――2018年冬季五輪の平昌招致活動をしながらの大会準備は難しいのでは。
「国際スケート連盟(ISU)の決定が出るまでは、わたしも何もできない。今のところ、平昌招致活動大使の役割に集中することになりそうだ」
――5月のアイスショー(ソウル、6日〜8日)では、新ショートプログラム「ジゼル」を予定通り発表するのか。
「世界選手権で初公開できず残念だが、アイスショーまであと1か月あり、今変えることは難しいので、やることになるだろう。新しいエキシビションのプログラムも完成したので、『ジゼル』とともに公開する。ただ、アイスショーでは環境や照明の問題で、トリプル−トリプルのコンビネーションジャンプなどを入れるのは難しいと思う。ショー会場のリンクに合わせたプログラムにするつもりだ」
――フリープログラム「オマージュ・トゥー・コリア」の公開計画は。
「8月ごろに予定しているアイスショーで短く披露できると思う。ショーにあわせ改めて構成することになるだろう」
――国内での練習計画は。
「コーチはつかず、1人で練習する。これまでにもシーズン後は韓国で1人で練習していた。
――今季のほかの選手たちの競技を見て感じたことは。
「冬季五輪に出場した選手たちは、心理的にとてもつらかっただろうと思う。心理的な部分が競技に反映されるため、選手たちも満足のいく競技ができなかったようだが、シーズン後半にはそれぞれコンディションを取り戻していた。世界選手権では皆、最高のコンディションで戻ってくるだろうと思った」

最終更新:3月21日(月)11時22分

聯合ニュース

 

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