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マリナーズのイチロー外野手(37)が、東日本大震災への義援金として1億円を送った。所属するマネジメント会社「バウ企画」を通じて日本赤十字社に寄付した。球界では、個人の寄付としては極めて高額だ。
イチローが東日本大震災への被災者へ、熱い思いのこもった義援金1億円を送った。所属するマネジメント会社「バウ企画」の岡田良樹代表が、同社を通じて日本赤十字社に寄付したと明かし、「今回は例外的なケース。日本の国そのものが大きな苦境に立たされているから」と経緯を説明した。1995年の阪神大震災で被災している51番は、東北の震災に関する情報を集め、熟慮の末に決断したという。
寄付行為については自ら公表しない姿勢のため、イチローはコメントしていない。しかし、米アリゾナのピオリア・キャンプでは練習中、母国の報道陣に「メディアの方たちは大丈夫ですか」「電話はつながらない? やっぱりメールだけ?」などと話しかけ、日本の状況を気にかけていた。
今年2月に「ふるさと納税制度」を使って、鳥インフルエンザ対策や霧島山・新燃岳火山噴火などに苦しむ宮崎県に1000万円を寄付したばかり。過去には、2000年の東海豪雨で被害を受けた愛知県に衣類1500点(約1300万円相当)を送った。1998年には兵庫県庁へ震災復興のために1000万円を届け、GS神戸(現ほっともっと)に年間シートを用意し、被災した野球少年を招待した。「生まれ故郷」と「育った故郷」に“恩返し”した。
前日(16日)のブルワーズ戦の試合中には、仙台出身のブ軍・斎藤隆投手(41)を励まし、固い握手を交わした。「彼は神戸の震災も経験していますから、東北全土のことを思うような気配りのある言葉で、心配してくれています」とベテラン右腕が頭を下げたほど。イチローの優しさあふれる寄付金が、被災者の心に光をともすはずだ。
◆スポーツ選手の主な高額寄付
▼M・シューマッハ(F1) 04年に起こったスマトラ沖地震による津波被害の復興支援として、1000万ドル(当時のレートで約10億5000万円)を寄付。自身のボディガードの一人が津波で死亡していた。
▼T・ウッズ(プロゴルフ) 愛人スキャンダルに揺れていた昨年1月、ハイチ地震の被災者救済に300万ドル(当時のレートで約2億7000万円)を寄付した。
◆調整1時間半 ○…前日がナイターだったため、イチローはピオリアで午後にフリー打撃、走塁などをこなし、1時間半ほど調整した。体調は問題なさそうで、打撃練習ではいつものように鋭い当たりを連発していた。チームは敵地でナイター。イチローは予定通り出場せず。レギュラーが確約されているため、試合に出たり出なかったりのペースは、しばらく続きそうだ。
(2011年3月19日06時01分 スポーツ報知)
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