福岡県宇美町で19日午前11時50分ごろ、町内全域に防災行政無線のサイレンが鳴り「ゲリラ攻撃の可能性があります。屋内に避難し、テレビ、ラジオを付けてください」との放送が流れた。放送機材を扱っていた業者のミスで、町役場には「本当か」「どうなっているんだ」など住民から約30件の電話が相次いだ。
町総務課によるとこのトラブルは、福岡市博多区の業者が、大規模災害や有事の際に知らせる国の「全国瞬時警報システム」を防災行政無線に接続するテストをしていて起きた。役場の放送室で作業中、録音された例文の「ゲリラ攻撃情報」を誤って流したという。業者は「室内だけに流すつもりが、間違って町内に放送してしまった」としている。
慌てた業者が直後に訂正放送を2回流した。町の担当者は取材に「震災で皆さんが敏感な時期に、こんな誤報を流して申し訳ない」と語った。
同じ内容の誤報は、14日にも業者のミスで鹿児島県湧水町の行政防災無線から放送された。
=2011/03/20付 西日本新聞朝刊=