民主党県連の牧義夫代表は19日の県連幹事会で「2月6日のトリプル選、3月13日の名古屋市議選で惨敗した事実は否めず、責任をとる」と述べ、任期途中で引責辞任する考えを表明した。
牧代表とともに、鈴木克昌代表代行、杉岡和明幹事長の三役が6月の県連大会で交代し、新執行部を発足させる。任期は昨年3月から2年間だった。
牧代表は「知事選、名古屋市長選後にけじめをつける思いを固めたが、統一地方選を目前に責任放棄はできない。ただ、責任を取らない民主党ではないと示す必要がある」と、この時期の辞任表明を説明した。
幹事会では、民主党の公認・推薦を返上する動きが相次いでいる状況を懸念し、県連大会までに処分を決める方針を確認。名古屋市議選前に離党届を出した佐藤夕子氏(愛知1区)の後任の1区総支部長には、吉田統彦衆院議員が就くことが報告された。地震に関連して選挙活動を自粛する意見が出たが、今後の検討課題に。県連として義援金集めや被災地支援に力を入れるほか、政権与党として県や名古屋市など地元自治体を交えた会議の開催の呼び掛けを確認した。 (岩崎健太朗)
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