1~6号機の表面 100度未満
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1~6号機の表面 100度未満

3月21日 0時1分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北澤防衛大臣は、防衛省で記者会見し、福島第一原子力発電所について、19日に続いて、上空から表面温度を測定した結果、3号機の格納容器の上を除いて、1号機から6号機まで、いずれも100度未満で、専門家の分析で、使用済み燃料を保管するプールに水が入っていることを裏付ける貴重なデータになるという見方が示されたことを明らかにしました。

この中で、北澤防衛大臣は、19日に続いて、20日も午後1時ごろから、およそ1時間、自衛隊のヘリコプターが福島第一原子力発電所の上空から、赤外線を使って表面温度を測定する活動を行ったことを明らかにしました。そのうえで、北澤大臣は、20日の測定の結果について、それぞれの表面温度は、1号機が58度、2号機が35度、3号機が62度、4号機が42度、5号機が24度、6号機が25度で、いずれも100度未満だったことを明らかにしました。このうち、1号機、3号機、4号機については、使用済み燃料を保管するプールの表面温度とみられるとしています。この結果について、北澤大臣は「原子力安全・保安院の専門家によれば、『使用済み燃料を保管するプールに水が入っていることが明らかになり、大変貴重なデータだ』という評価だった。いずれも100度未満という、きのうと同様の結果で、国民に安心してもらえる数値が出て、ほっとしている」と述べました。また、北澤大臣は、3号機の格納容器の上では、128度を計測したものの、「専門家によれば、炉心の真上なので、想定の範囲内の値だということだ」と述べました。