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'11/3/21

広島県内地価20年連続下落

 広島県内の地価が商業地、住宅地とも20年連続で下落したことが、国土交通省の公示地価(1月1日現在)で分かった。商業地は4・2%減、住宅地は3・4%減。いずれも前年に比べて下落幅は縮小した一方で、島しょ部の下落が目立った。

 商業地の県平均下落率は前年比で0・5ポイント縮小した。平均価格は1平方メートル当たり26万1300円。標準地がある26市区町の下落幅は江田島市の10・6%が最大。竹原市8・6%▽大竹市6・4%▽呉市、熊野町各6・3%―と続く。広島市の下落率は3・5%と前年から0・8ポイント縮小した。

 標準地別で1平方メートル当たりの価格の最高は広島市の「中区八丁堀15―8」が200万円で、2年連続。広島市以外では福山市の「伏見町4―38」の65万円が最も高い。

 住宅地の県全体の下落率は前年比で0・2ポイント縮小し、1平方メートル当たりの平均は7万8500円。調査した27市区町の平均変動率はいずれも下落した。下落率は江田島市の8・7%が最大。大竹市7・0%、竹原市6・6%、呉市6・4%の順。

 標準地別で1平方メートル当たりの最高価格は広島市の「中区白島九軒町13―16」が27万6千円で、13年連続。



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