屋内退避中の生活について


  1.  屋内は放射線が大幅に低減します 

  2. 「屋内退避措置」とは、周辺住民が屋内に入り、建物の気密性を高めるなどにより、放射線の影響を防ぐことをいいます。気密性の高い建物に退避すると20分の1から70分の1に、通常の換気率の建物に退避しても4分の1から10分の1に低減させることができます。

  3.  外出する場合の留意点

  4. 外に出るのは極力避けることが望ましいものの、外出「禁止」ではありません。エリア外からの物資の搬送など、必要な外出まで止めることはありません。外出する場合はなるべく短時間にし、以下の点に注意してください。
     ・徒歩よりは車で移動
     ・マスク(ないときはハンカチでも可)をする
     ・肌を出さないように長袖・帽子を着用する
     ・雨に濡れないようにする

  5.  長時間、外にいるとどうなるか

  6. 私たちは、自然界に存在する放射性物質、宇宙からの放射線等により、もともと年間平均約2,400μSvの放射線を受けています。
    今回の事故により、仮に100μSv/時の地点に6時間留まっていたとしても、受ける放射線の量は600μSv程度で、これは、胃のレントゲン1回に受ける量と同程度です。

  7.  暮らしの中の放射線

  8. 私たちは日頃の生活の中で放射線を受けることもありますが、健康上の問題とはなりません。
    胃のX線集団検診          600μSv/回
    CTスキャン            6,900μSv/回
    職業として放射線従事者の年間許容限度
                      50,000μSv/年かつ100,000μSv/5年

    詳しくはこちらをご覧ください
    (内閣府原子力安全委員会、文部科学省、厚生労働省、経済産業省原子力安全・保安院にて作成)