2011年1月26日 20時7分
26日の東京外国為替市場で円相場は続伸し、一時1ドル=81円99銭の円高・ドル安水準となった。オバマ米大統領の財政再建策を受けて米長期金利が下落し、ドルを売って円を買う動きが強まった。1ドル=82円を突破したのは、海外市場で81円85銭をつけた19日以来1週間ぶり。
午後5時時点は前日比26銭円高・ドル安の1ドル=82円14~15銭で取引された。
25日のニューヨーク市場では、オバマ大統領が一般教書演説で、歳出増加を5年間凍結する財政再建策を打ち出すことが報じられ、財政再建への期待から米国債に買い注文が集中。金利が下落して円買い・ドル売りの動きが強まっていた。【大久保渉】