原子力発電所事故に係る本県での放射線量等について（３月２１日８時現在）

１．空間放射線量の監視

　群馬県内では衛生環境研究所（前橋市上沖町）において、空気中の放射線量の測定を行っています。
　２１日８時現在の観測値は次のとおりです。

測定日	測定時間	測定値（マイクロＳｖ／ｈ）
３月２１日	７時～８時	０．０７３

○平成２１年度の測定値は０．０１７～０．０４５（平均０．０１９）マイクロＳｖ／ｈです。

　現状の数値で直ちに健康に影響はありません。 
（これまでの群馬県の測定値はページ下に掲載されています。）

※この情報は当面の間、１時間に１回更新します。ただし、停電の状況によっては更新できない可能性があります。
　
●（お問い合わせ先）
　・放射線量・降下物の測定に関して　環境保全課　ＴＥＬ　０２７－２２６－２８３７　（当面の間２４時間対応）
　・人への健康影響に関して　保健予防課　ＴＥＬ　０２７－２２６－２６０９　（当面の間１８時までの対応）
　・医療に関して　　　　　　　　 医務課　　　　ＴＥＬ　０２７－２２６－２５３２  
　・食品、水道水に関して　　　食品安全課　ＴＥＬ　０２７－２２６－２４２５　※水道についてはこちらもご覧下さい。→群馬県の水道水の安全性について
　・医薬品に関して　　　　　　　薬務課　　　　ＴＥＬ　０２７－２２６－２６６７
　・農作物に関して　　　　　　　技術支援課　ＴＥＬ　０２７－２２６－３０３６
　・家畜に関して　　　　　　　　 畜産課　        ＴＥＬ　０２７－２２６－３１０２
※環境保全課及び保健予防課以外の課では通常業務（8時30分～17時15分）での対応となります。

　・全国の測定値は文部科学省（外部リンク）のホームページに掲載されています。
　・近県の測定値は各県ホームページ等をご参照下さい。
　　茨城県　県内の放射線情報（外部リンク）
　　　　　　　 環境放射線監視センター（外部リンク）
　　栃木県　環境放射能の調査結果（外部リンク）
　　埼玉県　原発事故に関する本県での放射線量について（外部リンク）
　　東京都　東京都健康安全研究センターにおける放射線量調査状況について（外部リンク）

時間	３月１５日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）	３月１６日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）	３月１７日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）	３月１８日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）	３月１９日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）	３月２０日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）	３月２１日 測定値 （マイクロＳｖ／ｈ）
０時～１時	０．０１９	０．５０１	０．１０６	０．０９２	０．０８４	０．０７４	０．０７４
１時～２時	０．０１９	０．４９８	０．１０６	０．０９２	０．０８４	０．０７４	０．０７４
２時～３時	０．０１９	０．３６１	０．１０５	０．０９１	０．０８３	０．０７４	０．０７６
３時～４時	０．０１９	０．２５０	０．１０４	０．０９１	０．０８２	０．０７４	０．０７５
４時～５時	０．０１９	０．１７０	０．１０４	０．０９０	０．０８３	０．０７４	０．０７５
５時～６時	０．０１９	０．１４６	０．１０３	０．０９０	０．０８２	０．０７３	０．０７５
６時～７時	０．０１９	０．１５８	０．１０２	０．０８９	０．０８３	０．０７３	０．０７５
７時～８時	０．０１９	０．１４０	０．１０１	０．０８９	０．０８３	０．０７３	０．０７３
８時～９時	０．０１９	０．１２７	０．１０１	０．０８８	０．０８１	０．０７３
９時～１０時	０．０１９	０．１２３	０．１００	０．０８７	０．０８０	０．０７１
１０時～１１時	０．０３０	０．１２２	０．０９９	０．０８７	０．０７９	０．０７０
１１時～１２時	０．０８７	０．１２０	０．０９９	０．０８６	０．０７８	０．０６９
１２時～１３時	０．２８６	０．１１９	０．０９９	０．０８６	０．０７７	０．０６９
１３時～１４時	０．５６２	０．１１９	０．０９８	０．０８６	０．０７７	０．０６９
１４時～１５時	０．２１８	０．１１６	０．０９７	０．０８６	０．０７７	０．０６９
１５時～１６時	０．１７６	０．１１１	０．０９６	０．０８５	０．０７６	０．０６９
１６時～１７時	０．１５１	０．１１０	０．０９６	０．０８５	０．０７６	０．０７２
１７時～１８時	欠測※	０．１１０	０．０９６	０．０８４	０．０７６	０．０９６
１８時～１９時	欠測※	０．１０９	０．０９５	０．０８４	０．０７６	０．１０３
１９時～２０時	０．３８９	０．１０９	０．０９５	０．０８３	０．０７５	０．０９９
２０時～２１時	０．４０６	０．１０９	０．０９５	０．０８３	０．０７５	０．０８３
２１時～２２時	０．３９８	０．１０８	０．０９４	０．０８３	０．０７５	０．０７４
２２時～２３時	０．３５８	０．１０８	０．０９３	０．０８３	０．０７５	０．０７４
２３時～２４時	０．４８０	０．１０７	０．０９３	０．０８３	０．０７５	０．０７４

年度	年平均 （マイクロＳｖ／ｈ）	最大値（月日と時間） （マイクロＳｖ／ｈ）
２０１０年度 （２０１０年４月１日～２０１１年３月１４日）	０．０１９	０．０４１（７月７日０１時～０２時）
２００９年度	０．０１９	０．０４５（４月１日２０時～２１時）
２００８年度	０．０１９	０．０４９（７月１３日１７時～１８時と９月２２日６時～７時）
２００７年度	０．０１９	０．０４５（７月３０日１１時～１２時）

※計画停電によるもの。

◆参考 

○１ナノＳｖ／ｈ＝０．００１マイクロＳｖ／ｈ＝０．０００００１ミリＳｖ／ｈ

○測定結果の単位はＧｙ（グレイ）ですが、今回の場合は報道で言われているＳｖ（シーベルト）とほぼ同じ値であり、混乱を避けるためＳｖと表記しています。

○事故後に増加した放射線量の合計は胸部レントゲン撮影１回分の照射量（約６０マイクロＳｖ）の約四分の一以下です。

　放射線の基礎知識については以下の放射線医学総合研究所（外部リンク）のホームページを参考にしてください。
 

２．水道水の監視

　水道水について、それに含まれる放射性物質を分析しました。

●採水地点
　衛生環境研究所蛇口水（前橋市上沖町）

　測定結果は次のとおりです。
　この数値は基準値を下回っており、飲用に支障はありません。

　この結果については、衛生食品課（０２７－２２６－２４４６）へお問い合わせください。 

水道水の検査結果について

採取日	採水地点	測定核種濃度（Ｂｑ／ｋｇ）
		ヨウ素１３１	セシウム１３７	セシウム１３４
基準値（注１		３００	２００
３月１９日	衛生環境研究所	３．４	不検出	不検出
３月１８日	衛生環境研究所	２．５	０．２２	０．１６

（注１　「原子力施設等の防災対策について（原子力委員会）」飲食物の摂取制限に関する指標に基づく飲料水の基準による。

３．降下物の監視

●採取地点　衛生環境研究所（前橋市上沖町）

　測定結果は次のとおりです。
 

採取期間	測定核種濃度（ＭＢｑ／ｋｍ2）（注２
	ヨウ素１３１	ヨウ素１３２	セシウム１３４	セシウム１３６	セシウム１３７	テクネチウム９９ｍ	テルル１３２
３月１９日～３月２０日	１９０	６３０	６２	９．９	６３	８．９	８３
３月１８日～３月１９日	２３０	２６０	７８	９．０	８４	１１	１２０

（注２　Ｍ（メガ）は１００万を表す接頭語。
　群馬県内ではセシウム１３７のみ２００４年４月、２００５年４月に検出されたことがあります（いずれも０．２４ＭＢｑ／ｋｍ2）。

※Ｂｑ（ベクレル）は放射性物質が放射線を放出する能力（放射能）を示す単位であり、通常は単位面積や質量あたりの放射能で表します。

※ヨウ素１３１やセシウム１３７等は、今回の事故で放出されたと考えられる主な放射性物質です。

※過去の測定値等、関連情報は文部科学省が行っている環境放射能調査の一部と原子力艦放射能調査の概要及び結果（http://www.kankyo-hoshano.go.jp）を参照してください。

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