チュニジア:前大統領らの国際手配要請 不法蓄財など容疑

2011年1月26日 23時19分 更新:1月27日 0時46分

 【カイロ和田浩明】チュニジアのシェビ司法相は26日、サウジアラビアに事実上亡命したベンアリ前大統領(74)と妻など家族の逮捕を国際刑事警察機構(インターポール)に要請したと発表した。容疑は不法な蓄財や海外送金など。身柄が確保されればチュニジアで裁判を行う意向だ。

 またロイター通信によると、26日中にも内務相、防衛相、外相が更迭される見通し。旧政権関係者の排除を求める国民の要求に応える措置と見られる。

 独裁者としてチュニジアを23年間支配したベンアリ前大統領は、全国的な反政府デモや暴動の高まりを受け14日に出国した。前大統領やレイラ夫人の一族は銀行業や不動産業などを手広く経営して巨額の富を築いていたとされ、国民の恨みを買っていた。19日にはチュニジア司法当局が捜査を開始していた。

 一方、シェビ司法相は、大統領護衛隊の隊員6人が、ベンアリ氏出国後に暴力を扇動した罪で裁判を受けることも明らかにした。

 チュニジアでは26日も首都チュニスで旧政権関係者の政府からの排除を求めるデモが続き、治安部隊との衝突が発生した。

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