陸上自衛隊第3師団は、被災地の給水や入浴支援活動などにあたる「第3師団生活支援隊」を編成。伊丹市の千僧駐屯地からは15日、約180人と約50車両が東北地方の被災地に出発した。宮城県柴田町の船岡駐屯地を経由して、周囲の避難所へ向かう。
第3師団生活支援隊は、近畿7駐屯地11部隊から成り、200人分の炊事が可能な野外炊具や、約1200人が入浴可能な野外入浴セットを携え、洗濯支援にもあたる。
千僧駐屯地では、見送りの自衛官約1000人が拍手で送り出す中を出発。隊長の黒丸逸朗1等陸佐(48)は「阪神大震災の教訓を生かし、被災地の方々のより早い復興のために頑張りたい」と語った。【山衛守剛】
〔阪神版〕
毎日新聞 2011年3月16日 地方版