1992年1月、「慰安婦」問題にかかわる4団体が主催して「慰安婦110番」ホットラインを開設。在日の元「慰安婦」被害者・宋神道さんとの出会いはそのとき寄せられた情報がきっかけでした。同年10月25日、宋さんの証言集会が東京の湯島で開かれ、その後裁判提訴の意志が確認されました。
こうした経緯をたどり、1993年1月23日に、「在日の慰安婦裁判を支える会」が発足。宋神道さんの7年間におよぶ中国戦地での「慰安婦」生活の実態と、戦後在日を余儀なくされた宋さんの被害状況を明らかにし、これまで宋さんの人権がいかに侵害されてきたか、その被害に対して日本政府からの謝罪と補償を勝ちとるため、広く裁判の意義と目的を日本の世論に訴えてきました。
「在日の慰安婦裁判を支える会」の事務局は、在日韓国・朝鮮人、日本人で構成されています。とはいうものの圧倒的に女性が多く、学生、会社員、主婦などさまざま人が集まっています。構成人数は現在約10名。月1回、事務局会議(緊急会議がもたれることもある)が開かれ、宋さんの近況についての情報交換や、他の戦時性暴力被害者裁判にかかわる事柄の話し合い、宋さんの被害回復につながりそうなことなどに取り組んでいます。
活動は長期かつ広範にわたるため、各自の生活に差しさわりのない範囲で実務を担っていくことを前提としています。会計、名簿管理、会報、渉外(マスメディアや他団体)といった実務担当のほかに裁判、宋さん対応、パンフ、イベントなどのチームをもうけ、活発な支援活動を展開しています。