福島第一原発では連日、3号機と4号機への放水が行われています。自衛隊が行った上空からの調査で、使用済み燃料プールの水温が下がっていることが確認されました。

 使用済み燃料プールの水位が下がり、水温の上昇が問題となっていた4号機では、自衛隊が21日朝、消防車12台で約90トンの放水を行いました。3号機でも、東京消防庁が午前4時ごろまで連続放水を行いました。これまでの放水量は、3号機と4号機で約4000トンになりました。自衛隊が行った上空からの調査で、水温が84度を超えていた4号機のプールは20日、42度以下まで下がったことが確認されました。また、3号機の水温も62度まで下がっていることが分かりました。自衛隊は近くの施設に74式戦車を待機させ、放水作業などの妨げとなっているがれきの撤去作業を行う態勢を整えています。

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