「フィリップモリス社 カザフスタンのタバコ生産における児童労働」(ACE児童労働ニュース2010年8月5日)
以前マラウイの児童労働についてプラン・マラウイからレポートが出た時に
JTにメールしたことを思い出しますが。。。(「JTから回答、マラウイ 葉たばこ農園の児童労働」09年9月12日)
タバコの栽培は大量の農薬使用による健康被害や、濡れたタバコの葉に触れてニコチンを皮膚から吸収して中毒になってしまう緑タバコ病(グリーンタバコ病)が子どもたちには特に深刻な被害を与えてるようです。
子どもたちへの緑たばこ病の被害についてはこちらが詳しいです。
「タバコの葉摘みで身体を壊す子どもたち 〜マラウィの調査報告〜」(プラン・ジャパン2009年8月28日)
特に農薬の被害についてはこちらが参考になりました。
(暑い地域では農薬から身を守る防護服を着ると熱射病になってしまうから
着れないって、じゃあどうしたらいいのでしょう。。。)
「タバコ会社は儲け、タバコ労働者は健康を損なう」(化学物質問題市民研究会2003年5月5日)
ACEからの記事によると、米国の人権団体ヒューマンライツ・ウォッチの調査で、フィリップモリス社がタバコを調達しているカザフスタンの農場で児童労働や、強制的な債務労働があったようです。
フィリップモリス社はこれを「深刻な問題」と認めて、
HRWが問題に目を向かせ、第三者モニタリングや、訓練や国内監理の改善、農家と全ての労働者との文書による契約の必要性など、対策を約束させてくれたことに感謝している。
同社は、「タバコのサプライチェーンにおいて児童労働、強制労働、その他の労働者の搾取を予防するために取りくむことを約束する。」と述べている。
とのことです。いい対応ですね。
今後、実際にどのような取り組みを行うのか注目したいです。
そもそも貧困を生むような社会的な背景や構造がある上で起こってくる問題かなと思うので、企業だけで解決するのは難しいようにも思いますが。。
じゃあどうすればいいのか、私たちも考えていかきゃいけない問題ですよね。
フィリップモリスユーザーの方?もぜひ注目しましょう〜〜!!
●おまけ
SGホールディングスグループ健康保険組合にこんなのがありました。
たばこ特集「現在たばこを吸っている人へ」というページの下の方に「たばこと貧困」というコラムがあって興味深いです。
たばこによる害は何も喫煙家のみではありません。だそうです。健康保険組合でここまで取り上げてるのはちょっと驚きでした。
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