地方原発事故 ちりから放射性物質検出 群馬2011.3.21 01:31

[地方]ニュース

原発事故 ちりから放射性物質検出 群馬

2011.3.21 01:31

 県は20日、県内で18日午前9時から24時間に降ったちりやほこりなどから、自然界に存在しない放射性物質を検出したと発表した。福島第1原発事故の影響とみられる。

 同物質の放射線量はごく微量で、県は「自然界で1年間に浴びる放射線量に加え、今回の放射性物質を同様に浴び続けても、健康への影響はない」としている。

 県環境保全課によると、測定は県衛生環境研究所(前橋市上沖町)の観測設備で実施。その結果、自然界に存在しない「ヨウ素131」(1平方キロメートル当たり230メガベクレル)や「セシウム134」(同78メガベクレル)などの放射性物質を検出した。

 今回検出された物質の放射線量は、年間に換算すると最大1570マイクロシーベルト。人間が自然界で1年間に浴びる放射線量は平均2400マイクロシーベルト程度とされている。

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