2011年度(CY)
今年も例年の出足です。よくもなく、悪くもなく、・・・。
(1)1月18日10:30、読売新聞社本社社会部記者から、同日8時半から約1時間発生したJR東日本新幹線運行管理システムCOSMOSの機能障害による東北・上越・長野・山形・秋田新幹線の全面運行停止について、約15分間インタビューを受けました。ATC,CTC,COSMOS(東日本特有のシステム名)の機能、COSMOSによる集中管理の利便性と脆弱性について説明し、今回のような脆弱性の克服のために、リスク分散ができるハードとソフトのシステムの検討などの提案を行いました。同日同紙夕刊にコメントが掲載されました。
(2)1月18日19:00、読売新聞社本社社会部記者から、JR東日本新幹線運行管理システムCOSMOSの機能障害の原因について、コンピュータソフトにおける修正数の上限値600個を超える修正がなされたためとの説明があり、そのような運用や現場管理の現状について、約5分間インタビューを受けました。
(3)1月26日11:30から約10分間、FMラジオのJ-WAVEの番組「JAM the WORLD」の「Cutting Edgeコーナー」から、プラットホームの「防護柵」の設置状況についてのインタビューを受けました。当日、改めて、20:15からの同番組放送中に司会者からの質問を受け、電話で回答・解説しました。
(4)1月30日21:20から22:35までと22:25から23:10までの2回、日本テレビ「スッキリ!!」から、30日昼頃発生した後楽園のジェットコースターでの乗客1名の死亡事故について、技術、安全管理、推定原因についてのインタビューを受けました。31日の早朝に放映されました。
(5)2月1日、小学館から、「大百科全書」の89項目の改定内容の検討依頼を受けました。
(6)2月4日、17:50、茨城新聞社から客員論説委員としての原稿執筆依頼がありました。原稿締め切りは16日、掲載日は27日です。
(7)3月9日、日本テレビ「バンキシャ」から、3月13日に放映予定の九州新幹線700系について、インタビューを受け、日本の新幹線の歴史と技術、さらに、技術開発と運行技術の推移について、特に、高速化とともにより鋭くなる先頭車両の流線形状について、解説しました。
ここから状況は一変しました。
(8)-(82)
3月12日昼頃から14日深夜までの対応(なお、多忙と緊急時の混乱のため、個々の記録は、残しておらず、携帯着信履歴からの件数と相手先との会話を頼りに総数だけを記し、約75件の詳細は、略します)
3月11日の15時頃、東日本大震災が発生したため、直後には、家族・事務所のことだけで手一杯となり、マスコミへの対応ができるようになったのは、24時間後で、12日昼頃から14日深夜までの約2日半に、約75件のインタビュー(新聞・テレビ・週刊誌・月刊誌など)に応えました。原稿執筆依頼は「日経ものづくり」「東京新聞」「週刊エコノミスト」「潮」「茨城新聞」などからありました。
15日の76件目から以下のとおりです。
(83)3月15日8:20、日本経済新聞社科学技術部から福島第一2号機事故についてのインタビューに応えました。
(84)3月15日8:30、朝日新聞社医療科学部から福島第一2号機事故についてのインタビューに応えました。
(85)3月15日9:30、毎日新聞社「サンデー毎日」から福島第一の事故についてのインタビューに応えました。
(86)3月15日10:00、時事通信社から福島第一2号機の事故についてのインタビューに応えました。
(87)3月15日10:20、産経新聞社から福島第一の事故や被曝についてのインタビューに応えました。
(88)3月15日10:45、共同通信社から福島第一2号機の事故についてのインタビューに応えました。
(89)3月15日10:50、FMラジオのJ-WAVEの番組「JAM the WORLD」の「Cutting Edgeコーナー」から、福島第一発電所の事故の深刻さと東京電力による計画停電についてのインタビューを受けました。当日、改めて、20:15からの同番組放送中に司会者からの質問を受け、電話で回答・解説します。
(90)3月15日11:30、朝日新聞社大阪本社から福島第一2号機事故についてのインタビューに応えました。
(91)3月15日12:20、産経新聞社から福島第一の放射能放出や被曝についてのインタビューに応えました。
(92)3月15日12:35、共同通信社から福島第一2号機のサプレッションプールの構造についてのインタビューに応えました。
(93)3月15日13:20、時事通信社から雨が降った時の放射性物質の振る舞いや安全対策についてのインタビューに応えました。
(94)3月15日14:25、共同通信社から福島第一2号機の事故についてのインタビューに応えました。
(95)3月15日14:40、テレビ朝日から明日の「スクランブル」(11:25-13:00)へのゲスト出演の依頼がありました。今日の深夜か明日の早朝に上京予定です。
(96)3月15日15:00-16:00、茨城新聞社から福島第一の事故について、原稿執筆の代わりに、記者に話し、まとめてもらいました。明日掲載予定です。
(97)3月15日16:10、毎日新聞社から福島第一の事故について、今後の予想される展開についてのインタビューに応えました。
(98)3月15日16:30、産経新聞社から福島第一の事故による環境汚染、特に、水道水の放射能汚染についてのインタビューに応えました。
(99)3月15日16:35、報知新聞社から福島第一の事故についてのインタビューに応えました。
(100)3月15日17:20、NHKから16日21:00時間帯のラジオへゲスト出演の依頼がありました。
(101)3月15日21:30、テレビ朝日から翌朝の「めざましテレビ」へのゲスト出演の依頼がありました。
(102)3月15日22:30、テレビ朝日から翌夕刻の「Jチャンネル」へのゲスト出演の依頼がありました。
(103)3月15日22:40、テレビ朝日から17日放映予定の「スーパーモーニング」の録画依頼がありました。
(104)3月16日10:30、「日経ものづくり」から、2007年に掲載された「中越沖地震における原発の安全性」をウエブへの再録依頼がありました。
(104)3月16日13:135、朝日新聞社大阪本社から福島第一4号機の事故についてのインタビューに応えました。
(105)3月16日13:30-15:00、「潮」からの論文執筆について、多忙のため、「潮」編集部でまとめてもらうために、1時間半ほど話しました。
15:00-17:00、常磐高速道が復旧したため、東京から水戸に戻りました。
(106)3月16日15:13、朝日新聞社大阪本社から福島第一4号機の事故についてのインタビューに応えました。
(107)3月16日15:42、報知新聞社から放射能の拡散における雨や雪の影響についてのインタビューに応えました。
(108)3月16日17:30、中日新聞社「東京新聞」から事故対応の問題点や下請けの被曝が多いことの原因についてのインタビューに応えました。
(109)3月17日10:10、産経新聞社から3号機使用済み燃料貯蔵プールへの放水(給水)について、さらに、1-6号機使用済み燃料貯蔵プールで起っていること、今後の懸念事項についてのインタビューに応えました。
(110)3月17日12:45、朝日新聞社から10年前に出版した「原発のどこが危険か」(朝日選書)に福島第一発電所事故の新稿を追加して第2版の緊急出版の依頼があり、了解しました。発行部数約1万部です。
(111)3月17日13:30、産経新聞社から3号機使用済み燃料貯蔵プールへの放水(給水)、今後の懸念事項についてのインタビューに応えました。
(112)3月17日15:00、原稿執筆依頼を受けていた日経BP社「日経ものづくり」編集部へ4月号掲載のための速報第一報原稿を提出しました。5月号掲載予定の詳細原稿はまとめ中です。
(113)3月17日16:30、新潮社「新潮45」編集部から福島第一発電所事故についての原稿執筆の依頼がありました。
(114)3月17日17:30、産経新聞社から今回の事故の長期的文明論的視点での影響についてのインタビューに応えました。
(115)3月17日18:00、中日新聞社「東京新聞」から事故対応の的確さについてのインタビューに応えました。
(116)3月18日12:30-14:30、朝日新聞社出版局と「原発のどこが危険か」第2版緊急出版の打ち合わせと追加原稿の作成を行いました。
(117)3月18日14:30、青春出版社から桜井が監修を努めた「【原子力事故】自衛マニュアル」の第2版の緊急出版の申し出があり、了解しました。追加原稿の打ち合わせを行いました。出版部数は1万部です。
(118)3月18日15:0-16:00、「週刊文春」から福島第一発電所事故時における発電所内での作業の装備や内容についてのインタビューに応えました。
(119)3月18日17:00-18:00、青春出版社と打ち合わせをして「【原子力事故】自衛マニュアル」の第2版の緊急出版のための追加原稿の作成を行いました。
(120)3月18日19:10、毎日新聞社から福島第一の事故の全般的なこと、特に、退避半径の根拠についてのインタビューに応えました。
(121)3月18日19:30、日刊ゲンダイから放水による使用済み燃料貯蔵プールの冷却の効果と問題点についてのインタビューに応えました。
(122)3月19日10:00、「潮」5月号の著者校正を行いました。
(123)3月19日10:30、読売新聞社大阪本社から福島第一発電所の事故、特に、使用済み燃料貯蔵プールで発生している現象や収拾対策についてのインタビューに応えました。(読売新聞社からのインタビューは、これまで10年間、拒否し続けてきましたが、緊急事態であるため、例外的に対応しました。)
(124)3月19日17:00-17:30、「文藝春秋」編集部から、福島第一発電所の事故について、その概要と考察点、今後の展開と懸念すべきことについてのインタビューに応えました。
(125)3月19日18:30、日本経済新聞社大阪本社から津波の影響という視点から女川発電所と福島第一発電所の明暗を分けた要因は何かについてのインタビューに応えました。
(126)3月19日18:50、毎日新聞社から原発災害評価の標準モデルについてのインタビューに応えました。
(127)3月19日21:45、報知新聞社から原発事故の放射能が5県の水道水からそれぞれ1ℓ当たり3Bqくらい検出されたがどの程度危険なのかについてのインタビューに応えました。